シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】輪郭別に分かる!あなたの顔に似合う『眉毛の形』

 f:id:shirono-blog:20170626144329j:image

顔の形やパーツ、肌の色によって似合う髪型やカラーが違うのは有名な話です。それと同じように、顔の形によって似合う眉毛の形も違う、ということをご存知ですか? 「自分の好きな形」に眉を整えるより、自分に合う眉の形をチョイスする方がグッと綺麗な顔立ちになれるかもしれません。
今回は、どのような眉毛が魅力をアップさせてくれるのか、顔の輪郭別に詳しく探ってみましょう。シロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。

 

【丸顔編】似合う眉の形とブロウメイクのポイント

丸顔の方には、斜め上に上がったシャープな眉が適しています。キリッとした顔立ちに仕上げることで、丸顔の幼さをカバーでき、シャープで凛々しい印象を持たせてくれます。また、あえて凛々しい眉に整えることで輪郭のぼやけた印象も薄れ、掘りのあるしっかりとした顔立ちに見せることもできるのです。

・眉毛の描き方
丸顔さんは、やや太め、やや長めに眉描くとシャープさが強調できて◎
ただし、濃く描くと眉毛ばかりが目立ってしまうため、ペンシルである程度輪郭を整えた後はアイブロウパウダーを使って薄くふわっとした印象の眉に仕上げましょう。

【面長編】似合う眉の形とブロウメイクのポイント

顔が縦に長めの面長さんには、横一直線に真っすぐ伸びた眉がピッタリ。横のラインを強調することで、顔の縦の長さをカモフラージュすることができます。平らな眉にすることで、キツい印象も緩和されて優しく女性らしい顔立ちになりますよ。

・眉の描き方
眉尻を少し長めに描くと、さらに横幅が強調され、面長をカバーできます。面長特有の大人っぽさを和らげたい場合は、ほんの少しだけ困り眉にしても◎。カラーは、ナチュラルなブラウンなどを使用すると更にマイルドな印象になりますよ!

【ベース編】似合う眉の形とブロウメイクのポイント

エラが張っているベース顔の方には、キュッと上がった眉より、眉尻が下がったカーブ眉がお勧め。ボーイッシュさを抑えて、女性らしさや柔らかさをプラスできます。アイメイクもナチュラルめに押さえて、リップやチークを明るい色でふんわりとのせれば更に女性らしい可愛い印象になりますよ。

・眉の描き方
濃く描くと凛々しくなりすぎるので、薄くふんわりと描くようにしましょう。ブラウンやベージュのアイブロウパウダーや眉マスカラを使って明るい色に仕上げるのが、柔らかさを出すコツです。

【逆三角形編】似合う眉の形とブロウメイクのポイント

あごの形がシャープな逆三角形さんには、少しだけ眉山を作ったまっすぐ眉が良いでしょう。できる限りナチュラルな眉に仕上げることで、キツく見られる印象を和らげられます。
眉山を作る時はカーブを少なめにして眉尻は抜け感のある細めに仕上げるのがポイント。

・眉の描き方
ペンシルで形を整えるときは、少し短めに描くと若々しい雰囲気をプラスできます。眉を短く描くと横幅が短く見えるため、逆三角形を目立たなくする効果もありますよ。髪色が明るい方は、ペンシルと眉マスカラを併用するとより自然になってお勧めです。

顔の印象を左右する目元周辺のメイクは、より自分の顔にあったものをチョイスするのがポイント。より綺麗でパーツ映えするメイクをするために、ブロウメイクから変えてみませんか?

