【城野親徳の美容コラム】 ガサガサにサヨナラ!正しい「かかとケア」
寒い季節に乾燥が気になる部分の一つに「かかと」があります。
かかとがガサガサしたりひび割れたりといった状態に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
サンダルやミュールなどを履く夏と比べ、かかとが人目に触れる機会は少ない季節ですが、乾燥しがちな今の時期のケアこそ大事。
簡単にできるホームケアについて、美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳がご紹介します。
かかとが固くなる原因は?
かかとの角質が厚くなってしまう原因は大きく分けて二つ。
一つ目は、歩行などによる摩擦や刺激。足は体重がかかる部分なので、もともと肌のバリア機能が働いて角質が厚くなりやすいのです。
それに加えてサイズの合わない靴を履くことによって足が圧迫されたり、靴の中で足が擦れたりすると、さらに角質が厚くなってしまいます。
そうして厚くなった角質をケアしようと無理に削り過ぎたりすることが刺激になってしまう場合があるようです。
二つ目は、肌の乾燥です。
足の皮膚は皮脂腺が少なく、もともと乾燥しやすいところ。
さらに血行不良や冷えなどによって肌のターンオーバーが乱れると、古い角質がはがれずに肌表面に残りガサガサの原因になってしまうのです。
正しいかかとケア
かかとの角質を削り過ぎるのは良くありませんが、ガサガサのまま放っておくのも問題です。
正しくケアしましょう。
【用意するもの】
・かかと専用のやすり
・化粧水
・クリーム(ハンドクリーム、ボディクリームなど)
【かかとケアのやり方】
①入浴、フットバスなどで足の肌を柔らかくしておきます。
②水気をしっかりと拭き取ってから、やすりで余分な角質を除去します。力を入れず、一定方向に軽くやすりをかけます。
③化粧水でうるおいを補給したあと、クリームをたっぷりと塗ります。
④クリームを塗った後は、通気性の良い靴下を履きましょう。
角質の削り過ぎは肌のバリア機能を低下させ、かえって角質を厚くする原因になってしまいます。
やすりを使ったケアは1~2週に一度程度にしましょう。
また、サイズの合わない靴はかかとのガサつきの原因になります。
靴のサイズが合っているか見直して、インソールなどで調整するのもお勧めです。