シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】お肌の調子が悪い時こそオススメの「引き算スキンケア」

f:id:shirono-blog:20170425224450j:image部屋の湿度・温度の低下により肌が乾燥し、さまざまなトラブルが起こりやすい冬の肌。
肌の調子が悪いと、スキンケアをいつもより念入りに行ったり新しい化粧品を取り入れたりしてしまいがちですが、実はそれが返って肌に悪影響を与えてしまう場合もあります。
肌の調子が良くない時にこそ試していただきたい、スキンケアを減らす「引き算スキンケア」の魅力や方法をシロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。

 

◎「引き算スキンケア」の効果
引き算スキンケアとは、基礎化粧品の量や種類を減らして行くことで肌本来の力を取り戻しながら美肌を目指す美容法のこと。不必要なスキンケアを引き算することで、使用している基礎化粧品の効果を高める効果も期待できます。

過剰なスキンケアを続けると返って肌の負担になってしまうこともあり、肌の調子が悪い時期にスキンケアを増やすと肌状態が悪化してしまう危険も大きくなります。
肌が不安定な時期こそ自分の肌と向き合い、不必要なスキンケアは少しずつ減らしていきましょう。

 

◎まず減らしたい「洗顔料」を引き算

スキンケアの基本は洗顔ですが、洗顔料の刺激は実はとても大きいものです。
洗顔料を使いすぎていると肌本来の自浄効果が失われ、肌状態を回復することができなくなってしまいます。
洗顔料は洗浄力のマイルドなものを選ぶようにし、メイクをしていない時や朝の洗顔は水かぬるま湯だけで洗うようにしましょう。

 

◎次に減らしていくべき「クリーム」の使用方法

洗顔料の次に引き算したいケアは「クリーム」です。
クリームは油分がとても強い化粧品のため、全体に付けると毛穴を塞ぎニキビなどの肌トラブル原因になることもあります。
クリームの使用は特に乾燥が気になる「目元」や「口元」など、部分的に薄く伸ばし使うような使用がお勧めです。

 

◎乳液も少なめでOK

乳液も油分を多く含むため、肌が弱っている時には皮膚への負担が大きい化粧品です。また化粧水や美容液で保湿せずに乳液を使うと「シミ」や「そばかす」を作る原因になることも。
乳液を完全に引き算してしまうのが不安な場合には、化粧水や美容液でしっかり保湿をした後でごく少量の乳液を使っていくのがベター。少しずつ量を減らし、肌の調子を見てみるのもお勧めです。

◎美容液は上手に使って効果アップを!

基礎化粧品の中でも保湿効果の高い化粧品である「美容液」ですが、毎日たっぷり使っていては肌の栄養状態は過剰になり肌のためには良くありません。
美容液は毎日使うのではなく、1週間に2日くらいはお休みしながら使って行くのが良いでしょう。

 

肌を定期的に休息させることは素肌力の回復にも繋がりますし、美容液の効果をより高める効果も期待できます。
毎日の洗顔やスキンケアを見つめ直し、素肌の健康と美しさを取り戻していきましょう。