シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】 ガサガサにサヨナラ!正しい「かかとケア」

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寒い季節に乾燥が気になる部分の一つに「かかと」があります。
かかとがガサガサしたりひび割れたりといった状態に悩まされる方も多いのではないでしょうか。

サンダルやミュールなどを履く夏と比べ、かかとが人目に触れる機会は少ない季節ですが、乾燥しがちな今の時期のケアこそ大事。
簡単にできるホームケアについて、美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳がご紹介します。




かかとが固くなる原因は?

かかとの角質が厚くなってしまう原因は大きく分けて二つ。

一つ目は、歩行などによる摩擦や刺激。足は体重がかかる部分なので、もともと肌のバリア機能が働いて角質が厚くなりやすいのです。
それに加えてサイズの合わない靴を履くことによって足が圧迫されたり、靴の中で足が擦れたりすると、さらに角質が厚くなってしまいます。
そうして厚くなった角質をケアしようと無理に削り過ぎたりすることが刺激になってしまう場合があるようです。

二つ目は、肌の乾燥です。
足の皮膚は皮脂腺が少なく、もともと乾燥しやすいところ。
さらに血行不良や冷えなどによって肌のターンオーバーが乱れると、古い角質がはがれずに肌表面に残りガサガサの原因になってしまうのです。




正しいかかとケア

かかとの角質を削り過ぎるのは良くありませんが、ガサガサのまま放っておくのも問題です。
正しくケアしましょう。

【用意するもの】
・かかと専用のやすり
・化粧水
・クリーム(ハンドクリーム、ボディクリームなど)


【かかとケアのやり方】
①入浴、フットバスなどで足の肌を柔らかくしておきます。

②水気をしっかりと拭き取ってから、やすりで余分な角質を除去します。力を入れず、一定方向に軽くやすりをかけます。

③化粧水でうるおいを補給したあと、クリームをたっぷりと塗ります。

④クリームを塗った後は、通気性の良い靴下を履きましょう。

角質の削り過ぎは肌のバリア機能を低下させ、かえって角質を厚くする原因になってしまいます。
やすりを使ったケアは1~2週に一度程度にしましょう。

また、サイズの合わない靴はかかとのガサつきの原因になります。
靴のサイズが合っているか見直して、インソールなどで調整するのもお勧めです。



【城野親徳の美容コラム】 脱・お正月ボケ! 体内時計をリセットする方法

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年末年始の休暇も終わり、毎日決まった時刻に出社する生活が始まったけど、「生活リズムがうまく取り戻せない……」という方はいらっしゃいませんか? 
夜寝ようと思ってもなかなか寝付けなかったり、逆に朝は寝坊してしまったり。

睡眠の質が下がったり睡眠不足になったりすれば、健康や美容にも悪影響を及ぼします。
年末年始に乱れた体内時計は、しっかりとリセットして規則正しい生活リズムを取り戻しましょう。

体内時計の仕組みと、リセットするための方法について、美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳がお伝えします。




体内時計は25時間サイクル!?

人間の体内時計は、25時間で一周すると言われています。
つまり1日24時間のサイクルに対してもともと1時間の誤差があるものなのです。
この1時間のズレは、朝起きて日光を浴びることで分泌されるホルモン「セロトニン」によって修正されて24時間サイクルに対応する仕組みになっています。

セロトニンの分泌は、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌と深く関わっています。
セロトニンが分泌されてから15~16時間後にメラトニンが分泌され始めるのです。

日照時間の短い冬は、日光に当たる時間が短くなることもあり体内時計が乱れやすくなります。
さらに、休暇などで遅くまでだらだらと寝ている生活をしていた場合、どんどん後ろ倒しになってしまうのは当然だと言えます。




体内時計をリセットするための方法

休暇中に乱れてしまった体内時計を正常なサイクルにリセットするためには、以下のような方法を試してみるのが良いでしょう。



朝起きたらすぐに日光を浴びる

寒い時期は断熱のために日中もカーテンを閉ざしているという方もいらっしゃるかもしれませんが、体内時計をリセットするためには日光を浴びることが大切です。
朝起きたらまずはカーテンを開けて朝日を浴びる習慣をつけましょう。二度寝の防止にも効果的ですよ。



起床後1時間以内に朝食を食べる

朝食を摂ることで体温が上がり、身体が目覚めます。
エネルギーに変換されやすいたんぱく質をしっかりと摂りましょう。
リズムよく噛んで食べることでセロトニンの分泌も促されます。



