シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】ダイエットに効果的なエッセンシャルオイル3選

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“○○ダイエット”“○○をするだけで痩せる”というダイエット方法はたくさんありますが、「どれを試しても続かない……」という方も多いのではないでしょうか。
そんな面倒くさがりの方にお勧めしたいのが、エッセンシャルオイルを使ったダイエット方法。
心地よい香りに包まれながら行えるので、ダイエット効果だけでなくリラックスやリフレッシュなどの効果も期待できます。
メリットたくさんのエッセンシャルオイルを使用して、憧れのスリムボディをゲットしましょう。
今回は、ダイエットにお勧めのエッセンシャルオイル3つと効果的な使い方をシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。



香りを嗅ぐだけでOK!?「グレープフルーツ」

柑橘系の爽やかな香りが魅力的なグレープフルーツのエッセンシャルオイルには、交感神経を活性化させて脂肪の燃焼を促すという効果が期待できます。
香りを嗅ぐだけでOKなので、「運動が続かない」「食事制限がつらい」というダイエットが苦手な方にもぴったり!
お湯をはったマグカップエッセンシャルオイルを数滴垂らすと、湯気とともにふわっと香りが漂って、簡単にエッセンシャルオイルを楽しむことができます。
また、より高い効果を期待するためには、香りを嗅ぎながら家で簡単にできるストレッチなどを行いましょう。



脂肪を分解して理想ボディへ!「ローズマリー

たくさんあるエッセンシャルオイルの中でも、とくにダイエット効果が高いとして知られているのが、ローズマリーエッセンシャルオイルです。
ローズマリーといえば肉料理や魚料理、紅茶などで大活躍のハーブ。
実はこのエッセンシャルオイルを嗅ぐだけでアドレナリンが誘発され、リパーゼという酵素が活性化することで脂肪分解を促してくれるのです。
食前の時間や寝る前のタイミングに香りをかいで、ダイエット効果を高めましょう。



マッサージ時に使いたい「ジュニパー」

デトックスやむくみなどに効果が期待できるといわれているジュニパーは、リンパマッサージやフットマッサージにお勧めです。
ダイエットを成功させるためには、食事制限や運動も大切ですが体の余分な水分を排出させることも重要なのです。
マッサージに使用するときには、キャリアオイルとして使用できるホホバオイルなどにジュニパーを数滴混ぜ合わせて使います。
リンパを流すように意識するのがポイントです。

エッセンシャルオイルを使うことで、いい香りに包まれながらダイエットをすることができるため一石二鳥!
気分よくオシャレに理想の体型を目指すことができます。
日常にエッセンシャルオイルを取り入れて、ダイエットにつなげていきましょう。

【城野親徳の美容コラム】根元で分かる! 薄毛につながる危険な抜け毛の見分け方

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抜け毛というと、男性が悩まされるトラブルといったイメージがありますよね。
しかし意外にも、抜け毛に悩まされている女性は決して少なくありません。
中には、放っておくと薄毛につながってしまう抜け毛もあるため注意が必要です。
今回は、自分の頭皮状態を知るために覚えておきたい“危険な抜け毛の見分け方”について、シロノクリニック総院長 城野親徳が詳しくご紹介します。



「自然な抜け毛」と「危険な抜け毛」って?

抜け毛には、髪が成長するサイクルの中で自然に抜けたものと、それ以外の要因で抜けたものの2つの種類があるってご存じでしたか?
自然な抜け毛は“髪の毛が生まれ変わる周期=ヘアサイクル”にともなって抜けた髪の毛です。
この場合、抜けたあとの毛根から新しい髪が生えてきて、再び長い髪へと成長していきます。
一方、ヘアサイクルに関係なく抜ける毛は、毛根に何らかの問題があるというサイン。
この場合は、抜けたあとの毛根から新しい髪が生えてこずに、薄毛に進行してしまう恐れがあるのです。
では、どのような状態の抜け毛が危険なのか、抜け毛の判別のポイントをご紹介します。



髪の根元の形で分かる!抜け毛の見極め方

根元が綿棒の先のようにふっくらしている

根元が綿棒の先のようにふっくらとしている場合は、「自然な抜け毛」のため心配ありません。
アサイクルが正常に機能しており、抜けたあとは健康な髪が生えてくると考えられます。



根元がどんどん細くなっている

根元が細くなっている髪は、萎縮毛と呼ばれる「危険な抜け毛」になります。
毛根が痩せてきていて、薄毛が進行しつつあることを意味しているのです。
この場合、髪の毛全体が薄くなる“びまん性脱毛症”の可能性があります。



