シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】コーヒーVS紅茶美容に良いのはどっち?

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涼しくなってくると恋しくなるのが、コーヒーや紅茶など温かい飲み物。あなたはコーヒー派? それとも紅茶派でしょうか。

どちらも好きで気分に合わせて選ぶという方もいるかもしれませんね。

今回は、美容効果の点で見た場合にコーヒーと紅茶ではどんな違いがあるのかを城野クリニック総院長 城野 親徳がご紹介します。

 


◎コーヒーを飲む人はシミができにくい!?
コーヒーにはクロロゲン酸などのポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールと言えば赤ワインを思い浮かべる方が多いかと思いますが、コーヒーにも赤ワインと同じぐらい含まれているんです。

ポリフェノールは強力な抗酸化物質です。お肌の細胞を傷つけてシワやシミの原因となる活性酸素の働きを抑えてくれるので美肌効果が期待できるんです。

「1日2杯以上コーヒーを飲む人は、それ以下の人と比べてシミが少ない」という研究結果もあるんですよ。

また、ホットコーヒーには血糖値上昇を抑制する働きがあり、脂肪の蓄積を防いでくれます。コーヒーに含まれるカフェインには、脂肪分解酵素「リパーゼ」を活性化する働きもあるため、コーヒーにはダイエット効果も期待できるんです。

コーヒーの香りにはリラックス効果やストレス解消効果もあると言われています。

◎紅茶には美容液にも用いられる美白成分が……!

抗酸化作用については、紅茶も負けていません。紅茶にはカテキン、テアルビジン、テアフラビンなどのフラボノイド(ポリフェノールの一種)が豊富に含まれていて、お肌のエイジングケアに効果を発揮してくれます。また、紅茶には美白成分として有名な「ハイドロキノン」も含まれています。

化粧水や美容液の成分として用いられていますが、もちろん紅茶を飲むことでも美白効果が期待できます。

さらに、カリウムやカルシウムなどのミネラル類、ビタミンB1、B2、ナイアシンなどのビタミン類も豊富なので、身体の新陳代謝を整えることにも役立ちます。

コーヒーや緑茶には身体を冷やす作用がありますが、紅茶は身体を温めると言われています。ショウガと組み合わせたショウガ紅茶ならさらにポカポカ効果アップ! 冷えは美容の大敵なのでうれしいですね。

コーヒー、紅茶ともに美容効果が期待できる飲み物と言えそうですね。温かい飲み物には身体をポカポカ温めてくれて、代謝を高める効果もあります。食後や午後のリラックスタイムなどに、おいしいコーヒーや紅茶を飲んで美肌を目指しちゃいましょう。

 

【城野親徳の美容コラム】ニキビや肌荒れに効果的な栄養素をもつ食材3選

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ニキビ跡を薄くしたり肌荒れを防ぎたいと考えるなら、積極的に摂取したい食材があります。スーパーで簡単に手に入れることができ、ニキビ跡や肌荒れに効果的な栄養素や成分を持つ食材を3つを城野クリニック総院長 城野親徳がお伝えします。


◎ひじきに含まれるミネラルで健やかな肌に

鉄分や亜鉛などのミネラルは、人間が生きるために必須の栄養素です。鉄分や亜鉛が不足すると、ホルモンバランスに影響を与えたり体が貧血や酸欠に陥りやすくなったり、肌荒れが起きやすくなると考えられます。血中の酸素が不足すると、血液がどろどろになって体の隅々まで栄養素が運ばれにくくなり、肌が栄養不足に陥る可能性も。ひじきや青のりなどの海藻類には、豊富なミネラルや食物繊維が含まれています。乾煎りしたひじきと根菜類をマヨネーズであえたサラダや、鶏肉や豆類などをふんだんに加えたひじき煮は美肌効果や美容効果が高い献立です。積極的に献立に取り入れましょう。

 

◎フルーツのビタミンCでコラーゲンの生成を助ける

ビタミンCには、皮膚の粘膜の健康を維持したり、肌荒れを防いだりする効果が期待できます。ビタミンCには肌のハリや弾力の元となっているコラーゲンの生成を助ける役割や、鉄分の吸収を助けるはたらきがあります。また、高い美白効果が期待できる化粧品やシミを防ぐ化粧品にビタミンC誘導体が配合されていることからもわかるように、ビタミンCには皮膚のシミを抑制するはたらきがあるといわれています。ニキビ跡の治癒や、ニキビができにくい肌を作りたいと考えるならビタミンCは欠かすことのできない栄養素だといえます。ビタミンCは加熱に弱く、水に溶けやすいことが特徴です。ビタミンCを効果的に摂取するには、朝食や間食として生のフルーツを食べるといいですよ。

