シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】秋の味覚の「サツマイモ」で美容効果を得よう!

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秋は「食欲の秋」というように、さまざまな食材が美味しく食べられる時期です。なかでもサツマイモは、焼き芋やてんぷら、煮つけなど多くの調理方法があります。
サツマイモはただ美味しいだけじゃなく、たくさんのメリットがあることをご存知でしょうか?シロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。


◎サツマイモが持つ成分
サツマイモは美容成分を多く含む食べ物です。
食物繊維はもちろん、ビタミンCにビタミンB群、ビタミンEカリウムなど含んでおり、美肌のための食材といえるでしょう。

◎サツマイモの皮に食物繊維がたくさん

サツマイモの食物繊維は実はもちろん、皮にも多く含まれています。皮をむいてしまってはサツマイモの栄養を活かしきれないので、皮ごと食べることをお勧めします。
食物繊維はお通じを良くし、コレステロール値、血糖値を下げる効果があるため、しっかり摂っていきましょう。

◎ビタミンC

サツマイモはビタミンCも多く含んでおり、食物繊維と同じく皮に多く含まれています。

ビタミンCは肌を潤わせるコラーゲンを生成するために必要な栄養分ですから、サツマイモを摂ることは非常に効果的です。
また、肌を黒くする要素にメラニン色素がありますが、そのメラニン色素を抑えてシミの予防をするだけでなく、メラニン色素を薄くする還元作用もあります。
さらに、紫外線を受けて発生する活性酸素を取り除く抗酸化作用も持っています。

◎カルシウム

サツマイモはイモ類の中でも一番多くカルシウムを含でいます。これもまた皮に多く含まれています。カルシウムは骨だけでなく、肌の新陳代謝を高めます。

ビタミンB2

ビタミンB2は肌の新陳代謝を促し、肌荒れを防ぎ、健康な皮膚と粘膜を作ります。エネルギー代謝にもこのビタミンB2は効果的で、脂肪を燃焼させる性質があります。

ビタミンE

抗酸化作用の高いビタミンEには、活性酸素の生成を抑える働きがあるほか、ホルモンバランスを整える働きもあるため、女性には是非とってほしい栄養素です。

◎サツマイモだけの成分「ヤラピン」

サツマイモには、他のイモにはない独自の成分「ヤラピン」が存在します。
それはサツマイモを切った時に出てくる白い液体を指し、そのヤラピンが便秘の悩みを持つ方に有効な栄養素なのです。
ヤラピンは腸の動きを活性化させるので、便秘対策につながります。もともと食物繊維を多く含む野菜ですから、このサツマイモは腸の活動を助ける面で非常に効果的だと言えます。

 

サツマイモは美肌効果だけでなく、便秘対策に非常な有効な野菜です。「ビタミンCは熱に弱いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、それはサツマイモのでんぷんが熱から守るため心配いりません。栄養満点なサツマイモで美肌効果を得てみてはいかがでしょうか?

 

【城野親徳の美容コラム】夜食べるのが効果的!「トマト」は白肌の強い味方

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夏はお天気の良い日が多くて、夏本番に比べると湿度も低く外を出歩くのが気持ち良い時期ですね。
でも、爽やかな初夏の日差しには紫外線がいっぱい!
お出かけの際には日焼け止めや日傘などでしっかりと紫外線対策を心掛けたいですね。

そうした紫外線を浴びないための対策と合わせて心掛けたいのが、浴びてしまった紫外線によるダメージを抑えるための食事によるケアです。

中でもお勧めなのが「トマト」。
食べる紫外線対策として、とても高い効果が期待できるんですよ。

 

◎「リコピン」が美白・美肌をサポート

トマトと言えば、健康やダイエットに役立つ食品としておなじみですね。
そのヒミツは、トマトの赤い色素成分「リコピン」。

リコピンには、高い抗酸化作用があります。
その効果は同じく抗酸化作用を持つビタミンEの100倍とも言われています。

紫外線を浴びることで体内に増える活性酸素の働きを抑えてくれるため、シミやしわなど肌老化を予防することにつながるのです。

また、リコピンにはしみやそばかすのもとになるメラニンの生成を抑える働きもあることがわかっています。
さらに、コラーゲンを分解する酵素を減少させる働きがあることも実験によりわかっており、紫外線によってコラーゲンが破壊されるのを抑えることにも役立つとされています。

 

◎夜に食べるのがお勧め!