【城野親徳の美容コラム】肌のオバサン化を防ぐ!紫外線が肌弾力に与える影響とは


f:id:shirono-blog:20170622013029j:image

顔を若々しく見せる要素のひとつに、肌の「ハリ」が挙げられます。肌の弾力が衰えてハリが失われてしまうと、しわやたるみ、毛穴の開きといったトラブルが目立ってしまうことに。肌のハリを低下させる原因として有名なのは加齢ですが、実は日々降り注いでいる紫外線も、肌から弾力を奪う原因のひとつ。
今回は、紫外線が肌弾力に及ぼす影響と、ハリの低下を防いで若々しい肌を保つためのポイントをシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。


◎肌の弾力を保つ仕組み
私たちの肌は、一番外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの層に分かれています。このうち肌の弾力を支えているのは、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロンといった成分からなる真皮の部分。ネット状に連なるコラーゲン繊維を弾力性に優れたエラスチン線維が繋ぎ止めてサポートし、その隙間を肌のうるおいキープに欠かせないヒアルロン酸が支えているのです。
肌の弾力とうるおいを司る上記の3つの成分を生み出すのは、同じく真皮内に存在する「繊維芽細胞」。若々しくハリのある肌を保つためには、繊維芽細胞の働きを促してあげることが大切です。

 

◎紫外線が肌の老化を促す!

地上に降り注ぎ、肌へと到達する紫外線には「UV-A」と「UV-B」の2つの種類があります。このうち、肌のハリを奪う主な原因となるのはUV-A。波長の長さから肌の奥にある真皮にまで到達し、コラーゲンやエラスチンを変性させたり、繊維芽細胞にダメージを与えたりしてしまいます。

 

◎年間を通した紫外線対策を!

地上へ到達する紫外線のおよそ95%を占めるUV-Aは、夏に限らず、年間を通して降り注いでいます。さらに、雲やガラスを透過して肌へと到達するため、曇りの日や室内で過ごす日にも油断はできません。外出時の帽子の着用や日傘の使用はもちろんのこと、室内で過ごす日にも日焼け止めを塗っておくことをお勧めします。
日焼け止めに記載されている表記のうち、UV-Aに対する効果を示しているのは「PA」という値です。「+」の数が多いほど効果が高くなるため、日常生活やレジャーなど、1日の活動シーンに合わせて適したPA値の日焼け止めを使用しましょう。

肌のハリを支えるコラーゲンや繊維芽細胞は加齢とともに徐々に失われていくものですが、紫外線を浴びることでその老化にさらに拍車がかかってしまいます。年間を通して紫外線対策を徹底し、弾力の衰えを少しでも予防していきましょう。また、コラーゲンの生成を促すビタミンC、紫外線ダメージからの回復をサポートするレスベラトロールなどを積極的に摂取することも大切です。

 

【城野親徳の美容コラム】こんな習慣はNG!「背中ニキビ」を悪化させる生活習慣

f:id:shirono-blog:20170612232303j:image

背中のニキビは、女性に多い肌の悩みの一つです。
衣類に触れて刺激が多いところなので、一度ニキビができてしまうとなかなか治りづらく、治っても繰り返しできてしまう場合も……。
美容皮膚科 シロノクリニックでは、背中ニキビは思春期のニキビと異なり、生活習慣の乱れやストレスなどが原因でできる「大人ニキビ」の一種だと説明しています。大人ニキビの原因についてシロノクリニック総院長城野親徳がお伝えします。

◎背中ニキビを作るNG生活習慣チェック!

□睡眠不足
肌のターンオーバーを促す成長ホルモンは入眠後の約2時間後から活発に分泌されます。
肌を良い状態に保ちニキビができにくくしていくためには、質の良い睡眠が欠かせません。
□運動不足
日常的に運動不足の人は、筋肉量が落ちて代謝が悪くなりがちです。その結果、肌に老廃物が溜まり、ニキビができる原因に!
□偏った食生活
油っこい食事を摂り過ぎると皮脂の分泌が増え、ニキビができやすくなってしまいます。
ビタミン、ミネラル不足も肌トラブルを引き起こす原因になるため、規則正しく栄養バランスの良い食事が大切です。
■ストレスを溜め込む
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、ホルモンバランスを崩し、肌トラブルの原因になります。ストレスは溜めこまず、上手に発散するようにしましょう。
□擦れやすい衣類、蒸れやすい衣類を着ている
衣類による擦れや蒸れなどは背中ニキビを作ったり悪化させる要因の一つ。ニットなどチクチク感があるものや、締め付け感のあるものを避けるようにしましょう。髪の毛が直接触れるのもNGです。

◎背中ニキビを改善するには
できてしまった背中ニキビを改善するためには、まず上でお伝えしたようなNG生活習慣を見直すことが大切です。

かゆみや痛みがある場合や、なかなか治らない場合などには、美容皮膚科を受診しましょう。ピーリングなどで治療することができますよ。

 


背中ニキビに悩まされているという人は、もしかしたら背中ニキビができやすい「NG生活習慣」をしてしまっているかも?

