シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】ビタミンCたっぷり!「柿」は美肌の強い味方

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秋の味覚はいろいろありますが、見た目からも秋を感じさせてくれるフルーツと言えば「柿」ですね。

サッパリとした甘みがあってみずみずしく美味しいだけでなく、柿には美容に良い効果がたくさんあります。

今回は柿の美容効果について、美容皮膚科シロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。

 

◎トップクラスのビタミンC含有量

ビタミンCと言えば、コラーゲンの生成を促し、メラニンの生成を抑え、肌の老化の原因となる活性酸素を除去してくれる最強の美肌成分。

フルーツにはビタミンCを豊富に含むものが多いですが、柿はフルーツの中でもトップクラスのビタミンC含有量を誇ります。1日のビタミンC推奨摂取量は100mgなのですが、柿には100gあたり70mgのビタミンCが含まれているため、1個(200g程度)食べるだけで1日に必要なビタミンCを摂ることができるのです。

 

◎強力な抗酸化力で肌の老化防止!

ビタミンCにも抗酸化作用がありますが、柿にはビタミンC以外にも活性酸素を除去してくれる成分が豊富に含まれています。

柿のオレンジ色の元になっているのは、「βカロテン」や「βクリプトキサンチン」というカロテノイドです。どちらも強力な抗酸化作用を持つため、活性酸素を抑え肌のしわやシミの予防に役立ちます。 また、柿の渋み成分である「タンニン」はポリフェノールの一種。こちらも高い抗酸化力を持ちます。 柿はお肌のエイジングケアの強い味方なのです!

 

◎イヤな「むくみ」の解消効果も!

顔や手足のむくみは、実際より太って見えてしまう原因になりますよね。柿はむくみ解消にも役立ちます。

むくみの原因の一つに、塩分の摂り過ぎがあります。柿に豊富に含まれる「カリウム」は、体内の余分な塩分を排出する働きがあり、むくみ解消に効果があります。

むくみが気になる時には、ぜひ柿でカリウム補給してみてくださいね。

美容効果たっぷりの柿。旬の今の時期に、美味しく食べて美肌作りに役立てましょう。ただし、柿には身体を冷やす効果もあるので食べ過ぎには注意してくださいね。

【城野親徳の美容コラム】顔のリフトアップを目指すなら首元に注目!?

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加齢とともに気になる顔のたるみ。特に頬や口元が下がっていると、老けて見られてしまいがちです。
そこで、お勧めしたいのがマッサージや姿勢の改善で顔をリフトアップさせる方法です。さらに顔の皮膚だけでなく、首にも目を向けることが成功のカギを握っています。

◎リフトアップを成功させる姿勢
顔のリフトアップを目指すとき、正しい姿勢について考えることは重要です。骨格の歪みは、血流をにぶらせて健康的な皮膚の状態を維持するために必要な新陳代謝の妨げになり、猫背のような間違った姿勢を定着させてしまいやすくなります。猫背が癖になってしまっているという人は、正しい姿勢を維持している人よりも顔の皮膚がたるみやすくなります。
なぜなら、丸くなった背と前方に突き出した顎の影響で、ただでさえ重力に負けやすい顔の皮膚に負荷をかけてしまうためです。心当たりがある場合は、まず姿勢の改善を意識しましょう。

◎首筋と鎖骨周辺に目を向けたマッサージ

全身の皮膚は一枚でつながっています。そのため、顔の皮膚をケアするだけでなく首元に目を向けることで顔のリフトアップは格段に成功しやすくなります。とくに首筋や鎖骨周辺には大きなリンパが集中しています。リンパを刺激すると、むくみが原因で起こる皮膚のたるみや、冷えの原因となる体内にたまった老廃物を排出しやすくなります。耳の付け根から鎖骨へ、鎖骨の外側から体の中央へという順番でやさしく撫でさするように、左右交互にマッサージすると顔のリフトアップに効果的です。

◎首のリンパをマッサージする際の注意点
リンパは少しの圧力を加えるだけで流れやすくなります。強い力を加える必要はありません。エステサロンで受けられる小顔のためのマッサージは、強い力をかけて行うことがありますが、人体の構造に精通しているプロの手による施術でないかぎりは、素人がやみくもに強い力でマッサージを行うことは危険です。
首には人間が生きるために重要な動脈が集まっています。首のマッサージを行う際は、必ず指先と皮膚の摩擦を軽減するためのマッサージクリームを使用しましょう。ハリを失ってたるみがちな肌には、水分と油分を速やかに補給できる上に指すべりがよくなる美容オイルの使用をお勧めします。

