シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】いつがベスト?日焼け止めを塗りなおすタイミング

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「日焼け止めはこまめに塗り直すことが大切」とよくいわれています。では、具体的にどのようなタイミングで塗り直せば良いのでしょうか?

シロノクリニック総院長の城野親徳がご紹介します。

 

 

まずはチェック! 日焼け止めのSPFについて

SPFとは、UVB防止効果を表した数値のこと。SPF1あたりで、15~20分の日焼け止め効果を保てるといわれています。つまりSPF30であれば、約10時間の効果が期待できるということです。
しかしこれは、汗や皮脂で崩れないことを前提としている数値。肌に塗った場合は、一般的に2~3時間で効果が半減するという報告があります。そのため、紫外線から肌を守るためには、日焼け止めの効果を過信することなくこまめに塗り直すことが大切なのです。

 

 

シーン別で見る、日焼け止めを塗り直すタイミング

では、改めて日焼け止めを塗り直すタイミングを、シーン別に詳しく見ていきましょう。

 

 

≪デスクワーク≫

屋外にあまり出ない場合は、半日に一度の塗り直しで十分です。なお、塗り直すなら昼食の15~20分前がお勧め。昼食前に塗り直しておくことで、ランチで外出した時に浴びる紫外線をブロックすることができます。

 

 

≪買い物・お出かけ≫

日焼け止めの効果は、およそ2~3時間で半減するといわれています。そのため、買い物などのお出かけで屋外に出る場合は、2~3時間おきに塗り直すようにしましょう。なお、オープンカフェは日差しを浴びやすいので、行く前には必ず塗り直すことをお勧めします。

 

 

≪レジャー≫

海や山へのレジャーには、1時間おきの塗り直しが必要です。なぜならレジャーシーンでは汗をかいたり、服や荷物の摩擦で落ちたりすることが多いため。そして紫外線量も普段より多くなっているので、いつもより万全なUVケアを行いましょう。

 

 

パーツ別の塗り直し方法

≪顔の場合≫

顔はメイクをしているため、塗り直しが難しいもの。そんな時は、”UVカット効果のあるフェイスパウダー”でのメイク直しがお勧めです。汗や皮脂を優しくティッシュで押さえてから、UVカットパウダーを重ねましょう。

 

 

≪体・髪の毛の場合≫

体や髪の毛には、手軽に散布できるスプレータイプを重ねる方法がお勧め。ただしレジャーシーンにはやや心もとないので、体にはクリームタイプを塗り重ねましょう。手の甲、指、首周りも忘れることなく塗ってください。

朝に一度日焼け止めを塗って安心せず、こまめに塗り直すことが紫外線ダメージを減らすうえで大切です。