就寝の1~2時間前に入浴する

入浴はぬるめのお湯で、就寝の1時間前ぐらいまでに済ませましょう。
副交感神経を優位にしてリラックスすることで質の良い睡眠につながります。




忙しい毎日、なかなか規則正しい生活が難しいという方もいらっしゃるかもしれませんが、できることから取り入れて理想的な生活リズムを作っていきましょう。




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肌が乾燥している状態は、角質がめくれてバリア機能が低下しているため肌内部の水分が蒸発しやすくなっています。
そのため少しの刺激で状態が悪化しやすく、乾燥肌をひどくしてしまうのです。

毎日身につける衣類の素材によっては、乾燥肌を悪化させてしまうものもあります。
乾燥している肌は非常に敏感な状態になっているので、肌に対して優しい素材を選ぶなど洋服の素材選びは慎重になる必要があります。
今回は、乾燥肌の人はどのような基準で洋服を選べばいいのかというポイントをご紹介します。




1. 下着はコットンかシルクを着用する

直接肌に触れる下着は、コットンかシルクなど自然素材の衣類を着用しましょう。
特にシルクは肌に対する刺激が少なく、肌あたりが優しいので乾燥肌を優しく包み込みます。

コットンは汗をすぐ吸収するので、最適な素材です。
なぜなら汗をかいたまま放置していると、汗が蒸発するときに肌の水分まで奪ってしまうので、乾燥を加速させてしまうからです。
さらに、汗を吸収するコットン素材の下着を着ておくことで、肌の水分の蒸発を防ぐことができ、乾燥肌を守ることにも繋がります。

特にアトピー性皮膚炎の人は衣類の刺激を受けやすいので、下着だけでなく衣類はコットンかシルクがお勧めです。




2. 縫い目やタグのない衣類を着用する

衣類の縫い目はその部分だけ硬くなっているので、乾燥している肌に当たると摩擦によってダメージが大きくなります。
痒みが出るだけでなくバリア機能が低下している肌に当たると、より角質がこすり取られてしまうため肌の状態が悪化してしまいます。

さらに衣類のタグも硬く、肌に擦れるとダメージを与えてしまいます。
乾燥肌の人は縫い目がない衣類を選びタグをカットして着用するなど、肌への刺激を最小限に抑えるようにしましょう。




3. 重ね着をせずに「保湿性が高く通気性の良い洋服」を選ぶ

寒い季節は何枚もの衣類を重ね着して防寒対策を行う人が多いですが、乾燥肌で悩む人は注意が必要です。
何枚も衣類を着用していると通気性が悪くなってしまうので、汗が蒸発せずに衣類の中で蒸れてしまう原因になります。
蒸れることで菌が繁殖しやすく、肌の水分が蒸発してしまうのです。
肌の環境を悪化させてしまうので、乾燥肌で悩む人は、保湿性が高く通気性の良い衣類を選ぶようにしましょう。




このように毎日着用する衣類の素材をしっかり選ぶことで、デリケートな乾燥肌を守ることができます。
ぜひ参考にして肌を労わってください。

今が旬! 冬のほうれん草に秘められた美容効果とは?

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ほうれん草に健康効果があることは昔から有名ですが、実は美容にも良い効果が期待できることをご存知でしょうか?
とくに冬に採れるほうれん草は、その効果がアップするといわれています。

ではどのような美容効果があるのか、お勧めの調理法とあわせて詳しくご紹介します。




ほうれん草の美容効果

スキンケア効果

 

ほうれん草には肌のターンオーバーを促すビタミンAが豊富に含まれています。
また、ビタミンCや鉄分、セラミドも多く含まれているため、肌の透明度をアップさせたい人、乾燥肌を改善させたいという方にもお勧めです。
特に冬に収穫されたほうれん草はビタミンCの含有量が多いため、肌への効果が高いといえます。



便秘改善効果

 

ほうれん草には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方がバランス良く含まれています。
これらには腸内環境を整えて排便を促す作用があるため、便秘解消に効果的です。



ダイエット効果

 

ほうれん草に含まれる食物繊維は、ダイエットにも役立ちます。
脂っこい食事や炭水化物を摂る前にほうれん草を食べておくことで、食物繊維が脂質や糖質の吸収を防いでくれるのです。




