【城野親徳の美容コラム】 意外とできやすい「眉毛のニキビ」の発生原因と予防方法
体中いたるところに発生するニキビですが、眉毛の中にできてしまうこともあります。
眉毛にニキビができると、人の視線が気になる上に眉メイクが上手にできず、見た目に大きな影響を与えます。
眉毛にできるニキビを防ぐためにも、発生原因と予防方法を美容皮膚科 シロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。
眉毛にニキビができる原因とは?
眉毛を処理したときのダメージ
女性の多くが、眉の形を整えるために眉毛を抜いたり剃ったりしているもの。
しかし、この処理時のダメージが、眉毛ニキビを誘発する原因になります。
眉毛を抜いたときに毛穴が開いたり、肌が傷ついたりすることで雑菌が侵入し、ニキビを引き起こしてしまうのです。
洗顔料やシャンプーのすすぎ残し
眉毛は毛が密集しているため、洗顔料の泡が残りやすいパーツです。
しっかりすすげていないと、洗顔料の成分が毛穴詰まりを引き起こし、ニキビを招いてしまいます。
また、シャンプーやトリートメントが残っていた場合も、同じようにニキビの原因になるため注意が必要です。
メイクがきちんと落とせていない
メイクが十分に落とせていない場合も、毛穴の詰まりや雑菌の繁殖を招き、ニキビを誘発します。
とくに眉毛のメイクは、目元や口元のポイントメイクに比べて落とし忘れがちなので注意しましょう。
前髪による刺激
前髪が眉毛を刺激していると、細かな傷がついてその部分の肌のバリア機能が低下します。
さらに、髪には雑菌や整髪剤などがついているもの。
これらの刺激や汚れが眉につくと、眉毛ニキビを引き起こしてしまいます。
眉毛ニキビの予防方法とは?
眉毛の処理は電動シェーバーで
眉毛を毛抜きで抜くと、毛穴に多くのダメージを与えてしまいます。
眉毛の自己処理は、毛抜きより肌に優しい電動シェーバーで行いましょう。
処理後はローションパックなどで保湿ケアをすると、さらに肌へのダメージを減らすことができます。
洗顔時は念入りにすすぐ
洗顔のときは眉毛に洗顔料やクレンジング剤が残らないように、手のひらに溜めたぬるま湯でしっかりとすすぎましょう。
面倒だからといってシャワーで直接流すと、強い水圧によってかえって肌に刺激が加わってしまいます。
洗顔料を流すときには、必ず手ですくった水をやさしくかけましょう。
また、入浴時はシャンプーやトリートメントのすすぎ残しを防ぐために、髪を洗ってから洗顔をすることが大切です。
前髪をできるだけ上げておく
家にいるときだけでもいいので、前髪はできるだけピンやヘアバンドなどで上げておきましょう。
眉毛に加わる刺激を減らすことで、ニキビの発生を防ぐことができます。
目の近くにある眉は意外と視線が集まりやすいパーツです。
ニキビができると目立ってしまうため、日頃から予防を意識したケアを心掛けていきましょう。