トマトを食事として食べた場合、腸で吸収されて肌の細胞に届くまでに6~8時間かかると言われています。

このため、紫外線対策としてトマトを食べるのなら、晩ごはんに取り入れるのがお勧めです。夜のうちに食べておくことで、紫外線にさらされる日中の肌を効果的に守ることが期待できるためです。

リコピンは油に溶けやすい性質があるため、油と一緒に調理すると吸収率が高まります。ミルクやクリーム、チーズなどの脂質を含む食品をあわせて摂るのもお勧めです。

 

「日焼け止めやUVカットグッズで紫外線対策は万全!」と思っていても、やはり完璧に紫外線を防ぐのは難しいもの。
こうした紫外線対策に加えて、夜の「トマト」習慣で白い肌を守っていきましょう。

【城野親徳の美容コラム】美肌効果バツグン!「枝豆」の美容効果

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夏に旬を迎える「枝豆」。さっと塩ゆでにすれば、ビールのおつまみにぴったり。
日本の夏の風物詩の一つですね。
おつまみの印象が強いので意外に思われる方も多いかもしれませんが、実は枝豆には、女性に嬉しい栄養がたっぷりと含まれています。
これからの旬の時期に、ぜひたくさん食べたい美容食材なのです。

 

◎美肌作りに効果的!

枝豆というのは、大豆を未成熟な状態で収穫したもののことを言います。

大豆と同様に良質なたんぱく質がたっぷりと含まれています。
また、ビタミンB1、B2、ビタミンC、βカロテンなどのビタミン類、カルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラル類、さらに食物繊維も豊富に含んでいます。とても栄養価が高く、豆類でありながら、緑黄色野菜にも分類されています。

注目したいのが、大豆には含まれないビタミンCが、枝豆には含まれていることです。ビタミンCは水溶性ですが、さやに守られている枝豆のビタミンCは茹でても失われにくいといわれています。

肌を支えるコラーゲンは、体内でたんぱく質を材料に合成されますが、その時に欠かせないのがビタミンCです。
つまり、良質なたんぱく質とビタミンCを一緒に摂ることができる枝豆は、コラーゲンを増やして美肌を作るためにとても効果的な食べ物なのです。

◎便秘解消・むくみ解消にも!

食物繊維とビタミン類を豊富に含む枝豆は、腸の働きを整え、お通じを良くすることにも役立ちます。便秘は肌荒れなどの原因にもなるので、この点でも美肌に役立つといえます。

また、枝豆にはカリウムも含まれているため、ナトリウムの排出を促し、むくみの解消にも役立ってくれます。

栄養豊富で、女性に嬉しい効果がいっぱいの枝豆。
旬のこれからの時期、ぜひ食事に取り入れていきたいですね。

【城野親徳の美容コラム】ビタミンCたっぷり!「柿」は美肌の強い味方

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秋の味覚はいろいろありますが、見た目からも秋を感じさせてくれるフルーツと言えば「柿」ですね。

サッパリとした甘みがあってみずみずしく美味しいだけでなく、柿には美容に良い効果がたくさんあります。

今回は柿の美容効果について、美容皮膚科シロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。

 

◎トップクラスのビタミンC含有量

ビタミンCと言えば、コラーゲンの生成を促し、メラニンの生成を抑え、肌の老化の原因となる活性酸素を除去してくれる最強の美肌成分。

フルーツにはビタミンCを豊富に含むものが多いですが、柿はフルーツの中でもトップクラスのビタミンC含有量を誇ります。1日のビタミンC推奨摂取量は100mgなのですが、柿には100gあたり70mgのビタミンCが含まれているため、1個(200g程度)食べるだけで1日に必要なビタミンCを摂ることができるのです。

 

◎強力な抗酸化力で肌の老化防止!

ビタミンCにも抗酸化作用がありますが、柿にはビタミンC以外にも活性酸素を除去してくれる成分が豊富に含まれています。

柿のオレンジ色の元になっているのは、「βカロテン」や「βクリプトキサンチン」というカロテノイドです。どちらも強力な抗酸化作用を持つため、活性酸素を抑え肌のしわやシミの予防に役立ちます。 また、柿の渋み成分である「タンニン」はポリフェノールの一種。こちらも高い抗酸化力を持ちます。 柿はお肌のエイジングケアの強い味方なのです!

