シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】顔のリフトアップを目指すなら首元に注目!?

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加齢とともに気になる顔のたるみ。特に頬や口元が下がっていると、老けて見られてしまいがちです。
そこで、お勧めしたいのがマッサージや姿勢の改善で顔をリフトアップさせる方法です。さらに顔の皮膚だけでなく、首にも目を向けることが成功のカギを握っています。

◎リフトアップを成功させる姿勢
顔のリフトアップを目指すとき、正しい姿勢について考えることは重要です。骨格の歪みは、血流をにぶらせて健康的な皮膚の状態を維持するために必要な新陳代謝の妨げになり、猫背のような間違った姿勢を定着させてしまいやすくなります。猫背が癖になってしまっているという人は、正しい姿勢を維持している人よりも顔の皮膚がたるみやすくなります。
なぜなら、丸くなった背と前方に突き出した顎の影響で、ただでさえ重力に負けやすい顔の皮膚に負荷をかけてしまうためです。心当たりがある場合は、まず姿勢の改善を意識しましょう。

◎首筋と鎖骨周辺に目を向けたマッサージ

全身の皮膚は一枚でつながっています。そのため、顔の皮膚をケアするだけでなく首元に目を向けることで顔のリフトアップは格段に成功しやすくなります。とくに首筋や鎖骨周辺には大きなリンパが集中しています。リンパを刺激すると、むくみが原因で起こる皮膚のたるみや、冷えの原因となる体内にたまった老廃物を排出しやすくなります。耳の付け根から鎖骨へ、鎖骨の外側から体の中央へという順番でやさしく撫でさするように、左右交互にマッサージすると顔のリフトアップに効果的です。

◎首のリンパをマッサージする際の注意点
リンパは少しの圧力を加えるだけで流れやすくなります。強い力を加える必要はありません。エステサロンで受けられる小顔のためのマッサージは、強い力をかけて行うことがありますが、人体の構造に精通しているプロの手による施術でないかぎりは、素人がやみくもに強い力でマッサージを行うことは危険です。
首には人間が生きるために重要な動脈が集まっています。首のマッサージを行う際は、必ず指先と皮膚の摩擦を軽減するためのマッサージクリームを使用しましょう。ハリを失ってたるみがちな肌には、水分と油分を速やかに補給できる上に指すべりがよくなる美容オイルの使用をお勧めします。

顔だけでなく時には首にも注目してリフトアップを行ってみてください。