シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】 日本でワキガを発症する人は何割? 外国人とも比較してみよう!

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近年、日本人の中でワキガに悩む人が増加傾向にあるといわれています。
では実際のところ、日本人の何割がワキガを発症するのでしょうか?
意外と知らない、ワキガを発症する日本人の割合を、海外の割合と比較しながら見ていきましょう。

日本人でワキガを発症する人の割合とは?

日本人でワキガを発症する人の割合は、約10%といわれています。
およそ10人に1人がワキガ体質である、ということになります。
意外にも多いことに驚く方も多いと思いますが、外国人はどのくらいの割合でワキガを発症するのでしょうか。

次は、外国人の割合をチェックしていきましょう。



外国人でワキガを発症する人の割合とは?

外国人でワキガを発症する人の割合は人種によって異なります。
おおまかに分類すると以下のようになります。

・アフリカ系 約100%
・欧米人 約80~90%
・中国人、韓国人 約3~5%

アフリカ系や欧米人がワキガを発症する割合が多いことがわかります。
日本人と比べるとワキガの割合が圧倒的に多いことに驚いた方も少なくないでしょう。

しかし、日本と同じアジア系の中国人や韓国人よりは、日本人のほうがワキガの割合が多いのも事実です。
とはいえ、他の国と比べると日本人のワキガの割合は少ないもの。
日本人はワキガになる割合が少ないからこそ、より気になってしまうものなのです。



ワキガ体質の人の割合が増えてきた理由とは?

日本人でワキガを発症する人の割合は、近年増加傾向にあります。
その理由には、食生活の欧米化が関係しているといわれています。

かつての日本人は、穀物や魚、野菜中心の食生活を送っていました。
しかし、現代の日本人はファストフードなどの外食産業の成長によって、多くの肉や高脂質食品を口にするようになっています。
これらが関係して日本人の体質が変化し、ワキガや体臭が強くなっていると考えられているのです。
また、食事だけでなく、生活習慣の乱れも体臭の悪化につながるといわれています。
不規則な生活をしているとホルモンバランスや自律神経が乱れ、汗に含まれる老廃物の量も増えてしまうのです。

さらに、重労働や人間関係でのストレスも、強い臭いを引き起こす原因になります。
そのため、ワキガ体質を改善するためには、食事内容や生活習慣を見直すことが大切です。
魚や野菜中心のバランスの良い食事と、規則正しい健やかな生活を心掛けていきましょう。


以上、日本人でワキガを発症する人の割合についてご紹介しました。
ワキガ体質の人は「自分だけが臭うのでは……?」と悩みがちですが、決してそんなことはありません。
あまり深刻に悩まず、有効な対策を取り入れていきましょう。