シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】よく眠れている人ほど美しい!? 睡眠の質を上げて美肌を目指そう

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寝不足が続き、肌荒れや体調不良を感じたことはありませんか?
美しく健康的に生活するためには良質な睡眠が欠かせません。

今回は睡眠不足が引き起こす悪影響と効果的な睡眠方法を美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳がご紹介しますので、睡眠の質を上げて美肌を目指しましょう。




睡眠の質が悪いと起こる悪影響

深い睡眠時に体の回復を促進する成長ホルモンの分泌が活発になるため、寝る時間が短かったりしっかり眠れていなかったりといったように、睡眠の質が落ちるとさまざまな支障をきたします。



慢性的な全身の疲れ

ノンレム睡眠といわれる深い睡眠状態で体のダメージや疲れは回復していくため 、睡眠の質が落ちると体はしっかり疲れをとることができません。
体だけではなく、心や脳にも疲労が溜まった状態になります。
また、睡眠不足が続くとイライラ しやすく怒りっぽくなるなど精神面にも影響を及ぼすので注意が必要です。



さまざまな肌トラブル

ターンオーバーを促す成長ホルモンは深い睡眠時に多く分泌されるため、睡眠の質が低下すると分泌が減りターンオーバーが乱れやすくなります。
肌のターンオーバーが正常に行われないと古い角質やメラニン色素が蓄積し、肌荒れや吹き出もの、シミやシワなど多くの肌トラブルを引き起こしてしまうのです。



睡眠は質が大事

肌のターンオーバーを促進する成長ホルモンを分泌させるためにも、しっかり眠れる状態を作りましょう。



睡眠前の光に注意

自然な眠りに入り睡眠の質を上げるには、メラトニンというホルモンの分泌が必要です。
メラトニンの分泌は光の影響を大きく受けるため寝る前に明るい部屋にいたり、スマートフォンを見ていたりすると体内時計が狂い、メラトニンの分泌が低下します。
メラトニンの量が減少すると寝付くまでに時間がかかり、眠りが浅いままになるなど睡眠の質が落ちてしまいます。
メラトニンを分泌させ自然と寝付くためにも、就寝前の照明は強い光を避け白熱電球に切り替え、パソコンやスマートフォンを見るのは控えるといいでしょう。



就寝時刻の90分前に入浴するのがベスト

体温には体の中の「深部温度」と、表面部分の「皮膚温度」があります。
深部温度は活動的な日中は上がり、眠りにつく夜になると下がります。
良質な睡眠を得るには皮膚表面から熱を発散し深部温度を下げる必要がありますが、これには入浴が有効です。
入浴時間は就寝時間の90分前がよいといわれており、睡眠の質を上げるにはシャワーで済まさずしっかり湯船に浸かりましょう。




その他アルコールの摂り過ぎや、睡眠前のカフェイン摂取も深い眠りを妨げる要因となるため注意が必要です。
毎日良質な睡眠をとり、心身共に美しく健康な状態を維持しましょう。