シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】【花粉症のモーニングアタック】を軽減するには

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花粉症に苦しむ人の中には、起床後すぐにくしゃみや鼻水などに苦しむ人が少なくありません。
朝は、なぜ花粉の影響を受けやすいのでしょうか?
モーニングアタックの症状を軽減するために効果的な対策を美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳がご紹介します。




モーニングアタックが起こるメカニズム

花粉症だけに限らず、アレルギー性の鼻炎などの症状を持っている人は、日中や夜間よりも朝の時間帯に症状が重くなる場合があります。
これをモーニングアタックと呼びます。
なぜ、モーニングアタックが起こるのでしょうか?
人間の体は交感神経と副交感神経が切り替わることによって、活動的な状態からリラックス状態へと心身の状態を切り替えています。
日中は交感神経が活発であるため比較的アレルギーの症状をコントロールしやすいと考えられますが、起床後すぐはまだ副交感神経が優位な状態にあるため、症状が出やすいといわれています。




寝室に花粉を持ち込まない

モーニングアタックを緩和するためには、寝室に花粉を持ち込まない工夫が大切です。
布団を屋外で干せば当然花粉は付着しやすくなります。就寝時に身に着けるパジャマや部屋着も外に干さずに乾燥機を利用して、室内干しを徹底しましょう。
また忙しい日々を送っている人や、ライフスタイルによっては就寝前に風呂に入らず朝のシャワーが日課となっている人もいることでしょう。
しかし、できれば帰宅後にすぐに風呂に入って頭髪や耳の穴などに入り込んだ花粉をきれいさっぱりと洗い流してしまいましょう。
そうすることで、寝室内に持ち込む花粉の量を最小限におさえることが可能です。




衿カバーや枕カバーを毎日取り換える

外干しを避け、花粉の付着に注意をはらっていたとしても、目に見えない花粉が付着してしまうことがあります。
掛布団のカバーは大きく、毎日洗って交換することは大変です。
そこでお勧めなのが、掛け布団の顔の付近だけに装着するタイプの衿カバーです。
バスタオルくらいのサイズなため、洗濯や収納の際に場所をとりづらく衛生的な状態を保ちやすいです。
花粉の季節だけでも、顔周りに近い枕カバーや衿カバーを毎日取り換えるように工夫するとモーニングアタックを緩和しやすいといえます。

負担にならないことから、ぜひ始めてみてください。