 

◎イヤな「むくみ」の解消効果も!

顔や手足のむくみは、実際より太って見えてしまう原因になりますよね。柿はむくみ解消にも役立ちます。

むくみの原因の一つに、塩分の摂り過ぎがあります。柿に豊富に含まれる「カリウム」は、体内の余分な塩分を排出する働きがあり、むくみ解消に効果があります。

むくみが気になる時には、ぜひ柿でカリウム補給してみてくださいね。

美容効果たっぷりの柿。旬の今の時期に、美味しく食べて美肌作りに役立てましょう。ただし、柿には身体を冷やす効果もあるので食べ過ぎには注意してくださいね。

【城野親徳の美容コラム】顔のリフトアップを目指すなら首元に注目!?

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加齢とともに気になる顔のたるみ。特に頬や口元が下がっていると、老けて見られてしまいがちです。
そこで、お勧めしたいのがマッサージや姿勢の改善で顔をリフトアップさせる方法です。さらに顔の皮膚だけでなく、首にも目を向けることが成功のカギを握っています。

◎リフトアップを成功させる姿勢
顔のリフトアップを目指すとき、正しい姿勢について考えることは重要です。骨格の歪みは、血流をにぶらせて健康的な皮膚の状態を維持するために必要な新陳代謝の妨げになり、猫背のような間違った姿勢を定着させてしまいやすくなります。猫背が癖になってしまっているという人は、正しい姿勢を維持している人よりも顔の皮膚がたるみやすくなります。
なぜなら、丸くなった背と前方に突き出した顎の影響で、ただでさえ重力に負けやすい顔の皮膚に負荷をかけてしまうためです。心当たりがある場合は、まず姿勢の改善を意識しましょう。

◎首筋と鎖骨周辺に目を向けたマッサージ

全身の皮膚は一枚でつながっています。そのため、顔の皮膚をケアするだけでなく首元に目を向けることで顔のリフトアップは格段に成功しやすくなります。とくに首筋や鎖骨周辺には大きなリンパが集中しています。リンパを刺激すると、むくみが原因で起こる皮膚のたるみや、冷えの原因となる体内にたまった老廃物を排出しやすくなります。耳の付け根から鎖骨へ、鎖骨の外側から体の中央へという順番でやさしく撫でさするように、左右交互にマッサージすると顔のリフトアップに効果的です。

◎首のリンパをマッサージする際の注意点
リンパは少しの圧力を加えるだけで流れやすくなります。強い力を加える必要はありません。エステサロンで受けられる小顔のためのマッサージは、強い力をかけて行うことがありますが、人体の構造に精通しているプロの手による施術でないかぎりは、素人がやみくもに強い力でマッサージを行うことは危険です。
首には人間が生きるために重要な動脈が集まっています。首のマッサージを行う際は、必ず指先と皮膚の摩擦を軽減するためのマッサージクリームを使用しましょう。ハリを失ってたるみがちな肌には、水分と油分を速やかに補給できる上に指すべりがよくなる美容オイルの使用をお勧めします。

顔だけでなく時には首にも注目してリフトアップを行ってみてください。

 

【城野親徳の美容コラム】朝のフルーツでシミが増える!?肌にダメージを与えない食べ方

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ダイエットや健康維持のために、朝はフルーツを食べるようにしているという女性は少なくありません。しかし、肌のことを考えると「朝のフルーツ」はいいことばかりではなく、場合によっては肌にダメージを与えてしまうことがあるのです。
今回は朝のフルーツが肌に与える影響と、正しい食べ方についてご紹介します。


◎朝にフルーツを食べるとシミができやすくなる!?
フルーツと一言にいってもさまざまな種類がありますが、その中には紫外線の吸収を高める成分「ソラレン」が多く含まれているものがあります。ソラレンの多いフルーツを朝に食べると、その後に浴びる紫外線を吸収しやすくなり、シミやシワが増える原因になってしまう可能性があるのです。
なお、ソラレンの作用は摂取してから2時間後にピークに達します。つまり日焼け止めなどで紫外線対策をしていても、日中の強い日差しの影響を受けやすくなってしまうのです。カロリーも低く栄養分も多いフルーツですが、日焼けやシミの観点からみると「マイナス」なこともあると覚えておきましょう。

 

◎ソラレンの多いフルーツは?