◎鮭に含まれるアスタキサンチンで抗酸化作用アップ

鮭の身の赤い色には、アスタキサンチンという成分が含まれています。アスタキサンチンアンチエイジングに効果的だといわれている成分です。アスタキサンチンには、肌の老化の原因となる活性酸素を除去するはたらきや、シミを抑制する効果が期待できます。また、鮭の皮にはコラーゲンが含まれており、ニキビ跡を修復する効果や肌のハリをアップする効果も。安価で購入できる点も魅力的です。

 

しつこいニキビ跡や肌荒れはスキンケアだけでなく、体の内側からのケアで解消していくことが重要です。それでもなかなか改善へ向かわない場合には、クリニックでのカウンセリングを受けることをお勧めします。

【城野親徳の美容コラム】肌代謝がカギ!「代謝」の向上がシワ改善・予防に良いのはなぜ?

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年齢を重ねるとともに顔に現れてくる、目尻のしわや口元のしわ、とても厄介ですよね。気になるしわの改善には、「肌代謝」を見直すことが大切です。
今回は、しわを始めとする肌の老化と肌代謝の関係、代謝をあげてしわを予防する方法について詳しくシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。

 

代謝」とは
代謝とは、体内に取り入れた栄養素をエネルギーに変えて消費していくこと。肌だけでなく、体温調節や呼吸、食べ物の消化吸収などにも関わる大切な働きです。代謝能力が落ちると体のさまざまな機能の低下を引き起こし、体を老化させてしまいます。しかし逆を言えば、肌に関わる代謝機能(=肌代謝)を一定のレベルに維持することができれば、自然としわやシミの予防に繋がるということになるのです。しわが気になるようになったら、まずは肌代謝を向上させるための対策を行うことが重要になります。

 

年齢に伴う肌代謝の衰え

私たちの全身を覆う肌は、外部の刺激や衝撃に耐え、細菌、病原体などの侵入を防ぐ、体の内部を守る役割をもっています。そのため肌の細胞は常に新しく生まれ続け、古くなったものと入れ替わることでベストな機能を維持しているのです。しかし、この肌細胞が生まれかわる周期(=ターンオーバー)は、年を重ねて代謝能力が低下するにつれて期間が延びていく傾向にあります。個人差はあるものの、20代の頃は28日程度だった周期は30代で40日程度に、40代では55日程度にまで延びてしまいます。すると肌はたまったダメージを修復しきれなくなり、シミやシワなどが定着しやすくなってしまうのです。

 

代謝を向上させてしわを改善・予防する方法

加齢による代謝機能の衰えは仕方のないことですが、筋力の低下や不規則な生活、紫外線や汚れの蓄積などによって起こる代謝の低下は予防することが可能です。加齢以外が原因で起こる代謝の低下を予防すれば、必要以上の肌の老け込みやしわの改善に繋がります。
代謝を向上させるために、以下の点に注意して生活していきましょう。

・スクラブ剤等を使って、定期的に角質ケアを行う
・蒸しタオルなどを使って肌を温める
・夕方以降のカフェイン摂取は控える
・眠る前のスマホやPCなどは控える
・充分な睡眠をとる
・1日3食、バランスの良い食事をする
・ビタミンA、C、E、亜鉛などの新陳代謝を高める栄養を積極的に摂る
・適度な運動を毎日の習慣にし、筋肉量を維持する

いかがでしたか?肌代謝の向上は、しわだけでなく、シミやくすみの予防にも効果的です。日々の生活を見直して、衰えがちな肌代謝を向上させてあげましょう。

【城野親徳の美容コラム】ビールの「美肌効果」に乾杯!

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冬は何かとイベントや飲み会が増える季節ですね。飲み会で最初の一杯は「とりあえず生で!」ということも多いもの。あの苦みが美味しいと感じる人もいれば苦手な人もいると思いますが、実はビールは美肌効果が高い飲み物だとご存じでしたか?