ほうれん草の食べ方&おすすめレシピ

ほうれん草は生やそのまま炒めて食べるとシュウ酸が原因のえぐ味や苦味を感じることがあります。
そのため、ほうれん草は一度茹でて、シュウ酸を取り除いてから食べるのがお勧めです。
ただし、茹ですぎると味が落ち、水溶性のビタミン類が減少してしまうので、サッと短時間で茹でることが大切です。
茹でたほうれん草はそのままおひたしにしたり、炒め物に加えたりして食べましょう。
油と一緒にとると、脂溶性のビタミンAの吸収率が高まりますよ。



ほうれん草の茹で方

1. 沸騰したお湯に塩を少量入れ、ほうれん草の茎部分だけを30秒ほど茹でる
2. ほうれん草全体をお湯に入れて、さらに30秒茹でる
3. 冷水に取り、冷めたら水気を軽く絞る

 

ほうれん草の胡麻和え

1. すりごま大さじ2、しょうゆ小さじ2、砂糖小さじ2をよく混ぜ合わせる
2. 下茹でして水気を切ったほうれん草に、1を和える



【城野親徳の美容コラム】手肌の乾燥予防!効果的なハンドクリームの使い方は?

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寒くなるこれからの季節は、肌の乾燥が気になる時期ですね。
乾燥しやすい部分は人によっていろいろですが、中でも多くの人が悩むのが手肌のカサつきではないでしょうか。

手肌の乾燥対策は、ハンドクリームによるこまめなケアが基本。
効果的なハンドクリームの使い方を、美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳 がお伝えします。




手を洗ったらハンドクリーム!

手の皮膚は皮脂腺が少ないため、もともと皮脂の分泌が少ない部分です。
それに加えて、手はいろいろなものに触れたり、たびたび手洗いのために水に濡らしたりするため、さらに皮脂が失われやすく、乾燥しがちです。


手を洗ったり、入浴や洗い物などで手を濡らした後は皮脂が落ちて乾燥しやすくなっているため、すぐにハンドクリームで保湿するのが大切です。
塗り忘れないよう洗面所や職場のデスクの上にハンドクリームを常に置いて、こまめに塗り直す習慣をつけるようにしましょう。



ハンドクリームの効果的な塗り方

日中の手洗い後などは、さっと塗るだけでも塗らないよりは断然良いのですが、時間がある時はハンドクリームの効果を引き出すために以下のようなポイントを押さえてみてください。



ハンドクリームの前に化粧水で保水

毎日の洗顔後は、乳液やクリームの前に化粧水で水分を補いますよね。
手肌の場合も同様に、クリームをつける前に化粧水をなじませて保水するとうるおい効果がアップします。



クリームは手のひらで温めてから

ハンドクリームを塗る時は、てのひらに適量を出したら両手を合わせて温めましょう。
温めることでクリームの伸びが良くなり、肌になじみやすくなります。



手の甲に重点を置いて

手のひらより手の甲の方が乾燥しやすいもの。塗る時は手の甲に重点を置いてしっかりとなじませましょう。



クリームを塗りながらマッサージ

クリームを塗りながら、指と指の間や関節の部分をくるくるとマッサージすることで、クリームがなじみ、疲れもとれますよ。




入浴後、肌が温まっている時にしっかりとハンドケアして、てぶくろをつけて寝ると寝ている間に手肌がうるおいます。
日中のこまめなケアと、夜の丁寧なケアで冬もすべすべな手肌をキープしましょう。



【城野親徳の美容コラム】寒さが原因に! つらい「冬の肩こり・首こり」対策

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毎年、冬になると肩こりや首こりなどが酷くなるという方はいらっしゃいませんか?
体温を保つために筋肉が縮んだ状態が増えるこの季節は、肩こりなどが起きやすい季節です。

冬の肩こり・首こりの原因と対策について、美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳がお伝えします。




冬に肩こり・首こりが起こりやすい原因

肩こりや首こりの主な原因は、筋肉が硬直することによる血行不良です。
血管が圧迫され血行が悪くなることにより、疲労物質の代謝がうまく行われず違和感や痛みなどが生じ、それによりさらに筋肉が硬直するという悪循環が生まれてしまうのです。

筋肉が硬直してしまう要因としては、長時間同じ姿勢を取り続けることや運動不足などが挙げられますが、冬の時期は寒さによっても筋肉が硬直しやすくなります。
寒くて身体が縮こまった状態の時、筋肉も縮んで硬くなっています。このため、寒い時期は、より肩こりや首こりが起こりやすくなるのです。




