【城野親徳の美容コラム】手肌の乾燥予防!効果的なハンドクリームの使い方は?
寒くなるこれからの季節は、肌の乾燥が気になる時期ですね。
乾燥しやすい部分は人によっていろいろですが、中でも多くの人が悩むのが手肌のカサつきではないでしょうか。
手肌の乾燥対策は、ハンドクリームによるこまめなケアが基本。
効果的なハンドクリームの使い方を、美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳 がお伝えします。
手を洗ったらハンドクリーム!
手の皮膚は皮脂腺が少ないため、もともと皮脂の分泌が少ない部分です。
それに加えて、手はいろいろなものに触れたり、たびたび手洗いのために水に濡らしたりするため、さらに皮脂が失われやすく、乾燥しがちです。
手を洗ったり、入浴や洗い物などで手を濡らした後は皮脂が落ちて乾燥しやすくなっているため、すぐにハンドクリームで保湿するのが大切です。
塗り忘れないよう洗面所や職場のデスクの上にハンドクリームを常に置いて、こまめに塗り直す習慣をつけるようにしましょう。
ハンドクリームの効果的な塗り方
日中の手洗い後などは、さっと塗るだけでも塗らないよりは断然良いのですが、時間がある時はハンドクリームの効果を引き出すために以下のようなポイントを押さえてみてください。
ハンドクリームの前に化粧水で保水
毎日の洗顔後は、乳液やクリームの前に化粧水で水分を補いますよね。
手肌の場合も同様に、クリームをつける前に化粧水をなじませて保水するとうるおい効果がアップします。
クリームは手のひらで温めてから
ハンドクリームを塗る時は、てのひらに適量を出したら両手を合わせて温めましょう。
温めることでクリームの伸びが良くなり、肌になじみやすくなります。
手の甲に重点を置いて
手のひらより手の甲の方が乾燥しやすいもの。塗る時は手の甲に重点を置いてしっかりとなじませましょう。
クリームを塗りながらマッサージ
クリームを塗りながら、指と指の間や関節の部分をくるくるとマッサージすることで、クリームがなじみ、疲れもとれますよ。
入浴後、肌が温まっている時にしっかりとハンドケアして、てぶくろをつけて寝ると寝ている間に手肌がうるおいます。
日中のこまめなケアと、夜の丁寧なケアで冬もすべすべな手肌をキープしましょう。
【城野親徳の美容コラム】寒さが原因に! つらい「冬の肩こり・首こり」対策
毎年、冬になると肩こりや首こりなどが酷くなるという方はいらっしゃいませんか?
体温を保つために筋肉が縮んだ状態が増えるこの季節は、肩こりなどが起きやすい季節です。
冬の肩こり・首こりの原因と対策について、美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳がお伝えします。
冬に肩こり・首こりが起こりやすい原因
肩こりや首こりの主な原因は、筋肉が硬直することによる血行不良です。
血管が圧迫され血行が悪くなることにより、疲労物質の代謝がうまく行われず違和感や痛みなどが生じ、それによりさらに筋肉が硬直するという悪循環が生まれてしまうのです。
筋肉が硬直してしまう要因としては、長時間同じ姿勢を取り続けることや運動不足などが挙げられますが、冬の時期は寒さによっても筋肉が硬直しやすくなります。
寒くて身体が縮こまった状態の時、筋肉も縮んで硬くなっています。このため、寒い時期は、より肩こりや首こりが起こりやすくなるのです。
冬の肩こり・首こり対策
肩こり・首こりの対策として、同じ姿勢を取り続ける時には休憩をはさんでストレッチなどを取り入れるようにすることは年間を通じて心掛けたいところ。
それに加えて、寒い季節には以下のような点も意識しましょう。
肩や首を冷やさないようにする
肩や首の冷えは、肩こりや首こりの大きな原因になります。
マフラーやストールなどを巻いたり、カイロを当てたりして冷やさないようにすることは肩こり・首こりの予防・改善に役立ちます。
ただし、肩こりや首こりによる痛みがある場合は温めると痛みが増してしまう場合があるため、痛みがある場合は冷やして痛みを抑えることを優先しましょう。
なるべく身体を動かす
寒い季節は休日も室内でごろごろして過ごしがちですが、運動不足も血行を悪くして肩こりや首こりの原因になります。
できるだけ外に出かけて歩く機会を作ったり、室内でできる簡単な運動などを取り入れて身体を動かすようにしましょう。
入浴で血流改善
入浴で身体の芯からしっかりと温めることも肩こり・首こり対策として大切です。
肩こり・首こりの改善には、40℃ぐらいのお湯を張った湯船に、肩まで浸かる入浴がお勧めです。
肩こりに効果のある炭酸ガス系の入浴剤などを使うのも良いでしょう。
冬になると特に肩こり・首こりが酷くなるという方は、温める肩こり・首こり対策を意識することをお勧めします。身体を温めてこりを撃退しましょう!
