シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】梅雨シーズンの「だるさ」原因と対策は?

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雨が続く梅雨シーズン。気分も鬱々としがちだし、体調もあまり良くなくてだるい日が続いたりしがち。

こうした問題は多くの人に起こるもの。
どうして梅雨の時期はだるさを感じやすいのでしょうか。そしてその対策は?

シロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。




梅雨時に体調が悪くなる原因は?

わたしたちの自律神経は、興奮した時や活動している時に働く「交感神経」と、休息しているときやリラックスしている時に働く「副交感神経」の二つで成り立っています。
環境や状況に合わせて、この二つがバランスよく働いているのが正常な状態です。

気圧が低くなることが多い梅雨時は、副交感神経が優位になる傾向があります。
本来、交感神経が優位になるべき日中や活動している時にも副交感神経が優位な状態が続くと、だるさを感じたり、気力がなくなったりしやすくなります。

また、気圧が低くなると、アレルギー反応などの原因となる炎症物質「ヒスタミンの分泌が増えます。
これにより、偏頭痛や肩こり、神経痛などが起こりやすくなると考えられています。




梅雨時の不調対策は?

こうした梅雨時の体調不良を防ぐには、自律神経のバランスを整え、血流を良くすることを心掛けるのが大切です。



こまめな運動を心がける

同じ姿勢を長時間続けたり、運動不足ぎみになったりすると、血流が滞りやすくなります。
血行不良は肩こりなどさまざまな不調の原因に。
日常的に軽い運動をできるだけ生活に取り入れ、同じ姿勢が続く時にはこまめに身体を動かすように心掛けましょう。



入浴も効果的

入浴は発汗を促し、血流を良くすることにつながります。
また、身体を温めることで自律神経のバランスを整えることにも役立ちます。
ぬるめのお湯にゆったりと浸かるのがお勧めです。




ただでさえ気分が滅入りがちな梅雨時、体調が悪いとますます元気がなくなってしまいますよね。
適度な運動や入浴で血流や自律神経の働きを良くして憂うつな季節を乗り切っていきましょう。




【城野親徳の美容コラム】汚れや古い角質をやさしく取り除く「拭き取り化粧水」の使い方

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化粧水にはさまざまな種類がありますが、中でも「拭き取り化粧水」は、たくさんの効果を持つ優れもの。
洗顔後に拭き取り化粧水を使うと、肌の表面がなめらかな状態になり、その後につける化粧水の浸透をアップさせることができます。
肌の調子を整えてくれる拭き取り化粧水の詳しい効果を、正しい使い方とあわせてシロノクリニック総院長 城野親徳をご紹介します。



「拭き取り化粧水」とは?

製品によっても違いはありますが、拭き取り化粧水には洗顔で落としきれなかった汚れや古い角質を取り除くという働きがあります。
この作用はピーリングに似ていますが、拭き取り化粧水はあくまでも化粧水の一種です。
水分や保湿成分も含まれているため、肌に負担をかけずに不要なものだけをやさしく取り除くことができます。



通常の化粧水との違いって?

化粧水は肌にうるおいを与えるためのもので、汚れを取り除く作用はありません。
一方、拭き取り化粧水にはAHAなどのフルーツ酸、クエン酸などが含まれているものも多いため、古い角質を優しく取り除くことができます。
しかし、一般的な化粧水に比べると保湿効果が低いため、拭き取り化粧水を使ったあとは化粧水や乳液などでしっかり保湿することが大切です。



拭き取り化粧水の使い方

STEP1. クレンジングや洗顔をする

まずはクレンジングや洗顔を行い、顔についた不要な汚れを洗い流します。

 

STEP2. 拭き取り化粧水をコットンに含ませる

コットンに拭き取り化粧水を多めに含ませます。
コットン全体がひたひたになるまで、たっぷりと含ませましょう。

 

STEP3. コットンで気になる部分を優しく拭き取る

汚れや古い角質が気になる部分を、コットンで撫でるように優しく拭き取ります。
Tゾーンやあごなどは角質が硬くなりやすいので、とくに入念に拭き取りましょう。
拭き取るときは、顔の内側から外側、下から上へ向かってコットンを動かすことがポイントです。
また、口元や目元は皮膚が薄く刺激に弱いため、拭き取り化粧水の使用は避けることをお勧めします。

