シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】日焼け止めでピリピリ!?敏感肌の紫外線対策のポイント

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ちょっとした刺激にも影響を受けやすい「敏感肌」の人にとって、紫外線対策は悩ましい問題ですね。化粧品を変えただけでもピリピリしてしまう敏感肌さんはどのような紫外線対策を心掛ければ良いのでしょうか。
総院長 城野 親徳が、敏感肌の紫外線対策についてお伝えします。

 

◎敏感肌に紫外線対策は必須!

敏感肌の方の場合、たまに化粧品を変えただけでも肌に合わないとすぐにピリピリしてしまうことが多いもの。日焼け止めを塗って、しみたりポツポツができたりした経験のある方もいるかもしれませんね。

だからと言って日焼け止めを避けることはお勧めできません。
紫外線は日焼けや肌老化の原因となるのはもちろんのこと、敏感肌を悪化させる原因にもなるのです。

紫外線を浴びると肌の乾燥が進み、バリア機能が低下しやすくなってしまいます。敏感肌はバリア機能が低下することで肌が刺激による影響を受けやすくなっている状態なので、敏感肌の人こそ確実に紫外線対策することが重要なんです。

 

 

◎敏感肌の人の紫外線対策のポイント

刺激に弱い敏感肌の人の場合、以下のような点に気をつけて紫外線対策を心掛けましょう。

・日焼け止めの前にしっかりと保湿を
肌が敏感になる大きな原因に「乾燥」があります。
朝の紫外線対策の前に、まずは普段使っている化粧水で肌にたっぷりと水分を補い、乳液などで肌表面からの蒸発を防ぎましょう。
バリア機能を担う角質層がしっかりと潤った状態を保つことで、外部からの刺激が肌の内側に影響を与えにくくなります。

・優しい成分の日焼け止めを選ぶ
化学反応によって紫外線のエネルギーを吸収する「紫外線吸収剤」が配合された日焼け止めは、敏感肌の人にとっては刺激が強く感じてしまう場合が多いようです。「敏感肌用」「紫外線吸収剤不使用」などの表示のある日焼け止めを選ぶことをお勧めします。

・ファンデーションやUVカットグッズも併用する
春夏用のファンデーションにはUVカット成分が含まれたものが多いので、日焼け止めと合わせてUVカット効果のあるファンデーションやリップクリームなども使用するようにしましょう。また、帽子や日傘、サングラスなども合わせて使うようにすることで紫外線カット効果を高めることができます。

・夜にはしっかりクレンジング、保湿を
日焼け止めの成分が肌に長く残ると肌への負担が大きくなってしまいます。日没後は早めにクレンジングで日焼け止めを落として、しっかりと保湿ケアを行うようにしましょう。

 

肌のあらゆる悩みの原因とも言える紫外線。
敏感肌だからと日焼け止めを嫌うのではなく、正しく対策して肌を守っていきたいですね。