ソラレンを多く含むフルーツには、以下のようなものがあります。これらのフルーツはビタミンCが多いため、朝に食べると紫外線対策になりそうですが、かえってシミができやすくなってしまう可能性があるので食べるタイミングには注意してください。
・レモン
・オレンジ
・グレープフルーツ
・みかん
・キウイ
・いちじく

ちなみに、ソラレンを多く含む野菜もあります。朝にサラダやスムージーを摂る習慣がある人は、こちらも使用頻度や量を控えることをお勧めします。
・セロリ
・パセリ
・しそ
・三つ葉
・キュウリ
クロレラ
・ジャガイモ

◎シミを防いで美肌を作るフルーツの食べ方は?

・ソラレンの多いフルーツは夕方以降に食べる
ソラレンを多く含むフルーツは、朝ではなく夕方や夜にかけて食べるのがお勧め。肌の栄養となるビタミンCや水分だけをしっかりと補給し、肌育に役立てていきましょう!

 

◎朝はソラレンの少ないフルーツを

朝食は、フルーツを食べてはいけないのではなく、ソラレンを含むものを避ければ肌への負担はありません。下記のフルーツにはソラレンが少ないので、ぜひ朝食に取り入れてください。
・りんご
・バナナ
・いちご
・桃
・ぶどう
・すいか

 

◎紫外線を浴びた日の夜はアセロラジュースが◎

「今日は紫外線をたくさん浴びてしまった…」という日の夜は、アセロラジュースを飲むようにしましょう。アセロラジュースにはビタミンCとポリフェノールがたくさん含まれているため、シミ予防にとても効果的です。ただしアセロラも比較的ソラレンの多いフルーツなので、必ず日が沈んでから摂取するように意識してください。

ビタミンCの多い柑橘類やキウイなどを、朝に食べてはいけないことに驚いた方も多いはず。これからは朝にソラレンの少ないフルーツ、夜にソラレンの多いフルーツを食べることを習慣にして、透明感のある素肌を守っていきましょう!

 

【城野親徳の美容コラム】くっきり鎖骨でくすみ知らず「デコルテむくみ」対策法

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むくみやすい部分と言えば、足や顔、手などを思い浮かべる方が多いかと思います。でも、むくみやすいのはそれだけではありません。意外かもしれませんが、鎖骨から胸にかけてのデコルテ部分も、むくみやすい部分の一つです。
冬は露出が少なくなる季節ではありますが、年末年始にはパーティーなども多く、胸元の開いたドレッシーな服を着る機会も意外とあるもの。すっきりとしたデコルテのために、きちんとむくみ対策しておきたいですね。

デコルテのむくみの原因と対策について、美容皮膚科 シロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。

 

◎デコルテむくみは美容の大敵!

鎖骨周辺はリンパが集中している部分です。それに加えて、デコルテは頭部を支える部分でもあります。頭の重さを支えるため、どうしても筋肉が緊張してリンパの流れが悪くなりがちなのです。リンパの流れが滞ると、水分や老廃物がうまく排出されず皮膚の下に余分な水分が溜まってむくみとなってしまいます。

デコルテがむくんでいると、鎖骨が埋もれてくっきり見えなくなるので、実際よりも太って見える原因に。さらに、太って見えるだけでなく、実際にデコルテから脇にかけて余分な脂肪がつきやすくなってしまいます。

また、デコルテがむくんでいるということは、血行が悪くなっているということでもあります。デコルテから首にかけての血行が悪ければ当然、顔の血行も悪くなり、顔のむくみやくすみにもつながってしまうのです。

 

◎デコルテのむくみを解消するには

デコルテのむくみの予防・解消には、デコルテ周辺のマッサージでリンパをしっかりと流すことが効果的です。

入浴後など身体が温まっている時に、マッサージオイルやクリームをつけたてのひらで、鎖骨に沿って内側から脇の下に向かってさするようにマッサージします。左右10回程度流したら、最後にわきの下を強めに押して溜まった老廃物をしっかりと流しましょう。

デコルテ周りのリンパの流れが良くなればむくみにくくなりますし、顔の血行も促進されて顔色が良くなる効果も期待できます。毎日のお風呂上りの習慣にして続けていきたいですね。