【城野親徳の美容コラム】冬の乾燥から髪を守るために意識したいこと
外は冷たい風が吹き、室内はエアコンなどで空気が乾燥しがちなこれからの季節。
顔やボディの肌の保湿は意識してしっかりと対策する方も多いと思いますが、髪についてはどうでしょうか?
乾燥した空気にさらされてうるおいを失いがちなのは髪や頭皮も同じ。
冬の髪はパサついたり切れやすくなったりしがちです。
今回は、「頭髪外来」を設けている美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳が、冬の乾燥から髪を守るための方法をお伝えします。
乾燥は髪のダメージを進行させる!
健康な髪は12~13%の水分を保持しているもの。
ところが、さまざまな要因でこの水分量が7%以下になってしまうと、髪の表面のキューティクルが乾燥して剥がれてしまいます。
これが髪のパサつきや切れ毛、枝毛などの原因です。
その上、キューティクルが剥がれた部分からは、髪の内部の水分や天然保湿因子が流れ出てしまいます。
これによってますます乾燥が進み、髪のダメージが進行してしまうという悪循環が起きてしまうのです。
冬の乾燥から髪と頭皮を守るために
つまり、髪のダメージを予防して美髪を保つには、髪を乾燥させないための対策が重要だということです。
冬の髪を乾燥から守るためには、以下のようなことに注意しましょう。
帽子やスカーフで乾燥対策
冬の冷たい風やエアコンの風などが直接当たることは髪や頭皮を乾燥させる原因になります。
外出時は帽子をかぶったりスカーフを巻いたりすることで髪と頭皮を乾燥から守るよう意識しましょう。
ブラッシングは静電気に注意
空気が乾燥している冬は、ブラッシングで静電気が起きやすい季節です。
静電気は髪に直接ダメージを与えるだけでなく、ホコリを吸寄せる原因にもなります。
ブラシはナイロン素材のものではなく天然素材のものを使うようにしたり、ブラッシング前にミストなどで軽く水分を補ったりすることで、静電気が起きないように心掛けましょう。
シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かす
ドライヤーは髪や頭皮を乾燥させるイメージがあるかもしれませんが、自然乾燥や生乾きの状態の方が乾燥させる原因になります。
髪が濡れている状態のままドライヤーで一気に乾かすことで、水分を髪の内部に閉じ込めるイメージです。
ドライヤーは根元を中心に、一ヵ所に温風を当て続けないようにして手早く乾かしましょう。
乾燥がひどい時には、洗い流すトリートメントと、洗い流さないトリートメントを併用したり、洗い流さないトリートメントを塗った後に蒸しタオルで髪を巻いて浸透させるのも効果的です。
乾燥するこれからの季節、肌だけでなく髪の乾燥対策も万全にしておきたいですね。
【城野親徳の美容コラム】保湿ケアで撃退!目元のちりめんじわ対策
朝晩の冷えこみが日に日に厳しくなり、いよいよ空気の乾燥を肌で感じることが増えてきました。
空気の乾燥にともなって、目の周りの肌のつっぱるような感じや、まばたきした時の違和感などを感じている方もいるのではないでしょうか。
それは目元の肌が乾燥している危険信号。
よく見てみると細かい「ちりめんじわ」ができていませんか?
ちりめんじわは保湿ケアすることで解消しやすいもの。
美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳が、乾燥シーズンのちりめんじわ対策についてお伝えします。
ちりめんじわってどんなしわ?
