シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】 シャワーが原因? 入浴時の洗顔で肌がたるむ4つの理由

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「夜の洗顔を入浴中に一緒に済ませてしまう」という方は多いのではないでしょうか。
その際、シャンプーや体を洗ったついでにシャワーでそのまま洗顔をする方は少なくありません。
しかしシャワーを使った洗顔は、肌荒れやたるみの原因となってしまうことがあります。
なぜシャワー洗顔で肌がたるんでしまうのか、理由をシロノクリニック総院長 城野親徳が4つご紹介します。



1.水圧が肌に刺激となる

シャワーを顔に直接当てると、洗顔料などが気持ちよく洗い流せている気がしますよね。
しかし、このシャワーの水圧は、洗顔料を洗い流すのと同時に顔の角質まで剥がしてしまう恐れがあります。
角質は肌のバリア機能としての役割があるので、角質を剥がしてしまうと乾燥を引き起こす要因となってしまうのです。
乾燥すると、肌のたるみだけでなく肌荒れしやすくなるなど肌トラブルが起きやすくなります。



2.シャワーの温度は洗顔に適していない

シャワーを浴びる時の温度設定の基準は、だいたい体にかけた時に心地よい程度にしていると思います。
体にかけた時に心地よい温度は、洗顔に使うお湯の温度よりも高いのです。
洗顔に適している温度は、34度程度といわれています。
これが40度以上に設定してあるシャワーを使って洗顔してしまうと、必要な油分まで落としてしまうことになってしまうのです。



3.水圧で毛穴が開いてしまう

シャワーを顔にあびると毛穴にダイレクトに当たってしまうので、毛穴が広がってしまい、毛穴のたるみの原因にもなってしまいます。
毛穴のたるみは、顔のたるみの予兆と言われているくらいなので、毛穴は引き締めることが大切です。



4.シャワーだとすすぎ残しがある場合も

シャワーを顔全体にあびているつもりでも、実はすすぎ残しがある恐れがあります。
シャワーを片手に持ってすすぐ場合、もう片方の手で顔に残った洗顔フォームなどを落とすことになりますよね。
そうすると、鼻の横や生え際やアゴなどきれいに落としきれないケースがあるのです。
ファンデーションが毛穴に残っていると、角質が汚れたままになってしまうので肌の劣化を早めてしまうでしょう。



シャワーでの洗顔は楽ですし、入浴時間の短縮にもなりますが、洗顔だけはシャワーを使わずに洗面器にためるようにしましょう。
また、温度にも気をつけることで、顔のたるみの進行防止に役立ちます。




【城野親徳の美容コラム】 日焼け止めの成分「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」って?

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春は紫外線量が一気に増える季節。
一方、肌の方は冬の間にメラニンが少なくなっていますので、紫外線のダメージを受けやすい状態です。
毎日の紫外線対策として忘れずに日焼け止めを使用することが大切です。

毎日使うものだからこそ、日焼け止めは成分にも注目して選びたいもの。
シロノクリニック総院長 城野親徳が紫外線の成分についてお伝えします。



紫外線をカットする成分には2種類ある

日焼け止めに含まれる紫外線を防ぐための成分は、主に「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類に分けられます。

紫外線吸収剤は、紫外線のエネルギーを吸収し、化学反応によって熱や赤外線に変換して放出するタイプの成分です。
紫外線散乱剤は、紫外線のエネルギーを反射・散乱させることで物理的に跳ね返すタイプの成分です。



それぞれのメリット・デメリットは?

紫外線吸収剤は無色透明なので白浮きがなく、配合した日焼け止めは滑らかで塗り心地が良いという特徴があります。
ただし、吸収できる紫外線の量や種類に限りがあり、化粧品として配合できる量が法律で制限されています。
このため、紫外線吸収剤のみを配合した日焼け止めのSPF値やPA値は比較的低めになります。
また、有機化合物であるため人によっては肌に刺激を感じる場合も。

紫外線吸収剤として用いられることが多い成分には以下のようなものがあります。
・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
・オキシベンゾン-3
・ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル

一方、紫外線散乱剤は、ファンデーションやフェイスパウダーなどに白色顔料として用いられることが多い「酸化チタン」や「酸化亜鉛」などが主なもの。
これらは化学変化による処理は行わないため、比較的効果が長く続くことや、紫外線の種類を選ばないためUVA、UVB両方防ぐことができ、肌への刺激も少な目という利点があります。
ただし、白浮きしやすくやや塗りづらいのが難点です。