【城野親徳の美容コラム】ゆったり気分ではじめよう「散歩ダイエット」の魅力とやり方

f:id:shirono-blog:20170609162803j:image

ダイエットといえば、食事制限や筋トレなどのハードなものを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、こういった体力的に厳しいダイエット方法は、なかなか継続していくのが難しくなってしまうもの。
そこで今回お勧めするのが、日常的な"散歩"で痩せるというダイエット方法です。「散歩なんて簡単なもので本当に痩せられるの?」と疑問を抱く方もいるかもしれませんが、実は散歩にはダイエットに嬉しい効果がたくさんあります。散歩に秘められた女性に嬉しい魅力と、よりダイエットに効果的な歩き方のコツなどをシロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。

 


◎楽しいから続けられる"散歩ダイエット"の魅力
外をゆっくりと散歩していると、春には満開の桜、夏は新緑の美しい緑、秋は深い色に染まった紅葉、冬にはキラキラのイルミネーションと、日本の四季を体で感じることができます。これこそが散歩ダイエットの魅力で、ダイエット特有の「ハード」「キツい」「疲れる」というマイナスなイメージを抱くことなく、楽しながら続けることができるのです。
また、散歩ダイエットは日常の中で取り組めるので、忙しい合間に気分転換を兼ねて行ってもOK。最寄り駅の1つ前の駅で降りて歩いたり、仕事の休憩中に近くの公園まで歩いたりといった気軽なスタイルで行うことができます。

 

◎楽しい散歩から得られるダイエットの効果とは?

筋肉を鍛えるエクササイズやダイエット器具を使った運動などに比べると、散歩ダイエットの効果は緩やかではありますが、長期的な目線で見ると確実にダイエット効果を得ることができます。散歩を続けることで、ふくらはぎに刺激が加わり血行が改善され、体が温まります。体温を上げると脂肪が燃焼されやすくなるので、自然と痩せやすい体になるのです。とくに最近の女性は、多くの方が体の冷えに悩まされています。体の冷えはダイエットの大敵となるため、まずは体を温めてあげることが何よりも大切なのです。

◎効果的な散歩ダイエットの方法は?

散歩をするときにいくつかのポイントに沿って行うことで、よりダイエットの効果を高めることができます。まず1つ目に大切になるのが、腕を大きく振って歩幅を広めにとること。たったこれだけを意識するだけで、全身を動かすことができます。
そして2つ目のポイントは、「目標○○km」「○○分間は歩く」というように、ノルマを決めないこと。1日の目標を決めてしまうと、それがかえって負担になって続かなくなってしまう恐れがあります。散歩時間はおよそ20~30分程度でOKなので、毎日ゆるりと気軽な気持ちで取り入れましょう。

 

毎日少しの散歩であれば、習慣にもなりやすく長期間にわたって続けることができます。そして、散歩ダイエットは何よりも楽しみながら行うことが大切です。お気に入りの歌を口ずさんだり、ウィンドウショッピングを兼ねたりして、趣味の1つという感覚で取り入れていきましょう。

 

【城野親徳の美容コラム】見た目かわいく美肌効果も!「デトックスウォーター」の作り方

f:id:shirono-blog:20170603103327j:image
市販のミネラルウォーターに、ほんのりとレモンやみかんなどの風味を加えたものが増えていますね。低カロリーで飲みやすいため人気を集めています。
こうしたフレーバーウォーターは、「デトックスウォーター」とも呼ばれ、欧米では一般的に飲まれています。

市販のものも良いですが、実は自宅でも簡単に作ることができるんですよ。

 

デトックスウォーターってどんなもの?