肌にできるしわは、大きく「表皮性」のしわと「真皮性」のしわの2種類に分けることができます。
表皮性のしわは、乾燥によって表皮の部分にできるごく浅いしわのこと。
保湿ケアすることで改善しやすい小じわやちりめんじわなどがこれにあたります。
真皮性のしわは、加齢や紫外線ダメージなどによって、真皮の部分のコラーゲンの弾力性が失われることによってできる深いしわのこと。
こちらは化粧品などによる改善が難しくなります。
ちりめんじわは表皮性のしわなので、早めの保湿ケアで解消することができます。
本格的なしわに発展する前にしっかりと対策しましょう。
乾燥シーズンのちりめんじわ対策
空気が乾燥する冬は、ちりめんじわができやすくなる季節です。
ちりめんじわの原因は肌の乾燥なので、加湿器などを使って室内の湿度を保つように意識することで、ちりめんじわ予防になります。
また、スキンケアで目元の保湿対策をしっかりと行うこともとても大切です。
保湿効果の高い化粧品を使ってしっかりと水分を補った後、クリームなどで肌表面からの水分蒸発を防ぎましょう。
ちりめんじわが目立つ時には、保湿美容液などで重点的にケアするのも良いでしょう。
美容液をつけた後、蒸しタオルをしばらく当てると浸透が良くなる上に目元の血行も良くなるのでお勧めです。
冬は特に丁寧に保湿ケアして、ハリのある美しい目元をキープしましょう。
【城野親徳の美容コラム】インフル予防&冬の肌荒れ対策にも! 乳酸菌を摂ろう!
「年末年始の食べ過ぎや飲み過ぎが原因で、胃腸の調子がイマイチ……」という方が多い今の時期。
胃や腸に優しい消化の良い食べ物を適量食べるよう食生活を整えていくこととあわせて、積極的に摂りたいのが腸内環境を整える「乳酸菌」です。
乳酸菌の働きと美容効果について、美容皮膚科 シロノクリニック 城野親徳がお伝えします。
そもそも「乳酸菌」って?
乳酸菌というのは一種類の細菌の名前ではなく、糖類を分解して乳酸を生み出す200種類以上の細菌の総称です。
人間の腸の中に棲みついて腸内を酸性に保つ働きがあり、これにより人間の健康に役立つため「善玉菌」と呼ばれています。
一方で、腸内には毒素を生み出し人間の健康に悪影響をおよぼす「悪玉菌」も棲みついています。
腸内で悪玉菌が優勢になると、腸内がアルカリ性に傾き、がんなどの病気を引き起こしたり、感染症にかかりやすくなったりといった悪影響が生じます。
乳酸菌の働き
善玉菌である乳酸菌は、腸内を酸性に保つ働きがあるため、悪玉菌の働きを抑え腸内環境を整えることに役立つのです。
腸内で善玉菌が優勢になることによって、お通じが良くなるだけでなく、免疫力も向上します。また、花粉症などのアレルギー症状を抑える効果もあると言われています。
腸の働きが良くなることで、体内の毒素や有害物質がスムーズ排出されるため、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルの改善にもつながります。
乳酸菌を含む食べ物
腸内の乳酸菌を増やすには、乳酸菌を含む食品を食べることが役立つと言われています。
乳酸菌と言えばヨーグルトが真っ先に思い浮かぶと思います。実際、ヨーグルトは乳酸菌を豊富に含む食品の代表格。他にも以下のような食品から乳酸菌を摂ることができます。
・ぬか漬け
・キムチ
・チーズ
・味噌
・塩麹
こうした食品を意識して食べるようにすることで、お腹の調子を整えることに役立ちます。合わせてはちみつやリンゴなど、乳酸菌のエサとなる「オリゴ糖」を含む食品も摂ると効果的ですよ。
【城野親徳の美容コラム】今年のシミは今年のうちに!冬の美白ケア
「冬のスキンケアは、保湿がすべて!」
そんな風に思い込んでいませんか?
もちろん、乾燥しがちな冬は保湿スキンケアが重要なのは間違いありません。
基礎化粧品についても、美白効果より保湿効果のあるものを選ぶ方が多いかもしれませんね。
でも紫外線量が少なくなる冬は、実は美白ケアのチャンスでもあるのです。
この時期に美白ケアできるかどうかで肌の透明感が変わってきます。
美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳が、冬の美白ケアについてお伝えします。
この時期の美白ケアがシミ対策のカギ!
シミは、紫外線を浴びることによって生成されたメラニンが蓄積されて出現するものです。
夏に浴びた紫外線の影響で、肌にシミができてしまったという方もいらっしゃるかと思います。
また、今は目立つシミが表れていない方の場合も、この時期にきちんとお手入れして夏に作ってしまったメラニンを肌から排出しておくことで、シミの予防につながります。
冬の美白ケアのポイント
冬の美白ケアは保湿ケアとセットで!