根元に白い脂がついている

根元に白い脂がついている場合は、頭皮の脂の分泌が活発で、毛穴が詰まっていることを意味しています。
抜け毛が多く、なおかつかゆみやフケが見られる場合は”脂漏性脱毛症”へと進行する恐れがあるので注意が必要です。



根元が歪んでいる・くびれがある

根元が歪んでくびれている髪は感嘆詞毛と呼ばれ、“円形脱毛症”の方に多い抜け毛です。
ストレスなどで毛母細胞が正常に働かなくなり、いびつな形の根元になってしまうのです。



根元に白いしっぽのようなものがついている

根元に白いしっぽのようなものがある場合、ヘアサイクルに問題があり、皮脂や乾燥による頭皮トラブルが発生しています。
ホルモンバランスの乱れや栄養不足によって“広汎性脱毛症”になっている可能性も。


いかがでしたか?
危険な抜け毛があった場合、たとえ薄毛が進行していなくても、頭皮の健康状態に問題があると考えられます。
抜け毛の根元をチェックしてヘアケア方法や生活習慣を見直し、健康な髪を育てていきましょう。

【城野親徳の美容コラム】スポーツの秋! 運動して美肌になろう!

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一日中空調がかかっている部屋にいませんか?
そこにいることに体が慣れてしまうと、体温を調整する機能が衰えてしまいます。
体温調整を行う汗腺や毛穴の働きが鈍くなると、肌トラブルを招いてしまう恐れもあります。
毛穴を開かせ正常に働くよう、「スポーツの秋」に美肌を目指してみてはいかがでしょうか?



「スポーツの秋」のメリット

外気に冷やされても、体温が下がらないようにエネルギーを放出し体温維持に努めることを基礎代謝といいます。
基礎代謝が高いほどエネルギーを多く放出して、太りにくい体、血液循環の良い体へと変化します。
寒くなく、程よく汗をかける季節はスポーツするのに最適なのです。



基礎代謝のメリットはダイエットだけじゃない

基礎代謝が上がるということは、「老廃物を溜め込まない」体質になることだといえます。
それは運動することで筋肉量が増え、内臓の血行が良くなり体温を上げることができるからです。
基礎代謝が上がると、脂肪を燃焼し、血行が良くなり、汗をかいて老廃物を排出します。
そのため、基礎代謝が上がることは肌にもよいことなのです。

基礎代謝が上がると、いい汗をかくようになります。
習慣的にいい汗が出ることによって、毛穴の汚れを取り除くことができます。
そのうえに皮脂膜と汗の保湿成分が合わさることで、肌を乾燥から守ります。
いい汗と皮脂で作られる膜は天然の乳液とも呼ばれ、乾燥肌対策に効果的です。



基礎代謝が上がると新陳代謝が上がる

黙っていても消費するエネルギーである「基礎代謝」と、細胞が古いものから新しいものへ変わる「新陳代謝」は、あまり関係ないように思うかもしれません。
しかし新陳代謝が悪くなると、血行不良になり、汗をかきづらく、疲れやすくなるなどということから、基礎代謝を上げることが新陳代謝を正常に近づける手段の一つであるといえます。



運動すると成長ホルモンの分泌量が増える?

成長ホルモンは睡眠中と空腹時、運動後に分泌されます。
筋トレなどで筋肉に負荷をかけ酸素不足になることで、筋肉を修復しようとして成長ホルモン大量に分泌されるのです。
成長ホルモンが大量に分泌されます。そのため筋力トレーニングなどの無酸素運動をするとよいでしょう。
成長ホルモンを促すためには、少しきつめの運動をし、食べ過ぎず、質の良い睡眠を取ることが重要です。

その日の運動の終わりには有酸素運動をお勧めします。
有酸素運動では体脂肪を燃やし、基礎代謝が上がり、リラックス効果もあるため気持ちよく終えられるでしょう。
成長ホルモンが分泌されることで肌は回復へ向かいます。
この夏に受けた肌のダメージを秋の運動で回復を図ってみてはいかがでしょうか?

【城野親徳の美容コラム】 冷え性が老け顔や病気の原因? 秋に冷え性対策を!

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冷え性はニキビができやすくなったり、毛穴の黒ずみが増えたりと肌にさまざまな悪影響を与えます。
さらに冷え性は、肌トラブルだけでなく全身へと悪影響を及ぼします。
ここでは冷え性の悪影響と対策についてシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。



冷えが老け顔に見せる?

