シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】冬の乾燥から髪を守るために意識したいこと

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外は冷たい風が吹き、室内はエアコンなどで空気が乾燥しがちなこれからの季節。
顔やボディの肌の保湿は意識してしっかりと対策する方も多いと思いますが、髪についてはどうでしょうか?

乾燥した空気にさらされてうるおいを失いがちなのは髪や頭皮も同じ。
冬の髪はパサついたり切れやすくなったりしがちです。

今回は、「頭髪外来」を設けている美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳が、冬の乾燥から髪を守るための方法をお伝えします。



乾燥は髪のダメージを進行させる!

健康な髪は12~13%の水分を保持しているもの。
ところが、さまざまな要因でこの水分量が7%以下になってしまうと、髪の表面のキューティクルが乾燥して剥がれてしまいます。
これが髪のパサつきや切れ毛、枝毛などの原因です。

その上、キューティクルが剥がれた部分からは、髪の内部の水分や天然保湿因子が流れ出てしまいます。
これによってますます乾燥が進み、髪のダメージが進行してしまうという悪循環が起きてしまうのです。



冬の乾燥から髪と頭皮を守るために

つまり、髪のダメージを予防して美髪を保つには、髪を乾燥させないための対策が重要だということです。
冬の髪を乾燥から守るためには、以下のようなことに注意しましょう。



帽子やスカーフで乾燥対策

冬の冷たい風やエアコンの風などが直接当たることは髪や頭皮を乾燥させる原因になります。
外出時は帽子をかぶったりスカーフを巻いたりすることで髪と頭皮を乾燥から守るよう意識しましょう。



ブラッシングは静電気に注意

空気が乾燥している冬は、ブラッシングで静電気が起きやすい季節です。
静電気は髪に直接ダメージを与えるだけでなく、ホコリを吸寄せる原因にもなります。
ブラシはナイロン素材のものではなく天然素材のものを使うようにしたり、ブラッシング前にミストなどで軽く水分を補ったりすることで、静電気が起きないように心掛けましょう。



シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かす

ドライヤーは髪や頭皮を乾燥させるイメージがあるかもしれませんが、自然乾燥や生乾きの状態の方が乾燥させる原因になります。
髪が濡れている状態のままドライヤーで一気に乾かすことで、水分を髪の内部に閉じ込めるイメージです。
ドライヤーは根元を中心に、一ヵ所に温風を当て続けないようにして手早く乾かしましょう。



乾燥がひどい時には、洗い流すトリートメントと、洗い流さないトリートメントを併用したり、洗い流さないトリートメントを塗った後に蒸しタオルで髪を巻いて浸透させるのも効果的です。
乾燥するこれからの季節、肌だけでなく髪の乾燥対策も万全にしておきたいですね。