シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】【良い睡眠が美しさの元】女性ホルモンと睡眠の関係とは

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不規則な睡眠や睡眠不足は、肌や生理、体質など女性の健康に悪影響を与えることがあります。
中でも、「女性ホルモン」に与える影響は強く、美容も健康もキープしたい女性にとって睡眠不足は大敵と言える存在なのです。
今回は、その影響と女性ホルモンの分泌のために必要な睡眠法についてシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。



不規則な睡眠や睡眠不足が美容に与える影響とは

睡眠不足は、肌荒れやくすみ、ニキビやたるみなどさまざまな肌トラブルを引き起こします。
睡眠時間が短くなってしまったり、睡眠の質が悪かったりするとホルモンバランスが崩れ、ターンオーバーの乱れを起こし肌が正常に機能しなくなるのです。

また、成長ホルモンも睡眠不足などによって分泌量が減ってしまいます。
成長ホルモンは肌の健康を保ったり、髪や爪をキレイに保ったりするために欠かせないホルモンです。
睡眠不足で成長ホルモンの分泌が乱れると髪の毛も抜けてきたリ、白髪や枝毛などがでてきてしまうこともあります。




女性ホルモンと睡眠の関係とは

結論から言うと、睡眠と女性ホルモンの分泌には深い関係があります。
その理由とは、実は女性ホルモンの働きに左右されやすいのが睡眠メカニズムであること。
つまり、女性ホルモンのバランスがおかしくなっていると、睡眠も質の良いものが取れなくなってしまうのです。
特に女性は、月経や妊娠・出産、更年期など、ホルモンバランスを男性よりも崩しやすいく、睡眠障害も男性よりも多いとされているのは、まさに女性特有の症状が原因だといえるでしょう。




女性ホルモンの分泌を増やすために寝る時間にこだわろう

女性ホルモンと睡眠は密接に関係しているということが分かったかと思いますが、では一体どういう睡眠をとれば女性ホルモンの分泌を活発にできるのかが気になりますよね。
この女性ホルモン、実はその多くがノンレム睡眠をしている際に生成されています。
ちなみに、ノンレム睡眠とは深い眠りについている睡眠時間のことを指します。
深い睡眠を促すホルモンとして、メラトニンという昼の明るい間は分泌されず、暗くなると分泌が盛んになるホルモンがあります。
これが最も分泌される時間帯というのが22時から夜中の2時で、これは「肌のゴールデンタイム」とも呼ばれていますよね。
ですので、できるだけこの時間帯に睡眠をとる努力をすれば、女性ホルモンにも良い影響を与えることになるのです。




女性ホルモンの分泌を増やすためにストレスをなくそう

ストレスは体に一切良い影響を与えません。
そして、もちろん睡眠にも悪影響を与えてしまいます。
ストレスは女性ホルモンの分泌を妨げるホルモンを生成する働きがありますから、ストレスを持っていることによって女性ホルモンが低下しやすくなってしまいます。
寝る前に少量の白湯か常温水を飲んでから眠ると、血液が循環しやすくなりますから、イライラも収まってきますので、こういったものを飲んでから寝ることでストレスレスな良質な睡眠をとることができ、女性ホルモンの分泌を促します。
睡眠不足は「睡眠を改善しよう」という意識を持ってこそ改善していくことができます。
まずは「女性としての自分」に睡眠不足が悪影響であることを考え、生活習慣、ストレス改善から安眠しやすい環境を作っていきましょう。