シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】「肝臓の機能」が低下すると肌に悪影響が出るって本当?

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昔から「肌は内臓を映す鏡」といわれるほど、肌と内臓には深い関係があるのです。しかし、なぜ肝臓に負担がかかると肌の調子も悪くなってしまうのでしょうか?
その理由をご紹介します。


◎肝臓のさまざまな働きとは?


肝臓は、血液やビタミンを貯蔵したり、胆汁や体液を作ったり、血液を増やしたり血液を円滑に循環させたりと、体を守る上で重要な役割を担っています。


さらに肝臓には、人間が息をして食事をすることで体内に取り込まれてしまう毒素を中和、分解して無毒化する働きもあります。生活する上での毒素というのは例えば、過剰な糖類、喫煙や飲酒、トランス脂肪酸食品添加物残留農薬環境ホルモンなど。

 

こういった毒素が体に蓄積されないよう、肝臓は不要物を分解したり、仕分けして便として排出したりしてくれるのです。

 

しかし、毒素が過剰に体に取り込まれてしまうと、肝臓はオーバーワーク気味になってしまい、大きな負担がかかってしまいます。

 

 

◎肝臓と肌の関係とは?

肝臓の働きというのはなかなか目に見えませんし、肝臓の不調というのは症状としてもあらわれにくいことが多いものです。

 

しかし肝臓に負担がかかっていると、肝臓は栄養をうまく体に回せなくなっていくのです。

 

すると、健康的な肌に必要不可欠なビタミン類などが不足してしまい、肌荒れにつながってしまいます。

また、肝機能の低下によって血液には有害物質が混ざってしまうため、血色が悪くなったり肌荒れを起こしてしまったりします。

 

◎肝臓をいたわる生活習慣とは?

アルコールや煙草、糖類の摂り過ぎなど肝臓に負担がかかる生活を続けていると、肝臓には中性脂肪が溜まってしまい、やがて脂肪肝になってしまうことも。

 

肝臓は体の中枢を担ってくれる大切な臓器なので、負担をかけ過ぎないようにきちんといたわってあげる必要があります。


そのためには、体にとって毒素になりうるものはできるだけ取り込まないことが重要。さらに、肝機能をアップさせてくれるしじみなどの貝類、ゴマや大豆、乳製品、レバーなどの食品を意識して摂取すると良いでしょう。

 

添加物の入った食品はできるだけ控え、場合によってはサプリメントなども併用して栄養をきちんと摂りましょう。


また、生活に軽い運動を取り入れる、お風呂にゆっくり浸かる、しっかり睡眠をとるなどの生活習慣改善も肝機能アップに効果的です。

 

普段肌をきちんとケアしているのに肌トラブルが起きるという人は、一度肝臓の機能に着目して体内からケアをしてみてください。

 

【城野親徳の美容コラム】ニキビケアにも最適! 美肌効果が期待できる「お茶」6選

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ニキビ肌を改善するためには、体内環境を良くすることも大切ですよね。
そこでぜひ取り入れて頂きたいのが、健康や美容に良いと言われている「お茶」です。

【城野親徳の美容コラム】ではどんなお茶がニキビケアに効果的なのか、お勧めの飲み方などと合わせてご紹介します。

ハトムギ

ハトムギ茶には肌の炎症を防ぐビタミンB群や、角質層を整えるハトムギエキスが含まれているため、ニキビケアに効果的です。
美肌効果だけでなく美白効果も期待できるため、ニキビ跡が気になる人にも適しています。

またハトムギ茶はカフェインレスなので、時間を気にせずいつでも飲むことができます。

・どくだみ茶

どくだみ茶には解毒作用があることで有名ですが、実はニキビの改善にも役立ってくれます。
デカノイルアセトアルデヒドという成分が、ニキビの原因となるアクネ菌の繁殖を防いでくれるのです。

また、体内循環の悪化を生んでしまう「便秘」の解消効果も期待できるので、お通じが悪い人は1日2~3杯のどくだみ茶を習慣にしてみましょう。

・緑茶

緑茶には抗酸化作用のあるビタミンCや、殺菌作用のあるカテキンが豊富に含まれています。
これらの成分が肌環境を改善し、ニキビを防いでくれますよ。ただし緑茶にはカフェインが含まれているため、過剰摂取は避けるようにしましょう。