 

STEP4. 使用後は必ず保湿をする

拭き取り化粧水を使ったあとの肌は乾燥しやすくなっているため、普段から使用している化粧水や乳液などで保湿しましょう。
また、朝に拭き取り化粧水を使用した際は、その後の紫外線対策も入念に行ってください。



メーカーや製品によっても拭き取り化粧水の効果や目的が異なるため、今回ご紹介した効果や使い方が全ての拭き取り化粧水に当てはまるわけではないことをご了承ください。

しかし、拭き取り化粧水は、肌に透明感を与えてなめらかな質感に整えてくれる優秀アイテムです。
肌のゴワつきやベタつきが気になるときは、いつものスキンケアに拭き取り化粧水をプラスしてみてはいかがでしょうか。




【城野親徳の美容コラム】【良い睡眠が美しさの元】女性ホルモンと睡眠の関係とは

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不規則な睡眠や睡眠不足は、肌や生理、体質など女性の健康に悪影響を与えることがあります。
中でも、「女性ホルモン」に与える影響は強く、美容も健康もキープしたい女性にとって睡眠不足は大敵と言える存在なのです。
今回は、その影響と女性ホルモンの分泌のために必要な睡眠法についてシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。



不規則な睡眠や睡眠不足が美容に与える影響とは

睡眠不足は、肌荒れやくすみ、ニキビやたるみなどさまざまな肌トラブルを引き起こします。
睡眠時間が短くなってしまったり、睡眠の質が悪かったりするとホルモンバランスが崩れ、ターンオーバーの乱れを起こし肌が正常に機能しなくなるのです。

また、成長ホルモンも睡眠不足などによって分泌量が減ってしまいます。
成長ホルモンは肌の健康を保ったり、髪や爪をキレイに保ったりするために欠かせないホルモンです。
睡眠不足で成長ホルモンの分泌が乱れると髪の毛も抜けてきたリ、白髪や枝毛などがでてきてしまうこともあります。




女性ホルモンと睡眠の関係とは

結論から言うと、睡眠と女性ホルモンの分泌には深い関係があります。
その理由とは、実は女性ホルモンの働きに左右されやすいのが睡眠メカニズムであること。
つまり、女性ホルモンのバランスがおかしくなっていると、睡眠も質の良いものが取れなくなってしまうのです。
特に女性は、月経や妊娠・出産、更年期など、ホルモンバランスを男性よりも崩しやすいく、睡眠障害も男性よりも多いとされているのは、まさに女性特有の症状が原因だといえるでしょう。




女性ホルモンの分泌を増やすために寝る時間にこだわろう

女性ホルモンと睡眠は密接に関係しているということが分かったかと思いますが、では一体どういう睡眠をとれば女性ホルモンの分泌を活発にできるのかが気になりますよね。
この女性ホルモン、実はその多くがノンレム睡眠をしている際に生成されています。
ちなみに、ノンレム睡眠とは深い眠りについている睡眠時間のことを指します。
深い睡眠を促すホルモンとして、メラトニンという昼の明るい間は分泌されず、暗くなると分泌が盛んになるホルモンがあります。
これが最も分泌される時間帯というのが22時から夜中の2時で、これは「肌のゴールデンタイム」とも呼ばれていますよね。
ですので、できるだけこの時間帯に睡眠をとる努力をすれば、女性ホルモンにも良い影響を与えることになるのです。




女性ホルモンの分泌を増やすためにストレスをなくそう

ストレスは体に一切良い影響を与えません。
そして、もちろん睡眠にも悪影響を与えてしまいます。
ストレスは女性ホルモンの分泌を妨げるホルモンを生成する働きがありますから、ストレスを持っていることによって女性ホルモンが低下しやすくなってしまいます。
寝る前に少量の白湯か常温水を飲んでから眠ると、血液が循環しやすくなりますから、イライラも収まってきますので、こういったものを飲んでから寝ることでストレスレスな良質な睡眠をとることができ、女性ホルモンの分泌を促します。
睡眠不足は「睡眠を改善しよう」という意識を持ってこそ改善していくことができます。
まずは「女性としての自分」に睡眠不足が悪影響であることを考え、生活習慣、ストレス改善から安眠しやすい環境を作っていきましょう。