顔だけでなく時には首にも注目してリフトアップを行ってみてください。

 

【城野親徳の美容コラム】朝のフルーツでシミが増える!?肌にダメージを与えない食べ方

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ダイエットや健康維持のために、朝はフルーツを食べるようにしているという女性は少なくありません。しかし、肌のことを考えると「朝のフルーツ」はいいことばかりではなく、場合によっては肌にダメージを与えてしまうことがあるのです。
今回は朝のフルーツが肌に与える影響と、正しい食べ方についてご紹介します。


◎朝にフルーツを食べるとシミができやすくなる!?
フルーツと一言にいってもさまざまな種類がありますが、その中には紫外線の吸収を高める成分「ソラレン」が多く含まれているものがあります。ソラレンの多いフルーツを朝に食べると、その後に浴びる紫外線を吸収しやすくなり、シミやシワが増える原因になってしまう可能性があるのです。
なお、ソラレンの作用は摂取してから2時間後にピークに達します。つまり日焼け止めなどで紫外線対策をしていても、日中の強い日差しの影響を受けやすくなってしまうのです。カロリーも低く栄養分も多いフルーツですが、日焼けやシミの観点からみると「マイナス」なこともあると覚えておきましょう。

 

◎ソラレンの多いフルーツは?

ソラレンを多く含むフルーツには、以下のようなものがあります。これらのフルーツはビタミンCが多いため、朝に食べると紫外線対策になりそうですが、かえってシミができやすくなってしまう可能性があるので食べるタイミングには注意してください。
・レモン
・オレンジ
・グレープフルーツ
・みかん
・キウイ
・いちじく

ちなみに、ソラレンを多く含む野菜もあります。朝にサラダやスムージーを摂る習慣がある人は、こちらも使用頻度や量を控えることをお勧めします。
・セロリ
・パセリ
・しそ
・三つ葉
・キュウリ
クロレラ
・ジャガイモ

◎シミを防いで美肌を作るフルーツの食べ方は?

・ソラレンの多いフルーツは夕方以降に食べる
ソラレンを多く含むフルーツは、朝ではなく夕方や夜にかけて食べるのがお勧め。肌の栄養となるビタミンCや水分だけをしっかりと補給し、肌育に役立てていきましょう!

 

◎朝はソラレンの少ないフルーツを

朝食は、フルーツを食べてはいけないのではなく、ソラレンを含むものを避ければ肌への負担はありません。下記のフルーツにはソラレンが少ないので、ぜひ朝食に取り入れてください。
・りんご
・バナナ
・いちご
・桃
・ぶどう
・すいか

 

◎紫外線を浴びた日の夜はアセロラジュースが◎

「今日は紫外線をたくさん浴びてしまった…」という日の夜は、アセロラジュースを飲むようにしましょう。アセロラジュースにはビタミンCとポリフェノールがたくさん含まれているため、シミ予防にとても効果的です。ただしアセロラも比較的ソラレンの多いフルーツなので、必ず日が沈んでから摂取するように意識してください。

ビタミンCの多い柑橘類やキウイなどを、朝に食べてはいけないことに驚いた方も多いはず。これからは朝にソラレンの少ないフルーツ、夜にソラレンの多いフルーツを食べることを習慣にして、透明感のある素肌を守っていきましょう!

 

【城野親徳の美容コラム】くっきり鎖骨でくすみ知らず「デコルテむくみ」対策法

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むくみやすい部分と言えば、足や顔、手などを思い浮かべる方が多いかと思います。でも、むくみやすいのはそれだけではありません。意外かもしれませんが、鎖骨から胸にかけてのデコルテ部分も、むくみやすい部分の一つです。
冬は露出が少なくなる季節ではありますが、年末年始にはパーティーなども多く、胸元の開いたドレッシーな服を着る機会も意外とあるもの。すっきりとしたデコルテのために、きちんとむくみ対策しておきたいですね。

デコルテのむくみの原因と対策について、美容皮膚科 シロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。

 

◎デコルテむくみは美容の大敵!

