シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】冬のボディを乾燥から守るための入浴法

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寒い季節は、お風呂にゆっくりと浸かって身体を温めたいもの。
入浴には血行を促進して、代謝を高めたり冷え性を予防したりといった良い効果がいっぱいです。

とは言え、あまり熱いお湯に長時間浸かるのは、肌にとっては乾燥を招く原因になってしまうことも……。
美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳が、冬のボディを乾燥から守るための入浴法についてお伝えします。

入浴で肌が乾燥する理由は?

お風呂上りに、肌が乾燥してかゆくなった経験のある方もいるのではないでしょうか。 お風呂に浸かることによって、肌表面についた汚れや古い皮脂などが洗い流されますが、熱いお湯に長時間浸かると、肌表面を守るために必要な皮脂までも流れてしまい、さらに肌内部の保湿成分も流れ出てしまいます。 さらに身体を洗う時に、タオルやボディスポンジなどでこすることによっても、皮脂を取り過ぎたり、必要な角質までも落としてしまうことがあります。 こうしたことが、お風呂上りに肌が乾燥する原因となってしまうのです。

冬のボディを乾燥から守る入浴法

入浴では以下のようなことに気をつけて、肌の乾燥を予防しましょう。

・保湿成分を含む入浴剤を使う

お風呂のお湯には入浴剤を入れる方が肌への刺激が少なくなります。

乾燥対策のためには、保湿成分を含む入浴剤を選ぶのが良いでしょう。
温泉成分として有名な「硫黄」の含まれる入浴剤は肌の乾燥を促すため、乾燥が気になる方は使用を避けましょう。

・ぬるめのお湯に10分程度を目安に

42度を超える高温のお湯に浸かったり、長時間お湯に浸かることは肌の乾燥を促します。
とは言え、血行を促すことも乾燥肌対策としては大切。38~41度程度のお湯に10分前後を目安に浸かるようにしましょう。

・身体は手で洗う

タオルなどでごしごし洗うと、肌に必要な皮脂などを落としすぎる原因になります。
洗顔と同じように、たっぷりと泡立てたボディーソープなどを手にとって、手の平で優しく洗うことをお勧めします。

・お風呂上りは5分以内に保湿対策を

入浴後は肌がしっとりしているかと思いますが、そのままではすぐに乾燥が始まってしまいます。
ボディローションなどで保水したあと、クリームやオイルをしっかりと塗って肌表面からの水分の蒸発を防ぎましょう。 乾燥しがちなこの季節は特に、お肌に優しい入浴を心がけて、ボディを乾燥から守りましょう。