【城野親徳の美容コラム】悩みとおさらば!オフィスでできる冷え性対策とは

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オフィスの中は暖かいのに、足や手先に冷えを感じる方も多いのではないでしょうか?
体が冷えていると仕事にも集中できませんし、放おっておくと頭痛や肩こりなどの症状が悪化してしまうこともあります。

今回は、オフィスでできる簡単な冷え対策についてシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。



どうして冷えるのか?

冷え性は体温調節機能がうまく働いていない状態です。
体の中心部を温めようとすることで手足へ血液が行き渡りにくくなり、末端部分に冷えを感じるようになります。
冷え性は、低血圧や貧血といった血流を滞らせる疾患以外にもさまざまな原因があります。



筋肉量の少なさ

筋肉には体温調節機能があり、筋肉運動による発熱や血流量が少ないと冷えを感じやすくなります。
特に女性は男性に比べると筋肉量が少ないため、冷え性の方が多いです。

また、デスクワークで一日中座りっぱなしなのも良くありません。
足の血液やリンパは足の筋肉によって心臓に返されるため、下半身の筋肉が少ないと血流が滞る原因になります。
足の冷えだけでなくむくみも気になる方は注意が必要です。



自律神経の乱れ

冷え性の方は不規則な生活習慣やストレスにより、体温調節がうまく機能しなくなっていることがあります。
特にオフィスではエアコンが付いていることが多いため、室内の温度差が大きくなり、自律神経が乱れやすくなります。



女性ならではの原因

ストレスや更年期障害などで、女性ホルモンの分泌が乱れると血流が悪くなり冷えを感じやすくなります。
また、きつい下着や靴下などの締め付けも血行を滞らせます。



オフィスでできる簡単な冷え対策

冷え性対策は生活習慣を見直すことが大切です。
体を温める食材を摂ることやお風呂に浸かるといったケアもありますが、オフィスでも気軽に冷え性対策ができます。



温かい飲み物

温かい飲み物を積極的に飲んで、体の中から温めましょう。
特に紅茶やウーロン茶、しょうが入りの飲み物は体を芯から温めてくれます。
また、お茶は利尿作用があるため、体に溜まった余分な水分を体外に排出してくれる効果もあります。
余剰水分は冷えを引き起こすこともあるため、適度な排出を心掛けましょう。

オフィスでコーヒーを飲んでいる方も多いかもしれませんが、体を冷やす作用があるため飲みすぎには注意しましょう。
カフェラテといった飲み物も、ミルクや豆乳が体を冷やします。



足元からの冷気を防ぐアイテム

足が冷えるという方には、デスクの下にダンボールを敷くのがお勧めです。
ダンボールは間に空気を挟んでいるため保温効果があり、床からの冷気を防いでくれます。
見た目が気になるという方は、ダンボールの上にマットを敷いたり、USB電源の電気ブランケットやスリッパを活用したりするのも効果的です。




冷え性対策は日頃のケアが大切なので、日中オフィスで過ごす時間が長い方は、今回の冷え対策をぜひ取り入れてみてください。
寒い冬は体が冷えやすいですが、我慢せずにしっかりとケアしていきましょう。




【城野親徳の美容コラム】 意外と知らない?「しわ」の種類とその原因

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ひと口にしわといっても、浅いしわから深いしわまで様々な種類があります。
なぜしわができてしまうのか、そしてどのような種類のしわがあるのかをシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。



小じわ、ちりめんじわ

皮膚の表面にできる浅いしわを小じわやちりめんじわと呼びます。
しわの中でも初期の段階のもので、日々のケアによって改善することも可能です。

特に小じわができやすいのは目元や口元など皮膚の薄い部分。
角質層が乾燥することによって発生するしわで、若い方にも見られます。
乾燥だけでなく過度なダイエットや栄養失調など、健康状態が悪化した時にも現れることもあり、しわが表れた際には因果関係を考える必要があるでしょう。