ローズヒップティー

ローズヒップティーにもビタミンCが豊富に含まれていて、高い美肌効果が期待できます。
なお、お茶を抽出した後のローズヒップの実にも栄養が豊富に含まれているので、お茶だけでなく実も一緒に食べるのがお勧め。

捨てるのはもったいないので、お茶と一緒に食べたり、ヨーグルトに混ぜたりしていただきましょう。

ルイボスティー

ルイボスティーには、アンチエイジングにも役立つスーパーオキシドジムスターゼという抗酸化成分が含まれています。
他にもカリウムマグネシウム、カルシウムなどのミネラルも豊富ですから、健康維持のためにもお勧めです。

こちらもカフェインレスなので、お風呂上がりの水分補給などに最適です。

・たんぽぽ茶

たんぽぽ茶には利尿作用があり、ニキビの原因になる老廃物の排出を促します。

血行促進効果もあるので、冷え性が気になる人にもお勧めです。 なお、たんぽぽ茶にはコーヒーのような風味がありますが、カフェインが含まれていないので自分の好きなタイミングで生活に取り入れてください。

以上、ニキビケアに適したお茶を6つご紹介しました。
いずれのお茶も肌や身体に負担を与えないために、無添加で無農薬栽培のものを選ぶことが大切です。
また、一度にガブガブ飲むのではなく、適量のお茶を楽しみながら飲んで、肌質の改善につなげてください。

【城野親徳の美容コラム】加齢だけじゃない! 白髪が増える原因になるNG生活習慣

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白髪は年齢を重ねると共に増えていくものですが、間違った生活習慣を続けていると例え若くても増加することがあります。
白髪があると、どうしてもオバサンになったような印象を与えてしまうもの。
できることならば、白髪とは無縁のままでいたいものです。

そこで今回の【城野親徳の美容コラム】は、どのような生活習慣が白髪を増やす原因になるのかをご紹介します。

白髪を増やす原因となるNG生活習慣とは?

・偏った食生活

食事量を極端に減らすような無理なダイエットをしていたり、普段の食事がインスタント食品などに偏っていたりすると、栄養不足によって白髪が増えやすくなります。

メラニンの元となるチロシンや、メラノサイトを活性化するビタミンB12などが不足して、白髪増加につながってしまうのです。
チロシンアミノ酸の1種でチーズや大豆に多く、ビタミンB12は貝類やレバーに多く含まれています。

これらを適度に取り入れたうえで、髪や地肌の健康を保つタンパク質やビタミン、ミネラルなどもバランス良く摂取してください。

・コーヒーや紅茶の飲み過ぎ

コーヒーや紅茶を飲み過ぎていると体内に過酸化水素が多く発生し、白髪が増えるといわれています。
1日に1~2杯なら問題ありませんが、過剰に飲むような習慣がある方は見直ことが大切です。

・過剰なストレス

過剰なストレスも体内の過酸化水素を増やし、白髪を増やす原因になります。

白髪の原因物質を増やさないためにはストレスを避けることが一番ですが、なかなか難しいですよね。
趣味や運動でストレスを発散したり、深呼吸で自律神経を整えたりしてストレスの緩和を心掛けましょう。

・紫外線対策不足

頭皮に紫外線を多く浴びていると、メラノサイトがダメージを受けて白髪が増えてしまいます。
帽子や日傘などを利用して、頭に降り注ぐ紫外線をシャットアウトしていきましょう。

・睡眠不足

睡眠中は黒い髪の成長を促す成長ホルモンが多く分泌されています。

しかし、睡眠が不足すればその分成長ホルモンも減ってしまうため、白髪が増える原因になります。
睡眠不足を解消するためには、脳を覚醒させるパソコンやスマートフォンでの作業をできるだけ早めに切り上げることが大切です。

・運動不足

運動不足が続くと血行が悪くなり、頭皮や毛根にも栄養が行き渡らなくなってしまいます。
運動が苦手でもひと駅分多く歩いたり、こまめに掃除などをしたりして、身体を積極的に動かしましょう。
 
すでに白髪が多いと諦めてしまいがちですが、それでは今生えている黒髪も早々に白髪になってしまうかもしれません。
白髪をこれ以上増やさないためにも、生活習慣の見直しを始めてみましょう。

【城野親徳の美容コラム】実はスーパーフードだった!? 「味噌汁」の美容効果

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味噌汁は室町時代からの伝統的な食品で、栄養価も非常に高いです。
それに加えて色々なすばらしさを秘めている、味噌汁の効果についてシロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。

 

