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秋は1年のうちでも一番抜け毛が多くなる時期だというのをご存知でしょうか?
それは夏に受けた紫外線や汗、皮脂の影響が表に出てくるためです。
また一説には、動物が冬に向けて毛が生え変わることの名残だという話もあります。
脱毛症が秋に起こっただけなのか、自然現象なのかという判断はこのタイミングではできないため、抜け毛を増やさない工夫が必要です。
抜け毛減らすためにはどのような対策が好ましいか、美髪を保つ方法についてシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。
夏はずっとストレスを受けている
どんなに紫外線対策をしていても、紫外線の影響を完全に避けることはできません。
さらに、外に出れば汗もかき、皮脂が溜まり、室内ではエアコンの効いた部屋に長時間いるなど、苛刻な環境にさらされています。
そんな夏を終えても、頭皮には疲れや汚れが残っているかもしれません。
そんな状態で秋を迎えては、髪が乾燥してパサパサになってしまい抜け落ちてしまうのも仕方ありません。
秋に行う抜け毛対策
人間の髪は1日に50~100本くらい抜けるのが普通です。
それが秋になると、200本近くにまで増えることもあります。
しかしこれは個人差があり、何本抜けたから薄毛になるという判断はできません。
判断が難しいため、抜け毛対策は気を抜かずに続けるようにしましょう。
シャンプー
①髪の毛を洗う前に軽くブラッシングし汚れを浮かします
②シャワーのぬるま湯で地肌を洗います
③シャンプーで洗います(湯船につかり体が温まって毛穴が開いている状態だと、より効果的でしょう)
④しっかり洗い流します(力を入れず、汚れを浮かして流す感覚が好ましいでしょう)
⑤リンスをして、きれいに洗い流します
⑥お風呂から出たら髪を乾かしましょう
髪が濡れたままでいるのは、頭皮が蒸れる時間が長引いてしまい雑菌が繁殖しやすくなるため止めましょう。
運動をする
秋は運動の季節。運動は髪にも良い影響があります。
運動すると、筋肉の緊張が和らぎ頭皮への血流がよくなります。
血流がよくなると、毛根への栄養供給が改善されるため髪質も改善されるでしょう。
運動は毎日続けることが大事で、ハードなものじゃなくても大丈夫です。
ウォーキングやストレッチ、ヨガ、ラジオ体操など気軽にできるものがお勧めです。
必須アミノ酸を摂る
髪は主にたんぱく質でできており、たんぱく質はアミノ酸から合成されます。
髪にはアミノ酸が重要なのです。
しかし数あるアミノ酸のうち、必須アミノ酸は体内で合成することができません。
そのため食事で摂ることが必要なのです。
アミノ酸は全種バランス良く摂らないと活用されないため、バランスの良い食事が大切です。
アミノ酸を摂るには鶏卵、豚肉、牛肉、鮭、牛乳などがお勧めです。
秋は抜け毛が増える時期であり、これからの季節さらに乾燥してくることを考えると、この時期に髪のケアをすることは大切です。
髪に良い食事と運動を組み合わせて、美髪をキープすることを目指しましょう。