ちりめんじわとは細かいしわが集まった状態のこと。
ちりめんとは織物のことを指し、織物の表面の凹凸としわの凹凸が似ていることからちりめんじわと呼ばれるようになりました。
1つのしわは小さいものの、密集することで大きな目立つしわへと変わってしまうため、細かなケアを心掛けましょう。




表情じわ

表情じわとは、表情を作った時に眉間や目元、口元にできるしわのことを指します。
表情を戻してもしわが消えずに残ってしまうのが特徴です。
顔にはいくつもの表情筋があり、私たちは日々多くの表情筋を使い表情を作っています。
しかし、同じ場所の表情筋を何度も動かすことでしわが固定されるようになり、元に戻らなくなってしまうのです。
表情筋は本来一時的にできるものなのですが、加齢などで肌に弾力がなくなるとしわが固定化し消えなくなるのです。




ほうれい線

一度できるとなかなか消えないのがこのほうれい線です。
口元に線が一本あるだけで5歳老けて見えるといわれているので注意が必要です。
このほうれい線は頬の皮膚が下がることで発生します。その状態で皮下脂肪が増えてしまうと、脂肪の重みでほうれい線がさらに濃くなってしまうこともあります。
口周りの表情筋を鍛えることで、ほうれい線を改善することが可能です。




大じわ

しわの最終形がこの大じわと呼ばれるものです。
皮膚の表面にのみできる小じわとは異なり、真皮層までしわが刻まれてしまっているため改善するのは簡単ではありません。
真皮にはコラーゲン繊維やエラスチン繊維が存在し、これらの線維が肌の弾力を保っています。
しかし、加齢によってコラーゲンが減少し弾力が失われることで、深いしわが消えなくなってしまうのです。
加齢だけでなく紫外線もしわの原因となりますので、普段から紫外線予防をしっかりと行うことが大切です。


しわの原因は主に乾燥と紫外線と加齢の3つがあります。
乾燥と紫外線は、保湿や日焼け止めなどのケアで予防をすることが可能です。
加齢によるしわを予防するためには、規則正しい生活やバランスの取れた食事、適度な運動など、健康な生活を送ることが大切になります。
また、猫背でうつむき加減の姿勢を続けることは、肌をたるませてしまい、やがてしわになってしまう恐れがあるので注意が必要です。
日々のケアだけでなく、正しい姿勢や生活習慣を意識するようにしましょう。




【城野親徳の美容コラム】 ひと手間プラスでおばさん顔改善!「肝斑」を隠すメイクテクニック

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顔の広範囲に出現してしまう「肝斑」は、ファンデーションをひと塗りするだけではカバーするのが難しいですよね。
とはいえ、何度も厚くファンデーションを塗ったり、たくさんのアイテムを重ね塗りしてしまうと、厚化粧になってオバサン顔になったような印象を与えてしまいます。
ナチュラルさを残しながらも肝斑をカバーするためには、一体どのようなメイク方法を取り入れればいいのでしょうか。
今回は、女性の大きな悩みとなる「肝斑」をカバーする上手なメイクテクニックをシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。



肝斑を隠すメイクテクニック3つ

コンシーラーで隠す方法

クマやシミ隠しなどでも活躍してくれるコンシーラーは、カバー力が高いためファンデーションを厚塗りしなくても肝斑をキレイに隠すことができます。
とくに、ピンポイントでカバーできる筆タイプのコンシーラーは使い勝手がよくお勧めです。

 

~コンシーラーで隠す際の手順~

1.顔全体に化粧下地とリキッドファンデーションを塗り、ベースメイクの土台を作る
2.肝斑部分に、自分の肌よりやや暗めのコンシーラーを重ねる
※ベタッと一気に塗るのではなく、筆先でちょんちょんと少しずつ塗るのがポイント
3.指の腹で軽く叩きながらコンシーラーを馴染ませる
4.ルースパウダーやハイライトパウダーをブラシでふんわりと重ねる

 

ファンデーションで隠す方法

肌に合うコンシーラーが見つからない場合は、いつも使っているファンデーションでも肝斑を隠すことができます。
ただし、明るめのファンデーションだと塗った部分が目立ってしまうため、自分の肌よりやや暗めのファンデーションを使うことが大切です。

