シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】風邪のときにお風呂に入っていい?注意すべき症状


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季節の変わり目は風邪をひきやすいです。そんな時、お風呂に入って良いのか迷いませんか? 風邪の症状によっては、お風呂に入っても良い場合と入らない方が良い場合に分けられます。
もし、風邪をひいているときにお風呂に入るなら、どんなことに注意してお風呂に入れば良いのかをご紹介します。シロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。


◎お風呂に入ることで得られる効果
お風呂に入ることで、古くなった皮脂や体に付着した汚れを洗浄することができ、体を清潔に保つことができます。さらに、湯船に浸かると体に水圧が加わることにより血行が促進されて、全身の血流が活発になります。体の健康のために必要な栄養素や酸素は血流にのって運ばれるため、血行が鈍くなればそれだけ体の状態に悪影響を及ぼします。
つまり、血行が良くなることで新陳代謝が活発になれば病原菌を体外へ追い出しやすくなり、健康にとって好循環となるでしょう。



◎熱がある場合は?

約42℃の熱いお湯に全身浸かる場合、消費するカロリーはジョギングを行ったときと同程度といわれています。高熱があるときに無理をしてジョギングをする人はいません。発熱の影響で体を動かすことが辛いと思えるときには、入浴をすると体力を消耗しすぎてしまうため入浴することは危険です。
38度以上熱があるようなときや悪寒があるときは、お風呂に入ることを控えましょう。



◎軽度の鼻風邪やのど風邪のときは入浴してもOK

空気が乾燥していると、のどや鼻に悪影響を及ぼします。その点、浴室の湿度は高い状態です。発熱を伴わない風邪の諸症状、たとえば鼻づまりやのどの違和感、咳などの症状がある場合は、浴室の湿度によって症状が緩和される場合があります。そのため、寒い季節は入浴後に体を冷やさないように注意すれば、入浴することでかえって体が楽になる場合もあるのです。
ただ、湯冷めしてしまうと風邪の症状を悪化させる恐れがあるため注意しましょう。また、洗髪後に髪を濡らしたままだと冷えやすいため、入浴後は時間をおかずに乾かすか洗髪を避けるなどの工夫が大切です。

風邪を引いた時はその症状や医者の指示をもとに、お風呂に入る入らないの判断をするようにしてください。