デトックスウォーターは、水にフルーツや野菜、ハーブなどの風味を加えたものです。ほんのりと香りや甘みが加わることで飲みやすく、ビタミンやミネラルも摂れます。

美肌に欠かせないビタミンCは、水溶性のため調理するとで失われやすいですが、デトックスウォーターなら水に溶かすことで効率よく摂取することができるんです。

もちろん、便秘解消効果が期待できる水溶性食物繊維もたっぷりと摂ることができて、腸の働きを良くすることにもつながります。

 

デトックスウォーターの作り方

【用意するもの】
・密閉容器(500mlぐらいの容量のもの。あらかじめ熱湯消毒しておきます)
・ミネラルウォーター(400ml程度)
・食材(レモンやいちご、きゅうり、ミントなどお好みで)
【作り方】
用意した食材を適当な大きさにカットします。
容器にカットした食材を入れ、ミネラルウォーターを注ぎます。
冷蔵庫で一晩寝かせて完成です!
防腐剤が入っていないので、翌日のうちになるべく早めに飲むようにしましょう。

デトックスウォーターに入れるフルーツや野菜の種類や分量に特に決まりはないので、好みでいろいろ試してみてくださいね。

見た目もオシャレなデトックスウォーターで、内面からキレイを目指しましょう♪

 

【城野親徳の美容コラム】ポッコリ下っ腹、大根足の原因?「水毒」って何?

f:id:shirono-blog:20170602005748j:image
「ダイエットをしてもぽっこりお腹が解消できない」「特に太ってないのに下腹だけ出ている……。」
このような悩みを抱えている人の体内では「水毒」が起こっているかもしれません。
水毒とは何でしょうか? 水毒の原因と解消方法についてシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。


◎水毒とは?
水毒とは、体内に滞った余分な水分がさまざまなトラブルを引き起こす状態です。本来は摂取した水分を体外に排泄し、また新しい水分を補給することで体の正常なバランスを整えています。「ただ体に水が溜まっているだけでしょ?」と思うかもしれませんが、むくみや体の冷えの原因にもなるとても厄介なものです。

 

◎水毒の原因

人間にとって水分は生命を維持するために欠かせないものですが、この水分摂取と排泄のバランスが崩れると水毒になります。
次の習慣、または悩みがある人は要注意です。
・水を飲むと美容にいいと考え、四六時中ペットボトルを持ち歩き水分補給をしている
冷え性で汗をかきにくい体質のため水分代謝をスムーズに行えない
・トイレに行きたくても我慢してしまう。仕事が忙しくてなかなかトイレに行けない
・お風呂はシャワーで済まし、浴槽で体を温める習慣がない

 

◎水毒の症状

水毒になるとどのような症状が起こるのでしょうか?

【むくみとたるみ】
水分過剰になると体がむくみ、下腹が出て、くびれのない大根足になります。
朝は顔がむくんでまぶたが重く、夕方は足がむくんでブーツが脱げなかったり、靴下の跡が足に残ったりなどがよくあらわれる症状です。
太っていないのに下あごがたるんで二重あごになっているのも、水毒が考えられます

【太りにくく痩せにくい】
水毒になると体が冷えるので、ダイエットをしても代謝が上がらず効果が出にくくなります。
また、冷えによって脂肪を溜め込む体質となり太りやすくなります。

【胃腸の不調】
水毒では胃をお腹の上から叩くと「ポチャポチャ」と音がすることがあります。この状態になると余分な水分が体だけでなく胃や消化器官を冷やして、消化が悪くなり便秘がちになります。
下腹がポッコリ出ているのは、水毒により余分な水分や老廃物を胃腸に溜め込んでいる状態なのです。

【血圧が上がる】
血液中の水分が増えすぎてしまうと血液全体の量が増え、体中に巡らせるために血圧が高くなり、さまざまな病気の引き金となります。

 

◎水毒を解消するには?