冬の肩こり・首こり対策

肩こり・首こりの対策として、同じ姿勢を取り続ける時には休憩をはさんでストレッチなどを取り入れるようにすることは年間を通じて心掛けたいところ。
それに加えて、寒い季節には以下のような点も意識しましょう。




肩や首を冷やさないようにする

肩や首の冷えは、肩こりや首こりの大きな原因になります。
マフラーやストールなどを巻いたり、カイロを当てたりして冷やさないようにすることは肩こり・首こりの予防・改善に役立ちます。
ただし、肩こりや首こりによる痛みがある場合は温めると痛みが増してしまう場合があるため、痛みがある場合は冷やして痛みを抑えることを優先しましょう。



なるべく身体を動かす

寒い季節は休日も室内でごろごろして過ごしがちですが、運動不足も血行を悪くして肩こりや首こりの原因になります。
できるだけ外に出かけて歩く機会を作ったり、室内でできる簡単な運動などを取り入れて身体を動かすようにしましょう。



入浴で血流改善

入浴で身体の芯からしっかりと温めることも肩こり・首こり対策として大切です。
肩こり・首こりの改善には、40℃ぐらいのお湯を張った湯船に、肩まで浸かる入浴がお勧めです。
肩こりに効果のある炭酸ガス系の入浴剤などを使うのも良いでしょう。




冬になると特に肩こり・首こりが酷くなるという方は、温める肩こり・首こり対策を意識することをお勧めします。身体を温めてこりを撃退しましょう!



【城野親徳の美容コラム】冬の乾燥から髪を守るために意識したいこと

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外は冷たい風が吹き、室内はエアコンなどで空気が乾燥しがちなこれからの季節。
顔やボディの肌の保湿は意識してしっかりと対策する方も多いと思いますが、髪についてはどうでしょうか?

乾燥した空気にさらされてうるおいを失いがちなのは髪や頭皮も同じ。
冬の髪はパサついたり切れやすくなったりしがちです。

今回は、「頭髪外来」を設けている美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳が、冬の乾燥から髪を守るための方法をお伝えします。



乾燥は髪のダメージを進行させる!

健康な髪は12~13%の水分を保持しているもの。
ところが、さまざまな要因でこの水分量が7%以下になってしまうと、髪の表面のキューティクルが乾燥して剥がれてしまいます。
これが髪のパサつきや切れ毛、枝毛などの原因です。

その上、キューティクルが剥がれた部分からは、髪の内部の水分や天然保湿因子が流れ出てしまいます。
これによってますます乾燥が進み、髪のダメージが進行してしまうという悪循環が起きてしまうのです。



冬の乾燥から髪と頭皮を守るために

つまり、髪のダメージを予防して美髪を保つには、髪を乾燥させないための対策が重要だということです。
冬の髪を乾燥から守るためには、以下のようなことに注意しましょう。



帽子やスカーフで乾燥対策

冬の冷たい風やエアコンの風などが直接当たることは髪や頭皮を乾燥させる原因になります。
外出時は帽子をかぶったりスカーフを巻いたりすることで髪と頭皮を乾燥から守るよう意識しましょう。



ブラッシングは静電気に注意

空気が乾燥している冬は、ブラッシングで静電気が起きやすい季節です。
静電気は髪に直接ダメージを与えるだけでなく、ホコリを吸寄せる原因にもなります。
ブラシはナイロン素材のものではなく天然素材のものを使うようにしたり、ブラッシング前にミストなどで軽く水分を補ったりすることで、静電気が起きないように心掛けましょう。



シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かす

ドライヤーは髪や頭皮を乾燥させるイメージがあるかもしれませんが、自然乾燥や生乾きの状態の方が乾燥させる原因になります。
髪が濡れている状態のままドライヤーで一気に乾かすことで、水分を髪の内部に閉じ込めるイメージです。
ドライヤーは根元を中心に、一ヵ所に温風を当て続けないようにして手早く乾かしましょう。



乾燥がひどい時には、洗い流すトリートメントと、洗い流さないトリートメントを併用したり、洗い流さないトリートメントを塗った後に蒸しタオルで髪を巻いて浸透させるのも効果的です。
乾燥するこれからの季節、肌だけでなく髪の乾燥対策も万全にしておきたいですね。