シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】家に花粉を持ち込まない! 花粉対策で肌荒れ防止

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春になると肌が荒れる方はいませんか?
寒暖差や紫外線量が増えるなど、春の気候は肌へ負担をかけますが、花粉も肌荒れを引き起こす原因の一つです。
また花粉には有害物質が付着していることもあり、肌だけでなく健康にも影響を及ぼすことがあるため、しっかりと対策を行う必要があります。

今回は花粉と肌荒れの関係や対処法について美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳がご紹介します。




花粉と肌荒れ

花粉はくしゃみや鼻水、目の痒みなどのアレルギー症状を引き起こす原因の一つですが、肌にまで影響を及ぼすことがあります。
春になると肌が乾燥してかゆくなったり、赤くなったりするのは花粉によるものかもしれません。



摩擦や乾燥

鼻や目のかゆみがあると無意識にこすってしまいますが、この時の摩擦で表皮がめくれると肌の赤みやかゆみが引き起こされます。
春は湿度が低く、紫外線量も増えて乾燥しやすい季節です。
そのため空気の乾燥に伴って肌の水分量が減少することでバリア機能が弱くなり、花粉によるダメージを受けやすくなります。



花粉以外の有害物質

肌荒れを引き起こすのは花粉だけでなく、花粉に付着するPM2.5や黄砂も影響しているといわれています。
PM2.5は大気汚染の原因となる物質で、花粉よりとても小さな粒子のため毛穴に入りやすく、簡単に落とすことができません。
肌に蓄積するとくすみや肌荒れを引き起こし、汚れた空気は体内の活性酸素を増やすため、シワやたるみに繋がる可能性があります。
黄砂も空気中の汚染物質を含み、花粉より小さいため体内に入りやすく、肌以外にも喉や肺に入るとアレルギー症状を悪化させるといわれています。




肌を守るための花粉症対策

花粉による肌荒れを防ぐには、マスクといった一般的な対策に加えて肌を清潔に保つケアも必要です。
花粉対策グッズや自分の肌に適したスキンケアアイテムで美しい肌を保ちましょう。



帰宅時は花粉を持ち込まない習慣を

花粉対策でマスクをつける方は多いですが、髪や服にも花粉は付着します。
帰宅時に衣類を手で払ったり、肌をすぐに洗い流したりすることでも花粉を落とすことは可能なので、家に花粉を持ち込まないように注意しましょう。
最近では花粉の付着を防ぐスプレーや携帯できる空気清浄機もあるので、アレルギー症状でお悩みの方はグッズを使うのもお勧めです。



健康な肌でダメージを軽減

肌の機能が弱まることで花粉による肌荒れは起こりやすくなります。
刺激のある洗顔料ではなくぬるま湯で洗顔したり、敏感肌用の化粧品を使用したりして肌に優しいケアを心掛けてください。
また、肌に水分を蓄えターンオーバーを正常に保つために、保湿成分を含んだ化粧品を使いましょう。




日頃の生活習慣も大切なので、しっかり睡眠をとり代謝を良くするビタミンB群、バリア機能の低下した肌をサポートするビタミンC・Eを摂取するようにしましょう。




花粉はアレルギー症状や肌荒れなどさまざまな不調を引き起こしますが、きちんと対策すれば症状が和らぐこともあります。
春の肌荒れに悩んでいる方は花粉対策を行ってみると落ち着くかもしれないので、ぜひ試してみてください。