シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】肌荒れ対策のための豆知識! 「花粉症」の時期と種類

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花粉症といえば「春先になるもの」と思い込んでいませんか?
しかし花粉は年中飛散していて、春先以外にも強いアレルギー症状を引き起こすことがあります。
そしてその影響は鼻や目だけでなく、肌にまで及ぶ危険性があるのです。

肌荒れを予防するためにも、どの時期にどのような花粉で症状が見られるのか、しっかり把握しておきましょう!




春に多い花粉と症状

春先は花粉症に悩まされる人が最も増える時期です。
その中でも一番多いのが、スギ花粉による花粉症です。
スギ花粉は2月~GWまで飛散し、鼻のアレルギー症状を始め、目やのど、肌荒れなどを引き起こします。

また、ヒノキ花粉も同時期に飛散します。
比較的関西での飛散量が多く、3~5月にスギ花粉と同様の症状を引き起こすのが特徴です。
春先はその他にも、シラカバ、ネズ、オオバヤシャブシなど、数多くの花粉が飛び交います。
マスクで花粉との接触を回避し、症状がひどい時は薬を利用しましょう。




夏に多い花粉と症状

夏はイネ科の花粉飛散量が多くなります。
4~10月までと長く飛散していますが、5月と8月がピークの時期です。症状は鼻、目、のどに強く出ます。
夏にマスクをするのは不快なものですが、症状がひどい時は着用をお勧めします。




秋に多い花粉と症状

秋に多くなるのが、ブタクサによる花粉症です。
ブタクサは8~10月に、日本中に広く飛散します。症状はくしゃみ、水っぽい鼻水などです。
気温が低くなる時期なので風邪だと勘違いしがちですが、長く鼻炎が続く場合は花粉症を疑いましょう。

さらにヨモギ、カナムグラの飛散量も秋に多くなります。時期は長くありませんが、のどに症状が出やすい傾向があります。




冬に多い花粉と症状

実は冬でも、わずかながら花粉が飛散しています。春先に多いスギ花粉が、11~12月に若干飛散しているのです。
また、冬の暖かい日は秋の花粉が飛んでいることもあります。秋と同様に、風邪と間違って判断しないよう注意が必要です。




花粉は年中飛散しています。鼻にムズムズと不快症状が出たら、花粉症を視野に入れた正しい対処を行いましょう。
「毎年この時期になると症状が出る……」という場合は、特定の花粉に反応している可能性大です。

なお、肌荒れ予防のためにはマスクが有効ですが、肌に合わない製品を使うと刺激になり、荒れを悪化させることがあります。
肌の保湿を十分に行ったうえで、自分に合ったマスクを使用しましょう。

また、フェイスパウダーは肌の表面をサラッとさせるため、花粉の吸着を防げます。
こまめな予防策で、花粉の悪影響を受けないよう気をつけてください。