肌が乾燥していると紫外線によるダメージを受けやすくなるだけでなく、ターンオーバーも乱れがちになります。
つまり、乾燥した状態で美白ケアを行っても効果が表れにくいことに。
美白効果と保湿効果を兼ね備えた基礎化粧品を選んだり、保湿ケアをしっかりと行った上で美白ケアに取り組むように心掛けましょう。
冬もしっかり紫外線対策
冬は夏に比べて紫外線の量や強さが低くなりますが、なくなるわけではありません。
日常でもSPF10~20程度の日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。
スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを楽しむ場合は、SPF30程度の日焼け止めを塗ったり帽子やゴーグルなどで夏と同様な紫外線対策をしましょう。
日焼け止めを塗る前にしっかりと保湿することもお忘れなく。
身体を温めて代謝アップ
夏に作ってしまったメラニンをしっかりと排出することが、できてしまったシミの改善や、将来のシミ予防にとって重要です。
このためには肌のターンオーバーを促し、整えてあげることが大切。
でも、体温が下がり代謝が落ちがちな冬はターンオーバーも遅れがちです。
こまめな運動や、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かる入浴、鍋物など温かい食べ物を積極的にいただくことなどで、身体を芯から温めるようにしましょう。
紫外線が少ない冬こそ、新たなメラニンを作らず、できてしまったメラニンをしっかりと押し出してしまうチャンスです。
しっかりケアしてこの夏できたメラニンをきちんと排出しておきましょう。
【城野親徳の美容コラム】冬もキレイで健康に! 睡眠時に良い飲み物、避けるべき飲み物
寒くなってくると布団を温めて眠りにつくのも一苦労ですよね。
より質の良い睡眠を取るためには、身体に負担をかけずリラックスした状態になれる温かい飲み物がピッタリです。
さらに冬の朝にも気持ちよく目覚めたいものです。
そこで今回は身体を中から温めて、健康や美容にも効果のある4種類の飲み物と、それとは逆に寝る前には避けるべき飲み物を3種類ご紹介します。
寝る前に良い飲み物
寝る前は適温の白湯が最適!
水分補給はダイエットやお肌の調子を整えるために欠かせません。
また50度前後の白湯で身体の中から体温を上げることで副交感神経が優位に働き、自然と身体がリラックスして眠りやすくなります。
心が落ち着くホットミルク
牛乳は「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンを作るために必要なトリプトファンという必須アミノ酸を多く含んでいます。
セロトニンは精神を安定させてくれるほか、体内時計を整える効果もあるので、ホットミルクは就寝前の飲み物に最適といえます。
簡単に作れるハニージンジャー
ご家庭にある生姜、はちみつ、お湯で手軽に作れるホットハニージンジャーもお勧めです。
はちみつは単糖という分解されやすい糖分が主成分で、寝る前に飲んでもすぐに吸収され、ストレスや不眠を解消してくれます。
脂質も含まないので寝る前にはピッタリの飲み物です。
はちみつの甘さが加わるので、生姜が苦手な人にもお勧めの飲み物です。
ハーブティーを気分に合わせて
カフェインを含まないハーブティーは、寝る前にちょうどいい飲み物です。
代表的なカモミールは不安な気持ちを鎮めたり、ニキビなどを予防したりという肌対策にも効果があります。
その他にもラベンダーは不眠対策や整腸作用があり、オレンジピールは副交感神経を優位にしてリラックスできるなど種類や効能が豊富です。
ハーブやスパイスとブレンドしたり、気分や体調に合わせて選べたりするところが面白いですね。
寝る前には避けたい飲み物
アルコールは睡眠や美容の大敵
寝酒という言葉もありますが、アルコールは血行を促進し利尿作用があるので、眠ってもすぐに目覚めやすい状態になってしまいます。
またアルコールを分解してできるアセトアルデヒドは、深い眠りであるノンレム睡眠への移行を妨げます。
アセトアルデヒドは新陳代謝も邪魔をしてしまうので、むくみの原因にもなってしまいます。
コーヒー、紅茶などカフェインを含む飲み物
カフェインを多く含む飲み物は、交感神経を刺激してアドレナリンを出し、身体を緊張状態にしてしまいます。
カフェインの効果は6時間ほど持続するので、晩御飯の後にはできるだけ避けるようにしましょう。
お風呂上がりの冷たい飲み物
お風呂上がりは冷たい飲み物を飲みたくなりますが、血管が縮んで体温が下がり、それを取り戻すためにエネルギーを消費してしまいます。
冬場でなくとも就寝前にはできるだけ避けたほうがいい飲み物です。
今回選んだ飲み物は、どれもご家庭で簡単に用意できて栄養学的にも就寝時に最適な飲み物です。寒い冬も気持ちのいい朝を迎えるために、寝る前の飲み物選びの参考にしてください。