栄養が満点

味噌にはたんぱく質をはじめ、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維、脂質などと栄養価が満点です。そして「かつおぶし」や「こんぶ」などのだしを使うとさらに栄養価が高まります。
まず昆布はカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが多く含まれ、がん細胞を縮小されるフコイダンも多く含まれています。カルシウムが多く含まれている煮干し、細胞を活性化させる「しいたけ」などをだしとして利用することは大きな効果があります。

 

コレステロール値を下げる

味噌汁にはコレステロール値を抑制する効果があるといえます。
必須脂肪酸であるリノール酸が含まれていて、リノール酸コレステロールを排出する役割を果たします。
また、大豆ステロールは腸においてコレステロールの吸収を抑制する働きがあります。コレステロール値が下がると血液はサラサラになり、多くの病気の予防にもなります。

 

糖尿病を予防する

味噌汁は空腹時血糖値を下げる効果があります。
身体には体脂肪を燃やしたり血糖値を下げたりするアディポネクチンというホルモンが存在しています。大豆たんぱくにはこのホルモンを増やす役割があることから、味噌汁を飲むと血糖値が下がります。
糖尿病は合併症を伴う恐ろしい病気です。合併症となると失明、人工透析、足の切断を余儀なくさせられて、生活の質が著しく低下する恐れがあります。
薬やインシュリンを打つよりも、味噌汁を毎日飲む方がよほど健康的で経済的です。

 

骨粗鬆症の予防

味噌にはカルシウムが多く含まれており、また豆腐などの具を組み合わせると、さらに多くのカルシウムが摂取できます。
特に女性は更年期以降、女性ホルモンが少なくなると骨密度が過度に減ります。そうなると少しの衝撃や転んだりしたりすると骨折しやすくなり、腰が曲がったりします。そのような不具合を防ぐためにも味噌汁を飲む習慣が大切です。

 

美容に大きな効果をもたらす要因

味噌汁のビタミンEの働きにより、エイジングケアにも非常に効果的です。
また、味噌汁を飲むとメラニンが合成されるのを防ぐ美白効果もあるといわれているので、シミ、そばかすの予防にもつながります。

このようにさまざまな魅力的な効能を兼ね備えた味噌汁なので、飲まないのは本当にもったいないです。ただ塩分を含むので飲みすぎてもよくないが、具を多くして汁を減らすなどの工夫も行ってください。

【城野親徳の美容コラム】今が旬!サンマの美肌効果がすごい!

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ビタミン、ミネラルたっぷり


まずはサンマに含まれる豊富なビタミン。お肌のターンオーバーを整えるビタミンAやビタミンB群、老化を防ぐビタミンEなど、お肌にとって大切なビタミンがいっぱい含まれています。

さらに、女性に不足しがちな鉄分もサンマには豊富に含まれています。鉄分の不足は貧血の原因になるだけでなく、肌にとっても悪影響。鉄分はコラーゲンの合成を促すので、不足すると肌のハリが失われる原因に。さらにシミの原因にもなると言われています。サンマを食べることで鉄分を補給できるのはうれしいですね。

 

EPADHAで肌トラブル改善
サンマにはEPADHAなどの必須脂肪酸も含まれています。この2つは血液をサラサラにして血行を良くする働きがあります。

生活習慣病などの予防に良いという印象が強いかもしれませんが、血行が良くなればくすみや肌荒れなどの改善にもつながります。また、肌のキメを整えたり、エイジングケアにも役立つんですよ。

 

サンマの「ワタ」も残さず食べたい理由
サンマは好きだけど、ワタは苦いから食べないという方もいるかもしれません。

でも、美肌のためにぜひ食べたいのはワタの部分なのです。その理由は、サンマのワタにたっぷりと含まれるレチノール。

レチノールには、お肌のターンオーバーを促し、うるおいを保つ働きがあります。また、コラーゲンの生成を助けたり、傷んだエラスチンを修復する働きも! お肌のためにはぜひ、ワタも残さず食べることをお勧めします。

【城野親徳の美容コラム】朝一杯の「ホットレモン水」で美肌作り&風邪知らずに!