水毒になってしまったら、解消するためにできることから試していきましょう。

【食事を見直す】
体内に溜まった水をしっかり排泄するには、体を内側から温めることが大切です。
体を冷やす食べ物は避け、体を温める食材を中心に食べるようにしてみましょう。
体を温める食材は、さつまいもや人参などの根菜類、納豆やキムチなどの発酵食品、生姜や唐辛子などの香辛料です。

【体を温める】
体を温めれば自然と発汗が促され、余分な水分が体外に排泄されます。
毎日の入浴では必ず湯船につかり、時間のある時には岩盤浴やサウナで汗を出すよう心がけましょう。

【運動する】
体を動かすと筋肉が刺激され、血流が良くなって代謝が上がり汗をかきます。
運動はむくみを取るのに最適な方法ですから簡単なものから取り入れてみましょう。

 

◎見た目だけでなく内側から美しく

水毒になると見た目を気にしがちですが、水毒を解消する一番の方法は「体の内側から美しくなる」という意識をもつことです。
余分な水分を排泄し、体内の巡りが良くなれば、体型も肌も美しく整っていきます。

水毒を放置しているとさまざまな悪影響を引き起こします。生活を見直して水分代謝を正常にし、水毒を解消して女性らしい美しさを取り戻しましょう。

【城野親徳の美容コラム】どっちが痩せる?ランニングとウォーキングのメリットを比較

f:id:shirono-blog:20170529231036j:image
太ったことに気がついて焦ったときや、健康が気になって体重を減らそうと考えたときには「何か運動をしなきゃ!」と思いますよね。生活の中に取り入れやすく、技術もお金もかけずに始められる運動といえば「ランニング」や「ウォーキング」が挙がりますが、この2つの運動は一体どちらか体に良いのでしょうか。また、ダイエット効果が高いのはどちらなのでしょうか。
そこで今回は、ランニングとウォーキングの違いや、それぞれのメリットを比較してダイエットにはどちらの運動をすべきなのかをシロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。


◎「ランニング」と「ウォーキング」の違いとは?
ランニングとウォーキングはどちらも足を使って行う運動で、どちらとも次のような嬉しい効果が期待できます。

有酸素運動…………体内に酸素を豊富に取り入れて健康効果が高い
・脂肪燃焼効果………蓄積した脂肪を燃焼させて肥満を改善する

ウォーキングとランニングは一見「早いか」「遅いか」で区別をしてしまいがちですが、全く異なる意味を持つ運動方法です。ウォーキングは左右どちらかの足が必ず地面に触れているように、ゆっくりと時間をかけて歩くことで、たくさんの酸素を体内に取り入れ、脂肪を燃焼させることを目的としています。腰や膝への衝撃を極力押さえることができるので、体重が多めの方や足腰が弱ったお年寄りの方でも毎日安心して継続して取り組めることができる運動といえます。
これに対してランニングは、運動量が大きいために消費カロリーが大きく、心拍に負荷をかけて内臓を鍛え、筋肉量を増やしながら素早いダイエットを実現することのできる運動です。ただし、足や膝、腰などに非常に負担がかかってしまうので万人向きとはいえません。
しかも慣れていないと張り切って速く走りすぎ、せっかくの運動が無酸素運動に近づいてしまうことも! カロリー消費量で比較するとランニングのほうが上ですが、脂肪燃焼効率はランニングよりもウォーキングのほうが高く、健康的なダイエットにはウォーキングの方が適しているといわれています。

◎「ランニング」VS「ウォーキング」それぞれを行うときの注意点とは

ランニングとウォーキングには、それぞれにメリットがあるので、ランニングを選ぶかウォーキングを選ぶかは自分の体の調子を見て決めましょう。また、どちらの運動もいきなり勢いよく始めるのではなく、軽い準備体操をして全身に血液を送り、筋肉を温めてから始めましょう。そうすることで怪我を防止するだけでなく、脂肪燃焼がスムーズに始まるようになり、ダイエット効果が高まります。運動前に取り入れたい準備運動をご紹介します。

<準備運動の方法>

1.両足のアキレス腱を、充分に伸ばす
2. 片足ずつ太ももを胸に引き寄せて、伸ばす
3. 足を大きく開いて体を沈め、股関節の周りの筋肉を伸ばす
4. 両腕を大きくまわして、肩甲骨の周りの筋肉を伸ばす
ランニングはウォーキング前の準備運動は、下半身を中心に行うことがポイントになります。

ランニングやウォーキングを行うときには、猫背でダラダラとやっては意味がありません。背筋を伸ばして胸を張り、「脂肪を燃やせ!」と意識しながら足を動かして、ダイエット効果を上げていきましょう。