日焼け止めには、どちらかだけを配合しているものと両方を組み合わせたものがあります。
それぞれの特徴を理解した上で、自分の肌や生活スタイルに合う日焼け止めを選ぶようにしたいものです。




【城野親徳の美容コラム】「アートメイク」施術の種類とそれぞれのメリットとは

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アートメイクは、皮膚のごく浅い部分に専用のニードルを使って染色するというメイクの手法です。
一度アートメイクを施しておけば数年間は色がもつので、普段のメイクのベース作りがとても楽になります。
施術にはニードルを使うため、毛を抜くときぐらいの痛みがある場合もありますが、クリニックによっては塗る麻酔などを使って施術をしてもらえる場合もあります。

さらに、色味やバランスなども相談しながら決めていくことができるので、濃くなりすぎてしまったり不自然になってしまったりという心配もありません。

アートメイクの施術ができる部位と、それぞれの部位にアートメイクを施すメリットについてシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。



眉(アイブロウ)のアートメイク

現在主流となっているのは眉(アイブロウ)のアートメイク
眉を毎日書き足して整えるのは面倒なこともありますし、左右のバランスが悪くなってしまう、せっかくメイクをしても夕方には崩れてしまうことも多いでしょう。
また、プールや温泉に入るときや運動するとき、お泊りの時などにもスッピン眉では気になります。
だからといって眉を整えないというわけにもいかず、毎日のアイブロウのメイクをストレスに感じてしまう人は少なくありません。
アイブロウのアートメイクを施すことで、毎日のメイクのストレスが無くなるので素顔に自信が持てるようになります。



アイラインのアートメイク

アイラインへのアートメイク施術も人気です。女性なら誰しも目元の雰囲気というのは気になるもの。
「目を大きく見せたい!」「目力をアップさせたい!」と思っていても、うまくメイクができなかったり、メイク崩れに悩まされたりというケースも多いものです。
また、花粉症の時期にアイメイクができないという人や、目が悪くアイラインがうまく引けないという人もいます。
アートメイクで理想的な目元を作っておけば、ノーメイクでもぱっちりはっきりとした魅力的な目元になります。
アートメイクを施すことで、ぼやけた印象の目元から脱却できるのは嬉しい点です。



アートメイクを上手に取り入れればそれぞれが持っているコンプレックスから脱却し、自分に自信を持つことができるでしょう。




【城野親徳の美容コラム】薄着の季節に気になる「デコルテニキビ」の原因と対策

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首から胸元にかけてのデコルテは、女性らしさをアピールするパーツのひとつ。
これからの季節は、デコルテが開いた服を身につける機会も多くなってきますよね。
しかし、実はこのデコルテ、意外とニキビができやすいパーツでもあります。
できては治りを繰り返すデコルテニキビに悩まされている女性も数多くいるのです。

では、なぜデコルテにニキビができやすいのか、改善するための対策方法をシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介いたします。




デコルテニキビの主な原因

シャンプーやボディソープなどのすすぎ残し

デコルテは、入浴時に使用するシャンプーやボディソープの成分が残りやすいパーツです。
これは、髪を洗った時のお湯が直接流れるうえに、自分の目ですすぎ残しを確認しにくいため。
シャンプーやボディソープなどが毛穴に詰まり、ニキビができやすくなってしまうのです。



過剰な皮脂

意外にも、胸元には皮脂腺が多い部分。
そのため、皮脂の分泌が過剰になるとすぐにデコルテにニキビができてしまいます。
なお、皮脂の分泌量が多くなる原因には食生活やホルモンバランスの乱れなどが関係しています。



衣類や下着の摩擦

衣類や下着の摩擦によって肌が傷つくと、ニキビの炎症が悪化しやすくなります。
特に女性の場合は、締め付けの強いブラジャーの摩擦に注意が必要です。




デコルテニキビの対策方法

髪→体の順番で洗う

デコルテニキビを予防するためのポイントは、髪の毛を洗い終えてから体を洗うようにすること。
洗髪後に体を洗うことで、シャンプーやトリートメントの残留成分を綺麗に洗い流すことができます。
なお、ボディソープや洗顔料も残ったままだとニキビの原因になります。
お風呂から出る前に、体全体をシャワーで十分にすすぐようにしましょう。
また、デコルテの皮膚は思っている以上にデリケートなため、ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うと肌荒れを招いてしまいます。
肌触りの良い柔らかいタオルを使うか、手のひらで撫でるように優しく洗うようにしましょう。



