シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】季節の変わり目に注意! 冬~春に頭皮のフケが増える理由とは?

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長く厳しい冬が明けると、うららかな春の季節がやってきます。
花々が咲き誇り、ぽかぽかとした春の陽気は気持ちの良いものですが、その一方でこの時期特有の「頭皮のフケ」につらい思いを抱く方も多いもの。
冬から春にかけてのこの季節、なぜ頭皮のフケが増えてしまうのでしょうか。

春の季節を心から楽しむためにも、季節の変わり目に増加するフケについての悩みを解消していきましょう!




季節の変わり目に「頭皮のフケ」が増える理由とは?

寒暖差などによる自律神経の乱れ

冬から春に季節が変わるこの時期は、気温の上下が激しいため、知らず知らずのうちに体にはダメージが蓄積されています。
とくに春になったばかりの頃は、日中は暖かくて過ごしやすいのに対し、朝晩は冷え込むなど1日の中でも寒暖の差が大きいもの。
こういった急な環境の変化に体が慣れていないと、自律神経が乱れて血行不良や免疫力の低下が起こり、頭皮のフケが出てしまうことがあるのです。



皮脂の過剰分泌

乾燥が厳しい冬の季節は気になりませんが、春になると湿度や温度が上がって皮脂の分泌量が上がります。
また、春は就職や転職、異動などの環境の変化も大きい季節のため、精神的なストレスが蓄積されやすいという特徴があるもの。
ストレスが溜まるとホルモンバランスが乱れるため、それに伴って皮脂の分泌量も過剰になります。
このように、皮脂量が増えてしまうと脂性のフケが出やすくなるため注意が必要です。



季節の変わり目に取り入れるべき「頭皮のフケ」のケア方法

頭皮のフケを防ぐためには、頭皮を清潔に保つと同時に血行促進のためのケアも重要になります。
シャンプーをするときには、頭皮に液をのせる前に手元で泡立てて、優しくマッサージをするように行いましょう。
また、フケが気になるからといって1日に何度もシャンプーを行うのはNGです。
シャンプーのしすぎは頭皮の乾燥を引き起こし、かゆみなどの原因にもなってしまいます。
頭皮の健康を保つためにもシャンプーは1日1回にとどめ、しっかりと洗い流すことを心掛けましょう。

また、お風呂に入ったらシャワーだけで済まさずに湯船で体を温めることも、フケ改善につながります。
体がしっかり温まると副交感神経が優位になって、ストレスなどによって活性化されていた交感神経を落ち着かせるため自律神経を整えることができるのです。
体の外側と内側のダブルケアで、頭皮のフケを改善させていきましょう。



頭皮からフケが落ちてしまうと、どれだけ身のまわりに気を遣っていても不潔な印象を与えてしまいます。
季節の変わり目は、気温差や環境の変化などさまざまなことが起こりますが、優しい頭皮ケアやストレス発散などを取り入れて、頭皮のフケを改善しましょう。