シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】冬になると発生しやすい静電気… 実は肌に影響がある!?

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寒くなると起こりやすい静電気は、衣類や髪のまとわりつきを招くだけでなく、「バチッ」という刺激を引き起こす厄介なものです。
人によっては静電気を頻繁に感じる方もいるのではないでしょうか?
静電気は刺激だけでなく、肌にも影響があるといわれているため、しっかりと対策をするのがお勧めです。
今回は、静電気が肌に与える影響と対策をシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。




静電気と乾燥の関係

人の体をはじめ、どんな物体でもプラスの陽子とマイナスの電子を持っています。
通常はプラスもマイナスも数が同じで、電気的に安定しています。しかし物質同士が接触すると、電気的なバランスが崩れます。これによって発生するのが静電気です。
人体の帯電電位が低ければ痛みを感じませんが、帯電電位が3kVになるとチクリとした痛みを感じるようになります。




冬に静電気が起きる理由

冬の静電気の多くは、乾燥によるもの。
通常、人や物体が帯電していても湿度が高ければ、空気中の水分によって電気は逃げてしまいます。
そのため、湿度の高い夏は、静電気が起きてもほとんど感じません。
しかし、湿度の低い冬は空気中の水分が少ないため、電気の逃げ道がありません。
電気がたまりやすい状態になっていることから、金属に触れると電流が流れ、静電気が発生しやすくなります。



肌に与える影響

静電気は刺激を与えるだけでなく、肌にも影響があるといわれているため、乾燥肌や敏感肌の方は注意しましょう。
乾燥している肌は、外からの刺激を受けやすい状態にありますが、静電気の刺激によってさらに助長される可能性があります。
また、静電気を受けた肌は空気中の雑菌やほこりなどの汚れが付着しやすい状態。
肌が汚れたままだと、炎症といった肌荒れのトラブルにつながる可能性があるため、乾燥しやすい冬は静電気対策を行いましょう。




気軽にできる静電気対策

肌と髪を保湿

静電気は湿度が低いと発生しやすくなりますが、肌が乾燥していることも原因の一つです。
静電気の刺激を受けないように、肌や髪をこまめに保湿しましょう。
ハンドクリームや髪にトリートメントを付けておくと、手先や顔周りの静電気が逃げやすくなります。



静電気防止アイテム

最近はさまざまな静電気対策グッズがあるので、外出先でも気軽に静電気を防ぐことができます。
キーホルダータイプのものや腕につけるアクセサリータイプのものなど種類が豊富です。
特にスプレータイプのものなら、静電気が起きやすい天然素材やウールの洋服でも、簡単に防止できます。

簡単なケアやアイテムを足すだけで静電気を抑えられるので、ぜひ取り入れてみてください。