十分な睡眠を心がける

睡眠不足になると自律神経が乱れ、ホルモンバランスが乱れやすくなってしまいます。
最低でも1日7時間ほどの睡眠はとるように、規則正しい生活を心掛けましょう。



バランスの良い食事をとる

炭水化物やインスタント食品などに偏った食生活は、皮脂の分泌量を増やしてしまう要因のひとつ。
良質なタンパク質を含む魚や大豆、ビタミン豊富な野菜類をバランス良く摂取するようにしましょう。



衣類や下着の素材に注意する

デコルテに直接触れる衣類や下着の素材にも注意を払いましょう。
肌を刺激しやすい化学繊維は避けて、肌触りの良い天然繊維の製品を身につけることをお勧めします。



以上、デコルテニキビの原因と対策についてご紹介しました。
薄着になると、どうしてもデコルテを露わにする機会が増えるもの。
ファッションを心から楽しむためにも、お伝えしたようなケアを心掛けてみてください。



【城野親徳の美容コラム】よく眠れている人ほど美しい!? 睡眠の質を上げて美肌を目指そう

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寝不足が続き、肌荒れや体調不良を感じたことはありませんか?
美しく健康的に生活するためには良質な睡眠が欠かせません。

今回は睡眠不足が引き起こす悪影響と効果的な睡眠方法を美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳がご紹介しますので、睡眠の質を上げて美肌を目指しましょう。




睡眠の質が悪いと起こる悪影響

深い睡眠時に体の回復を促進する成長ホルモンの分泌が活発になるため、寝る時間が短かったりしっかり眠れていなかったりといったように、睡眠の質が落ちるとさまざまな支障をきたします。



慢性的な全身の疲れ

ノンレム睡眠といわれる深い睡眠状態で体のダメージや疲れは回復していくため 、睡眠の質が落ちると体はしっかり疲れをとることができません。
体だけではなく、心や脳にも疲労が溜まった状態になります。
また、睡眠不足が続くとイライラ しやすく怒りっぽくなるなど精神面にも影響を及ぼすので注意が必要です。



さまざまな肌トラブル

ターンオーバーを促す成長ホルモンは深い睡眠時に多く分泌されるため、睡眠の質が低下すると分泌が減りターンオーバーが乱れやすくなります。
肌のターンオーバーが正常に行われないと古い角質やメラニン色素が蓄積し、肌荒れや吹き出もの、シミやシワなど多くの肌トラブルを引き起こしてしまうのです。



睡眠は質が大事

肌のターンオーバーを促進する成長ホルモンを分泌させるためにも、しっかり眠れる状態を作りましょう。



睡眠前の光に注意

自然な眠りに入り睡眠の質を上げるには、メラトニンというホルモンの分泌が必要です。
メラトニンの分泌は光の影響を大きく受けるため寝る前に明るい部屋にいたり、スマートフォンを見ていたりすると体内時計が狂い、メラトニンの分泌が低下します。
メラトニンの量が減少すると寝付くまでに時間がかかり、眠りが浅いままになるなど睡眠の質が落ちてしまいます。
メラトニンを分泌させ自然と寝付くためにも、就寝前の照明は強い光を避け白熱電球に切り替え、パソコンやスマートフォンを見るのは控えるといいでしょう。



就寝時刻の90分前に入浴するのがベスト

体温には体の中の「深部温度」と、表面部分の「皮膚温度」があります。
深部温度は活動的な日中は上がり、眠りにつく夜になると下がります。
良質な睡眠を得るには皮膚表面から熱を発散し深部温度を下げる必要がありますが、これには入浴が有効です。
入浴時間は就寝時間の90分前がよいといわれており、睡眠の質を上げるにはシャワーで済まさずしっかり湯船に浸かりましょう。




その他アルコールの摂り過ぎや、睡眠前のカフェイン摂取も深い眠りを妨げる要因となるため注意が必要です。
毎日良質な睡眠をとり、心身共に美しく健康な状態を維持しましょう。



【城野親徳の美容コラム】肌を老化から守るために押さえておきたい「抗糖化」ケア

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年齢を重ねるにつれ気になって来る肌のたるみやくすみ。
肌を支えるコラーゲンの量や質が低下することで、肌の弾力性が失われることが主な原因です。

