シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】次のブームはこれ?!「キャスターオイル」の美容効果

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最近なにかと話題に上ることの多い「オイル美容」。
大ブームとなったココナッツオイルをはじめ、ローズヒップオイルやアルガンオイルなどのオイルをスキンケアに取り入れているという方も多いのではないでしょうか。
こうした人気のオイルに加えて、最近、米国で流行し始めているのが「キャスターオイル(ひまし油)」です。日本ではまだあまり聞きなじみのないオイルですが、どのような効果が期待できるのでしょうか。今回はキャスターオイルについてシロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。


◎キャスターオイルってどんなもの?

キャスターオイルは、ひまし油とも呼ばれる植物性のオイルです。「トウゴマ」という植物の種子から採取される粘性の高いオイルで、一般的には工業用の原料として広く用いられています。石けんや香水、化粧品や医薬品などの原料としても使われているものです。

日本では古くから下剤として用いられてきたほか、インドの民間療法アーユルヴェーダでは、腰痛やリウマチの治療にも用いられてきました。

 

◎キャスターオイルの美容効果

そんなキャスターオイルですが、美容にも効果が期待できるということで最近注目されています。

・高い保湿効果
キャスターオイルの87%を占めるのは「リシノール酸」という不飽和脂肪酸粘度が高く保湿効果に優れているため、乳液やクリーム、口紅などの原料としても用いられています。普段のスキンケアに取り入れるなら、クリームや乳液に少し混ぜて使ってみることをお勧めします。

・肩こりや腰痛、関節痛をやわらげる
リシノール酸には、痛みを緩和する効果があることも知られています。肩こりや腰痛、関節痛など痛みのある部分を、キャスターオイルを用いてマッサージすることで痛みの緩和が期待できます。キャスターオイルはかなり粘性が高いので、マッサージに用いる場合は他のオイルに少量混ぜて使うと良いでしょう。

・髪や爪の保湿にも
洗髪時にシャンプーに少量混ぜることで、乾燥してパサついた髪や、パーマやヘアカラーによるダメージを受けた髪の保湿にも役立ちます。

スキンケア用に使用するには、低温圧搾されたものを選ぶのが良いでしょう。
注目のキャスターオイル、いち早く試してみてはいかがでしょうか。