シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】根元で分かる! 薄毛につながる危険な抜け毛の見分け方

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抜け毛というと、男性が悩まされるトラブルといったイメージがありますよね。
しかし意外にも、抜け毛に悩まされている女性は決して少なくありません。
中には、放っておくと薄毛につながってしまう抜け毛もあるため注意が必要です。
今回は、自分の頭皮状態を知るために覚えておきたい“危険な抜け毛の見分け方”について、シロノクリニック総院長 城野親徳が詳しくご紹介します。



「自然な抜け毛」と「危険な抜け毛」って?

抜け毛には、髪が成長するサイクルの中で自然に抜けたものと、それ以外の要因で抜けたものの2つの種類があるってご存じでしたか?
自然な抜け毛は“髪の毛が生まれ変わる周期=ヘアサイクル”にともなって抜けた髪の毛です。
この場合、抜けたあとの毛根から新しい髪が生えてきて、再び長い髪へと成長していきます。
一方、ヘアサイクルに関係なく抜ける毛は、毛根に何らかの問題があるというサイン。
この場合は、抜けたあとの毛根から新しい髪が生えてこずに、薄毛に進行してしまう恐れがあるのです。
では、どのような状態の抜け毛が危険なのか、抜け毛の判別のポイントをご紹介します。



髪の根元の形で分かる!抜け毛の見極め方

根元が綿棒の先のようにふっくらしている

根元が綿棒の先のようにふっくらとしている場合は、「自然な抜け毛」のため心配ありません。
アサイクルが正常に機能しており、抜けたあとは健康な髪が生えてくると考えられます。



根元がどんどん細くなっている

根元が細くなっている髪は、萎縮毛と呼ばれる「危険な抜け毛」になります。
毛根が痩せてきていて、薄毛が進行しつつあることを意味しているのです。
この場合、髪の毛全体が薄くなる“びまん性脱毛症”の可能性があります。



根元に白い脂がついている

根元に白い脂がついている場合は、頭皮の脂の分泌が活発で、毛穴が詰まっていることを意味しています。
抜け毛が多く、なおかつかゆみやフケが見られる場合は”脂漏性脱毛症”へと進行する恐れがあるので注意が必要です。



根元が歪んでいる・くびれがある

根元が歪んでくびれている髪は感嘆詞毛と呼ばれ、“円形脱毛症”の方に多い抜け毛です。
ストレスなどで毛母細胞が正常に働かなくなり、いびつな形の根元になってしまうのです。



根元に白いしっぽのようなものがついている

根元に白いしっぽのようなものがある場合、ヘアサイクルに問題があり、皮脂や乾燥による頭皮トラブルが発生しています。
ホルモンバランスの乱れや栄養不足によって“広汎性脱毛症”になっている可能性も。


いかがでしたか?
危険な抜け毛があった場合、たとえ薄毛が進行していなくても、頭皮の健康状態に問題があると考えられます。
抜け毛の根元をチェックしてヘアケア方法や生活習慣を見直し、健康な髪を育てていきましょう。