今回はビールの美肌効果について、 シロノクリニック総院長 城野 親徳がお伝えします。

 

◎美肌ビタミン・ミネラルが豊富

美肌作りに欠かせないビタミンB群が豊富。 ビタミンB群は、肌のターンオーバーと関わりの深いビタミンです。また、ビタミンB群の一つであるパントテン酸ビタミンB5)はビタミンCがコラーゲンを生成する時に必要となる栄養素です。

また、不足すると肌荒れなどの原因にもなるカルシウム、リン、ナトリウム、カリウムなどのミネラルも豊富です。

さらに、ホップに含まれる「フィストロゲン」という成分は女性ホルモンに似た働きをするため、ストレスなどで不足しがちな女性ホルモンを補い美しい肌や髪を保つことにも役立ちます。

 

ノンアルコールビールなら安眠効果バツグン!

ビールの主原料となる麦芽やホップには、リラックス・鎮静作用があるアミノ酸「GABA」が豊富に含まれており、心身の緊張をほぐし、安眠に導いてくれます。

ただし、ビールにはアルコールが含まれるため、体内で分解される時に交感神経を刺激して目が醒めてしまいます。このため、安眠効果を期待するならノンアルコールビールを飲むことをお勧めします。ただしノンアルコールビールには麦芽やホップが原料でないものもありますので、安眠用に購入する場合には成分表示を確認してみるのが良いでしょう。

ビールもノンアルコールビールも、比較的カロリー低めの飲み物ではありますが、糖質が含まれているため飲み過ぎには注意しましょう。

 

【城野親徳の美容コラム】秋の味覚の「サツマイモ」で美容効果を得よう!

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秋は「食欲の秋」というように、さまざまな食材が美味しく食べられる時期です。なかでもサツマイモは、焼き芋やてんぷら、煮つけなど多くの調理方法があります。
サツマイモはただ美味しいだけじゃなく、たくさんのメリットがあることをご存知でしょうか?シロノクリニック総院長 城野親徳がお伝えします。


◎サツマイモが持つ成分
サツマイモは美容成分を多く含む食べ物です。
食物繊維はもちろん、ビタミンCにビタミンB群、ビタミンEカリウムなど含んでおり、美肌のための食材といえるでしょう。

◎サツマイモの皮に食物繊維がたくさん

サツマイモの食物繊維は実はもちろん、皮にも多く含まれています。皮をむいてしまってはサツマイモの栄養を活かしきれないので、皮ごと食べることをお勧めします。
食物繊維はお通じを良くし、コレステロール値、血糖値を下げる効果があるため、しっかり摂っていきましょう。

◎ビタミンC

サツマイモはビタミンCも多く含んでおり、食物繊維と同じく皮に多く含まれています。

ビタミンCは肌を潤わせるコラーゲンを生成するために必要な栄養分ですから、サツマイモを摂ることは非常に効果的です。
また、肌を黒くする要素にメラニン色素がありますが、そのメラニン色素を抑えてシミの予防をするだけでなく、メラニン色素を薄くする還元作用もあります。
さらに、紫外線を受けて発生する活性酸素を取り除く抗酸化作用も持っています。

◎カルシウム

サツマイモはイモ類の中でも一番多くカルシウムを含でいます。これもまた皮に多く含まれています。カルシウムは骨だけでなく、肌の新陳代謝を高めます。

ビタミンB2

ビタミンB2は肌の新陳代謝を促し、肌荒れを防ぎ、健康な皮膚と粘膜を作ります。エネルギー代謝にもこのビタミンB2は効果的で、脂肪を燃焼させる性質があります。

ビタミンE

抗酸化作用の高いビタミンEには、活性酸素の生成を抑える働きがあるほか、ホルモンバランスを整える働きもあるため、女性には是非とってほしい栄養素です。

◎サツマイモだけの成分「ヤラピン」

サツマイモには、他のイモにはない独自の成分「ヤラピン」が存在します。
それはサツマイモを切った時に出てくる白い液体を指し、そのヤラピンが便秘の悩みを持つ方に有効な栄養素なのです。
ヤラピンは腸の動きを活性化させるので、便秘対策につながります。もともと食物繊維を多く含む野菜ですから、このサツマイモは腸の活動を助ける面で非常に効果的だと言えます。

 

サツマイモは美肌効果だけでなく、便秘対策に非常な有効な野菜です。「ビタミンCは熱に弱いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、それはサツマイモのでんぷんが熱から守るため心配いりません。栄養満点なサツマイモで美肌効果を得てみてはいかがでしょうか?