弾力性のある美しい肌を保つためには、コラーゲン生成に必要となる栄養素をしっかりと摂ったり、コラーゲンにダメージを与える活性酸素を抑えるために抗酸化力のある成分を摂ったりするのが有効だと考えられています。
さらに、こうしたケアに加え最近では「抗糖化」が重要であるということがわかってきました。

美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳が、肌の糖化についてお伝えします。




肌を老けさせる「AGEs」とは

活性酸素が体内を酸化させることを表現するのに「錆びる」という表現がよく用いられますね。
これに対して、体内が「焦げる」とも言える現象が「糖化」です。
血液中のブドウ糖が過剰になると、体内のたんぱく質に糖が結びつき、体温によって加熱されることで「AGEs(終末糖化産物)」と呼ばれる老化の原因物質が作られます。

AGEsは、さまざまな病気や老化現象の原因となると考えられています。
肌に対する影響も大きく、くすみやたるみ、黄ばみ、ハリのなさなどの原因となります。




お肌の老化を防ぐ抗糖化ケア

従来からエイジングケアに重要であると言われてきた、コラーゲン生成に必要な栄養成分や抗酸化物質の摂取に加えて、AGEsが体内に増えることを防ぐ「抗糖化」ケアも肌を守るために意識しましょう。



甘いものや炭水化物の摂り過ぎに注意

AGEsは、血液中の糖が増えることで増えます。
糖質を含む食品の摂り過ぎには注意しましょう。



血糖値を急激に上げない食べ方を意識する

食事の際は、野菜や海藻などの食物繊維を含む食品を最初に食べることで血糖値の上昇が緩やかになります。



糖化した食品の摂り過ぎにも注意

AGEsは体内で作られるだけでなく、調理する過程でも発生します。
たんぱく質を加熱するとこんがりと茶色に色づくのはまさに「糖化」です。
こうした食品にはAGEsが含まれ、それを食べることでも体内のAGEsは増えてしまいます。
特に加工食品にはAGEsが多く含まれるため、加工食品の摂り過ぎにも注意が必要です。




こうした食事を意識するとともに、食後に軽い運動をすることで血糖値の上昇をゆるやかにするのもお勧めです。

美しい肌に欠かせないコラーゲンはたんぱく質です。
糖化を防ぐケアを心掛けて美肌を守っていきましょう。



【城野親徳の美容コラム】環境の変化も原因に! ストレスで春ニキビができるメカニズム

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「毎年、春になるとニキビができてしまう」という方はいらっしゃいませんか?

特にニキビ肌というわけでなくても、春になると肌の調子が狂ったりニキビができたりしてしまう方は多いものです。

春にニキビができやすくなる理由には、花粉やほこりなど外的刺激の影響もありますが、意外と大きな原因となるのが環境の変化などに伴う精神的ストレスです。
美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳 が、精神的ストレスでニキビができる理由についてお伝えします。




ストレスが春のニキビの原因に!

新年度がスタートする春は、就職や進学、人事異動などで環境や生活パターンが大きく変化する方が多い季節です。

こうした環境の変化というのは、誰にとっても多かれ少なかれストレスとなります。
自分ではストレスを感じているという意識がなくても、実は精神的な負担となっている場合も多いものです。

私たちの身体は、ストレス感じると男性ホルモン「アンドロゲン」や、神経を興奮させるホルモン「ノルアドレナリンなどの分泌が増えます。
これらの分泌量が増加すると皮脂の分泌が過剰に促され、毛穴を詰まらせニキビの原因となってしまうのです。

口の周りやあご、フェイスラインなどの男性のひげが生える箇所にできるニキビは、女性の場合でも、ストレスによる男性ホルモンの増加が原因かもしれません。




春ニキビの予防・改善方法は?

春のニキビ対策には、洗顔できちんと汚れを落とすことや保湿・紫外線対策などのスキンケアも重要ですが、ストレスと上手に付き合うことも大切なポイントとなります。

新生活でストレスがどうしても多くなりがちな時期なので、なるべくリラックスできる時間を作るようにしましょう。

ゆったりとお風呂に浸かったり、アロマテラピーや音楽などでリラックスすることで自律神経のバランスが整い、ストレスに強くなります。

また、質の良い睡眠を取ることも大切です。
良い睡眠がストレス対策になるのはもちろんですし、肌のターンオーバーを整えることでニキビの予防・改善にも役立ちます。




ストレスを感じがちな春。ニキビができたことがさらなるストレスにつながったりしないように、できるだけ肌に優しい生活を心掛けましょう。