 

~ファンデーションで隠す際の手順~

1.顔全体に化粧下地と、やや暗めのファンデーションを塗る
※ファンデーションはリキッドタイプでもパウダータイプでもOKですが、できるだけカバー力が高いものを選ぶのがポイント
2.ファンデーションを指の腹に取り、肝斑にポンポンと重ねる
※コンシーラーと同じように、少量ずつ丁寧に乗せていく
3.ルースパウダーやハイライトパウダーを重ねる

 

チークで隠す方法

コンシーラーやファンデーションを駆使しても肝斑が上手く隠れないという場合には、チークでぼかす方法がお勧めです。
ブラウン系のチークを使えば、肝斑と肌との境目がぼやけて、肝斑を目立たなくすることができます。

 

~チークで隠す際の手順~

1.上記の手順でコンシーラーやファンデーションを使い、ベースメイクを完成させる
2.ブラシにブラウン系のチークを取り、肝斑部分にふんわりと乗せる
※濃いと不自然な印象になるため、あくまでも自然な血色に仕上げるようにする

肝斑がキレイに隠れると、大幅に若返ったような印象を与えることができます。
毎日のメイクではベースメイクに力を入れて、気になる肝斑のカバーをしていきましょう。




【城野親徳の美容コラム】 紫外線対策は今から【 初夏にすべきシミ対策】

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天候が安定して過ごしやすい日が続くと、気になるのは紫外線ですよね。
まだ太陽の日差しは緩やかだと思っていても、紫外線は5月ごろから急激に増えていきます。
シミを作らないためには、初夏からの紫外線対策がポイントとなってきます。
そこで今回は、今すぐ始めたいシミ対策についてシロノクリニック総院長 城野親徳が紹介します。



5月からの対策が重要なワケ

「紫外線は真夏がもっとも多いのでは?」と思っている人も多いと思います。
地上に届く紫外線には、肌を赤くしたり水ぶくれを作ったりするB波と、肌の奥まで到達してシミやしわなどの原因になるA波の2種類があります。
B波は日差しの強い7月8月がピークとなりますが、A波は5月にピークを迎えます。
このピークを迎える5月にこそしっかりと対策をしておかないと、肌にじわじわとダメージが与えられてしまいます。
B波がピークになる真夏までに肌の奥に蓄積してしまうので、日焼けしやすく戻りにくいという状態になってしまうことも。
そのため、5月からのシミ対策が重要となってくるのです。



マストアイテムは日焼け止め!

紫外線対策のマストアイテムといえば日焼け止め。
外出する際には、「まだ大丈夫!」と油断せずにきっちりと塗っておくのがお勧めです。
「洗濯物を干すだけだから」とか「そこまで短時間で済むから」と思っていても、その数分でも紫外線は容赦なく肌に降り注ぎます。
朝のお手入れにプラスする習慣をつければ、忘れずに済むでしょう。

また、日焼け止めをこまめに塗り直すことも大切です。
普段使いならSPF20、PA++位のものを数時間に1度のペースで塗るようにしてください。
あまり数値の高いものは、刺激が強いこともありますし、きちんとオフしないとかえってシミやしわの原因になることもあるので注意が必要です。



日傘や帽子をプラスして

「日焼け止めだけでは日差しが気になる」という人は、紫外線カット加工がされている日傘や帽子をプラスすることも効果的です。
首周りの日焼けが気になるという場合は、薄手のストールでケアすることも有効です。
アスファルトからの照り返しも侮れないので、ストールは1枚持っておくと便利ですね。
また、目からも紫外線を吸収してしまいます。日差しが強い日にはサングラスも併せて使いましょう。

一方で、日中の紫外線対策をばっちり行った日でも夜のお手入れでシミ対策をしましょう。
美白成分が配合されたスキンケア化粧品を取り入れて、しっかりと保湿をします。
頬や鼻筋など日焼けが気になる部分にはピンポイントで美白クリームを塗るのもお勧めです。
パックでスペシャルケアをしても良いでしょう。

ぜひ夏前から紫外線対策を行うようにしてください。