 

【城野親徳の美容コラム】夜食べるのが効果的!「トマト」は白肌の強い味方

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夏はお天気の良い日が多くて、夏本番に比べると湿度も低く外を出歩くのが気持ち良い時期ですね。
でも、爽やかな初夏の日差しには紫外線がいっぱい!
お出かけの際には日焼け止めや日傘などでしっかりと紫外線対策を心掛けたいですね。

そうした紫外線を浴びないための対策と合わせて心掛けたいのが、浴びてしまった紫外線によるダメージを抑えるための食事によるケアです。

中でもお勧めなのが「トマト」。
食べる紫外線対策として、とても高い効果が期待できるんですよ。

 

◎「リコピン」が美白・美肌をサポート

トマトと言えば、健康やダイエットに役立つ食品としておなじみですね。
そのヒミツは、トマトの赤い色素成分「リコピン」。

リコピンには、高い抗酸化作用があります。
その効果は同じく抗酸化作用を持つビタミンEの100倍とも言われています。

紫外線を浴びることで体内に増える活性酸素の働きを抑えてくれるため、シミやしわなど肌老化を予防することにつながるのです。

また、リコピンにはしみやそばかすのもとになるメラニンの生成を抑える働きもあることがわかっています。
さらに、コラーゲンを分解する酵素を減少させる働きがあることも実験によりわかっており、紫外線によってコラーゲンが破壊されるのを抑えることにも役立つとされています。

 

◎夜に食べるのがお勧め!

トマトを食事として食べた場合、腸で吸収されて肌の細胞に届くまでに6~8時間かかると言われています。

このため、紫外線対策としてトマトを食べるのなら、晩ごはんに取り入れるのがお勧めです。夜のうちに食べておくことで、紫外線にさらされる日中の肌を効果的に守ることが期待できるためです。

リコピンは油に溶けやすい性質があるため、油と一緒に調理すると吸収率が高まります。ミルクやクリーム、チーズなどの脂質を含む食品をあわせて摂るのもお勧めです。

 

「日焼け止めやUVカットグッズで紫外線対策は万全!」と思っていても、やはり完璧に紫外線を防ぐのは難しいもの。
こうした紫外線対策に加えて、夜の「トマト」習慣で白い肌を守っていきましょう。

【城野親徳の美容コラム】美肌効果バツグン!「枝豆」の美容効果

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夏に旬を迎える「枝豆」。さっと塩ゆでにすれば、ビールのおつまみにぴったり。
日本の夏の風物詩の一つですね。
おつまみの印象が強いので意外に思われる方も多いかもしれませんが、実は枝豆には、女性に嬉しい栄養がたっぷりと含まれています。
これからの旬の時期に、ぜひたくさん食べたい美容食材なのです。

 

◎美肌作りに効果的!

枝豆というのは、大豆を未成熟な状態で収穫したもののことを言います。

大豆と同様に良質なたんぱく質がたっぷりと含まれています。
また、ビタミンB1、B2、ビタミンC、βカロテンなどのビタミン類、カルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラル類、さらに食物繊維も豊富に含んでいます。とても栄養価が高く、豆類でありながら、緑黄色野菜にも分類されています。

注目したいのが、大豆には含まれないビタミンCが、枝豆には含まれていることです。ビタミンCは水溶性ですが、さやに守られている枝豆のビタミンCは茹でても失われにくいといわれています。

肌を支えるコラーゲンは、体内でたんぱく質を材料に合成されますが、その時に欠かせないのがビタミンCです。
つまり、良質なたんぱく質とビタミンCを一緒に摂ることができる枝豆は、コラーゲンを増やして美肌を作るためにとても効果的な食べ物なのです。

◎便秘解消・むくみ解消にも!

食物繊維とビタミン類を豊富に含む枝豆は、腸の働きを整え、お通じを良くすることにも役立ちます。便秘は肌荒れなどの原因にもなるので、この点でも美肌に役立つといえます。

また、枝豆にはカリウムも含まれているため、ナトリウムの排出を促し、むくみの解消にも役立ってくれます。

栄養豊富で、女性に嬉しい効果がいっぱいの枝豆。
旬のこれからの時期、ぜひ食事に取り入れていきたいですね。