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空気が乾燥する上に、体温が下がりがちな冬は、乾燥肌などの肌トラブルが起きやすくなるだけでなく、風邪やインフルエンザなど感染症にもかかりやすくなる季節です。

この時期、肌を乾燥から守り、免疫力を高めるためにもしっかりと摂りたいのがビタミンCです。生のフルーツを食べたり、ジュースとして飲むのも良いですが、身体を冷やすのがちょっと心配……。そこで取り入れたい習慣が、毎朝一杯の「ホットレモン水」です。

城野クリニック総院長 城野親徳が美容・健康効果が高いホットレモン水についてお伝えします。

 

◎レモン果汁の美容・健康効果

いろいろな食品のビタミンC含有量を言う時に「レモン○個分」と表現されることが多いように、レモンと言えばビタミンCが豊富に含まれることで有名です。

ほかにも、クエン酸やビタミンB群、さらにカルシウムやマグネシウムなどのミネラル類も含まれています。

ビタミンCが美肌作りに欠かせないビタミンであることは、ご存じの方が多いと思います。シミやくすみなどの原因となるメラニンの生成を抑え、代謝を促すため、美白効果が期待できる上に、コラーゲンの生成を助けるためハリをもたらす効果や、シワなどの原因となる活性酸素の働きを抑える効果もあります。

さらに、レモンには抗菌作用があるため、この時期の風邪やインフルエンザ感染を予防する効果も期待できます。

また、クエン酸による代謝アップとダイエット効果、老廃物や余分な水分を排出するデトックス効果もあって、美容と健康に良いことがいっぱいなのです。

◎ホットレモン水の作り方

【用意するもの】
・レモン 1/2個
・お湯 180cc

【作り方】
①レモンを絞って種を取り除きます。
②お湯に①を加えてよくかき混ぜます。

美容効果を期待する場合は、砂糖などを加えずにそのままいただくのがお勧めですが、そのままではちょっと飲みづらいという方は、はちみつを少し加えても良いでしょう。

ホットで飲むことによって、しっかりと身体を温めながら水分とビタミンC補給することができますよ。

寒い冬の乾燥対策&感染症予防に、ぜひ試してみてくださいね。

【城野親徳の美容コラム】コーヒーVS紅茶美容に良いのはどっち?

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涼しくなってくると恋しくなるのが、コーヒーや紅茶など温かい飲み物。あなたはコーヒー派? それとも紅茶派でしょうか。

どちらも好きで気分に合わせて選ぶという方もいるかもしれませんね。

今回は、美容効果の点で見た場合にコーヒーと紅茶ではどんな違いがあるのかを城野クリニック総院長 城野 親徳がご紹介します。

 


◎コーヒーを飲む人はシミができにくい!?
コーヒーにはクロロゲン酸などのポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールと言えば赤ワインを思い浮かべる方が多いかと思いますが、コーヒーにも赤ワインと同じぐらい含まれているんです。

ポリフェノールは強力な抗酸化物質です。お肌の細胞を傷つけてシワやシミの原因となる活性酸素の働きを抑えてくれるので美肌効果が期待できるんです。

「1日2杯以上コーヒーを飲む人は、それ以下の人と比べてシミが少ない」という研究結果もあるんですよ。

また、ホットコーヒーには血糖値上昇を抑制する働きがあり、脂肪の蓄積を防いでくれます。コーヒーに含まれるカフェインには、脂肪分解酵素「リパーゼ」を活性化する働きもあるため、コーヒーにはダイエット効果も期待できるんです。

コーヒーの香りにはリラックス効果やストレス解消効果もあると言われています。

◎紅茶には美容液にも用いられる美白成分が……!

抗酸化作用については、紅茶も負けていません。紅茶にはカテキン、テアルビジン、テアフラビンなどのフラボノイド(ポリフェノールの一種)が豊富に含まれていて、お肌のエイジングケアに効果を発揮してくれます。また、紅茶には美白成分として有名な「ハイドロキノン」も含まれています。

化粧水や美容液の成分として用いられていますが、もちろん紅茶を飲むことでも美白効果が期待できます。

さらに、カリウムやカルシウムなどのミネラル類、ビタミンB1、B2、ナイアシンなどのビタミン類も豊富なので、身体の新陳代謝を整えることにも役立ちます。

コーヒーや緑茶には身体を冷やす作用がありますが、紅茶は身体を温めると言われています。ショウガと組み合わせたショウガ紅茶ならさらにポカポカ効果アップ! 冷えは美容の大敵なのでうれしいですね。

コーヒー、紅茶ともに美容効果が期待できる飲み物と言えそうですね。温かい飲み物には身体をポカポカ温めてくれて、代謝を高める効果もあります。食後や午後のリラックスタイムなどに、おいしいコーヒーや紅茶を飲んで美肌を目指しちゃいましょう。