鎖骨周辺はリンパが集中している部分です。それに加えて、デコルテは頭部を支える部分でもあります。頭の重さを支えるため、どうしても筋肉が緊張してリンパの流れが悪くなりがちなのです。リンパの流れが滞ると、水分や老廃物がうまく排出されず皮膚の下に余分な水分が溜まってむくみとなってしまいます。

デコルテがむくんでいると、鎖骨が埋もれてくっきり見えなくなるので、実際よりも太って見える原因に。さらに、太って見えるだけでなく、実際にデコルテから脇にかけて余分な脂肪がつきやすくなってしまいます。

また、デコルテがむくんでいるということは、血行が悪くなっているということでもあります。デコルテから首にかけての血行が悪ければ当然、顔の血行も悪くなり、顔のむくみやくすみにもつながってしまうのです。

 

◎デコルテのむくみを解消するには

デコルテのむくみの予防・解消には、デコルテ周辺のマッサージでリンパをしっかりと流すことが効果的です。

入浴後など身体が温まっている時に、マッサージオイルやクリームをつけたてのひらで、鎖骨に沿って内側から脇の下に向かってさするようにマッサージします。左右10回程度流したら、最後にわきの下を強めに押して溜まった老廃物をしっかりと流しましょう。

デコルテ周りのリンパの流れが良くなればむくみにくくなりますし、顔の血行も促進されて顔色が良くなる効果も期待できます。毎日のお風呂上りの習慣にして続けていきたいですね。

 

 

【城野親徳の美容コラム】夏に感じる肌の不調.....もしかしたら「日光アレルギー」かも?

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「日差しを浴びると肌が痒くなる……」という方は、もしかしたら「日光アレルギー」かもしれません。とくに春から夏にかけては紫外線量が増えるため、より一層の注意が必要になります。この日光アレルギーとは一体どんなものなのか、詳しい症状や対策法を詳しく探ってみましょう。


◎日光アレルギーとは?
日光アレルギーとは、紫外線を浴びることによって何からの症状が出る疾患のこと。光線過敏症、紫外線アレルギーとも呼ばれていて、最近ではメディアで取り上げられる機会も増えてきています。また、日光アレルギーは即時型の「I型アレルギー」に分類され、花粉症と同じように突然発症することがあります。そのため、「今まで日差しを浴びても大丈夫だったのに、突然アレルギーが出始めた」というケースもあるのです。では、日光アレルギーになるとどんな症状が出るのか、さらに詳しく見ていきましょう。

 

◎日光アレルギーの症状

日光アレルギーになると、紫外線を浴びた場所に以下のような症状が出ます。もし、日光アレルギーの疑いがある場合には、自分の症状に似たものがないかチェックしていきましょう。

・かゆみ
・湿疹
・腫れ
・水泡
・丘疹
・発熱
・頭痛
・吐き気

これらの症状は紫外線を浴びた当日の夜、もしくは翌日に現れます。症状が重い場合には、紫外線を浴びてからすぐに症状が出る方もいれば突然体調が悪くなる人方もいて、人それぞれ症状の出方に違いがあります。もし天気の良い日に外出して肌荒れがひどくなったり、具合が悪くなったりという症状が出るようなら、日光アレルギーを疑うことも大切です。

 

◎日光アレルギーの対策方法

日光アレルギーの場合、「紫外線を浴びないこと」が何よりの対策方法になります。日焼け止めを塗るだけでなく、日傘や防止、手袋など日除けグッズを併用して使うようにしましょう。また、紫外線量が多くなる午前10時~午後3時の外出は、できるだけ控えたほうが安心です。そして、アレルギー症状が出てしまったときには、速やかに病院へ行って薬を処方してもらいましょう。軽度の場合は抗アレルギー薬で収まりますが、重度の場合はステロイドなどでの長期治療が必要になります。

日光アレルギーになる原因は遺伝のほか、ストレスや紫外線の浴び過ぎが引き金となります。そのため、日光アレルギーを防ぐためには、例え今は日光アレルギーになっていなくても、日頃から紫外線対策をしておくことが大切です。また、飲み薬や貼り薬が紫外線と反応してアレルギーを起こすこともあります。持病で薬を使っている方も、紫外線には注意が必要なのです。どちらにせよ紫外線対策を万全に行って、アレルギーの発症や悪化を食い止めましょう。

【城野親徳の美容コラム】タンパク質が美容面に与える影響について

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タンパク質のことを「筋肉を作る栄養素」だと思っている方は多いかと思いますが、実はタンパク質は全身のあらゆる部分に影響を与えています。
そしてタンパク質は女性が美しさを保つためにも欠かせない栄養素でもあります。
今回は「肌」「髪」「爪」の3つの部分を例に挙げながら、タンパク質と美容の関係性についてご紹介します。


