シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】産後はシミ・そばかすが出来やすい!その原因と対策ケア

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「産後はシミやそばかすができやすい」という噂を、聞いたことがあるママも多いはず。
シミ、そばかすを防ぐには、産後の体の状態と体が求めているケアをすることが重要です。
ママになっても透明感のある素肌を保つために、シミやそばかすが出来やすくなる原因と、的確なケア方法をシロノクリニック総院長 城野親徳とともに詳しく探ってみましょう。。




産後にシミ・そばかすができやすくなる原因

ホルモンバランスの変化

妊娠中には、女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌量が増加します。
このエストロゲンは美肌ホルモンとも呼ばれていて、肌を美しく健康的に保つ働きがあります。
しかし産後は、このエストロゲンの分泌量が一気に低下します。
そのため、産後は肌のコンディションが不安定になり、肌に混在していたシミやそばかすができやすい状態になってしまうのです。

また、妊娠中にはもう1つの女性ホルモン、プロゲステロンも増加します。
プロゲステロンにはメラニン色素を作るメラノサイトを刺激する作用があり、シミやそばかすを増やす原因になります。
さらにこのプロゲステロンの影響は出産後も半年ぐらいは続くため、産後もシミやそばかすができやすい状態が続いてしまうのです。




ストレスや寝不足

産後は育児と家事の両立で、何かとストレスを抱えてしまうもの。
また、赤ちゃんの夜泣きや授乳によって睡眠不足にもなりがちです。
このような生活が続くと肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れて、古い角質が残りやすくなります。
それと同時にメラニン色素も溜まりやすくなり、シミやそばかすができてしまうのです。




産後の肌に必要なケア方法

紫外線対策

紫外線はメラニン色素を増やす直接的原因に。
日焼け止めをこまめに塗るのはもちろんのこと、日傘や帽子などで紫外線を徹底的にブロックしましょう。
なお、曇りの日や寒い時期、さらに室内であっても紫外線は降り注いでいます。
天気や季節、場所に関わらず、常に紫外線対策を忘れないようにしてください。



保湿+美白ケア

シミやそばかすを増やさないためには、美白ケアも忘れずに行いたいもの。
しかし保湿を怠っていると、肌のバリア機能が低下して美白ケアの意味がなくなってしまいます。
基礎化粧品はセラミドなどが配合された保湿効果の高いものを使い、それに美白美容液をプラスするようにしましょう。
なお、産後の肌はデリケートなので、化粧品は敏感肌にも使える低刺激タイプを選ぶことが大切です。



肌を刺激しない

肌を強くこすると、その刺激から肌を守ろうとする防御反応が働いて、メラニン色素が増える恐れがあります。
すでにできているシミやそばかすが濃くなることもあるので、肌を無闇に刺激しないようにしましょう。
特に洗顔やクレンジングをしている時、コットンで肌に触れる時は刺激を与えやすいので、優しく丁寧に触れるようにしましょう。

産後の肌は、デリケートになっているうえにストレスや刺激がたくさん。
若々しく綺麗なママでいるためにも、スキンケアや生活習慣でできるだけ肌の負担をへらしてあげてくださいね。