◎タンパク質と肌
「人間の体の60%は水で出来ている」といわれていますが、実はその次に多いのがタンパク質で、人間の体の5分の1ほどを占めているといわれています。
肌は新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返すことで健康を保っているため、タンパク質が不足すると肌細胞が栄養不足になり、肌荒れなどの肌トラブルを発生させてしまいます。
そのため肌を美しくするためには、タンパク質は欠かせないものとなっているのです。

 

◎タンパク質と髪

髪の90%以上を構成しているタンパク質は、髪の外側にあるキューティクルによって外部の刺激から守られています。
しかしカラーリングやパーマなどの薬の刺激によって、キューティクルがめくれ上がったり剥がれてしまったりすると、中にあるタンパク質がダメージを受けてゆがんで流出してしまうため、髪はとてもデリケートなのです。
またタンパク質は熱に弱いため、ドライヤーやヘアアイロンによる熱を受けただけでもゆがんでしまいます。

 

◎タンパク質と爪

「第2の皮膚」とも呼ばれている爪は、肌と同様にタンパク質が欠かせない部分となっています。
爪は「ケラチン」という繊維タンパク質から作られているのですが、爪はその中でもアミノ酸の一種である「シスチン」が多く含まれている「硬ケラチン」によって構成されているため、とても硬いのです。
動物性のタンパク質は爪に弾力性を与え、そして植物性タンパク質は爪を丈夫にしてくれます。
そのため爪を健康な状態に保ち続けるためには、両方のタンパク質をバランス良く摂っていくことが大切なのです。

ここまで読めば既にお分かりかと思いますが、タンパク質の不足は美容面にさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。
そのため例えダイエット中であってもタンパク質が不足するようなことにはならないよう、肉や魚、卵などは毎日しっかり食べるようにしていきましょう!

【城野親徳の美容コラム】かさかさしていませんか?「くちびる美容」について

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これから涼しくなってくるにつれ、空気が乾燥する季節がやってきますね。
顔や手肌の乾燥も気になりますが、カサつきやすい部分といえば「くちびる」も忘れてはいけません。
くちびるについてのケア知識はあまり知られていません。実は、お肌よりもデリケートな部分であることを知り、まず正しいケア方法を知ることが大切です。

 

◎くちびるはとてもデリケート!

くちびるには、お肌と異なり皮脂腺や汗腺がありません。このため、外的刺激から守る皮脂膜がなく刺激を受けやすい部分です。また、水分が蒸発しやすいため、乾燥しやすい部分でもあります。

さらに、粘膜であるくちびるには紫外線からお肌を守るメラニン色素が存在しません。紫外線を防止できず日焼けをしやすい部分でもあるのです。

美容の大敵「紫外線」と「乾燥」の影響を受けやすいのがくちびるなのです。

 

◎くちびるの乾燥や悪化を招く習慣

以下のような習慣は、くちびるを乾燥させたり、乾燥を悪化させたりすることにつながります。

・外出時、UVケア機能のないリップを使用している
・食事の際、ペーパーなどでごしごし擦る
・口紅をしっかり落としていない
・くちびるを舐める
・メンソールなどの刺激のあるリップを必要以上に使う
・歯磨き粉の洗い残し
・香辛料や塩辛いものの刺激
くちびるの荒れがなかなか治らないという人は、上記のような習慣がないか見直してみましょう。

ご自宅ではオリーブオイルやはちみつを使ってラップパックをすると良いでしょう。蒸しタオルを置くとさらに血行促進に効果的です。

 

◎「くちびる外来」でできること

クリニックで行っているくちびるのシミや色素沈着に対する治療は、お肌に比べて即時効果を実感しやすく、改善が早い治療になります。

お肌のシミ治療は、3ヵ月から半年かけて改善していきますが、くちびるには奥に潜むメラニン色素が存在しないため、レーザーによる治療後の炎症(色素沈着)が起こりにくく、一度の照射でシミやくすみを解消することが可能です。

その他、セクシーなボリュームのあるくちびるやアヒル口にはヒアルロン酸注入が有効です。口角を上げるボトックス注入、くちびる周囲のシワをとるフラクセルレーザー、リップラインをはっきりさせるアートメイクなど。クリニックではさまざまな治療方法でくちびるのお悩みを改善することができます。