肌は外部からのケアでは十分とはいえません。
内側からもケアしていく必要があります。
なぜなら、体や肌が冷えることで血管は収縮し血行が悪くなるからです。
血行が鈍くなると肌の栄養は欠乏し、不純物を送り出せなくなり、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが遅くなります。
そのため、くすみやシミを作ってしまうのです。

最近では、冷えは女性だけにみられる症状ではなくなり、現代人全般に増えてきています。
男性では4人に1人が足先や手先の冷えに悩んでいるのです。
冷えは万病の元と呼ばれ、今は冷え性に悩まされていなくても今後絶対にならないとは言いきれないため、注意が必要です。



冷えの症状

①柔軟性がなくなり体が硬くなります。
②足先が冷えてなかなか温まらないため、眠りにつきにくくなり、不眠になります。
③体が冷えることで毛細血管が収縮します。
血液の酸素を運ぶ力が弱くなることで、だるさを感じることが増えます。
④体が冷えるということは体温調節がうまくできないということです。
そのため免疫力が弱くなり、風邪などの病気にかかりやすくなります。
⑤血管が収縮することで血行が悪くなります。
そうなると肩がこりやすくなり、またその肩こりが頭痛を引き起こすこともあります。
⑥冷えは内臓にも起こります。お腹が冷えてしまうことで下痢や腹痛を引き起こします。
⑦血行が悪くなると水分の排泄力が低下し、むくみやすくなります。
⑧新陳代謝が鈍くなり、肌表面の角質は保湿ができなくなります。
そのまま乾燥が進むと弾力を失い、シワになります。
⑨寒い外から暖房のいいた室内に入った時など、急激な温度変化によって血管が広がることで顔が赤くなることがあります。



冷え性対策

運動をする

根本から改善をしたい場合はやはり運動が大切です。
運動不足では筋肉が細くなり、新陳代謝も落ちて体の体温を維持する力が弱ってしまいます。
ふだん冷えっぱなしの体を、筋肉を刺激して温めることで血行が良くなり、リンパの流れも改善されます。
血行、リンパが改善されれば冷えだけでなくむくみも改善されていきます。
ハードな運動である必要はありません。階段の上り降りや、ウォーキングで大丈夫です。



ゆっくり半身浴をする

体内に溜まった老廃物を排出させるには半身浴がお勧めです。
38~40℃のぬるめのお湯に20~30分間、みぞおちから下をお湯に浸かるようにしましょう。
そうすることで下半身の血の巡りがよくなり、全身が温まって汗がたくさん出てきます。



たんぱく質を摂る

冷えの原因はたんぱく質不足も考えられます。
たんぱく質が不足すると代謝が低下、筋肉も維持できなくなります。
たんぱく質から生成されるアルブミンは血液中の水分調整の働きがあり、これが不足すると血液が濃くなり血行が悪くなるのです。

涼しく動きやすいこの時期は大変貴重です。
半身浴と適度な運動で夏の間に溜まった老廃物を外へ排出するようにしましょう。
また、運動で筋肉が増やすことで体温維持の能力もあがります。
本格的な寒さへの準備をすることで、冷えが原因になるトラブルを防ぐようにしましょう。

【城野親徳の美容コラム】 爪が縦割れするときの原因と正しいネイルケア方法

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スラッと伸び揃えられキレイにお手入れが行き届いた爪は、女性の手元を美しく演出してくれます。
しかし、ふと気が付くと爪が割れたり、折れたりしているということもありますよね。
時には、「爪が縦に割れている……」ということもあるでしょう。
爪が縦に割れると、洋服の繊維に引っかかりやすくなったり、肌をひっかいて傷つけたりすることもあるため注意が必要です。
そこで今回は、爪が縦割れしてしまう原因と正しいネイルケアの方法をシロノクリニック総院長 城野親徳がご紹介します。



爪が縦割れしてしまう原因とは?

爪が縦に割れるという症状は「爪甲縦列症(そうこうじゅうれつしょう)」と言われていて、この原因はさまざまですが、体の内側と外側の両方に原因が隠されています。
爪が縦割れする主な原因は、以下の通りです。
・爪の乾燥
・除光液(アセトン)による刺激
・栄養不足
・血行不良
爪の乾燥や除光液による刺激は外的要因、栄養不足や血行不良は内的要因といえます。



爪が縦割れする外的要因とは

爪の縦割れを引き起こす1つ目の外的要因として爪の乾燥が挙げられますが、水仕事などで手や爪の水分が奪われ乾燥することが原因です。
これに加えて洗剤や石鹸を使用すると、さらに爪が乾燥してしまうため、爪に含まれる水分量が減って縦に割れやすくなってしまうのです。
また、除光液に含まれるアセトンという成分は、爪のうるおいをキープするために必要な水分や油分を奪うという特徴があります。
アセトン入りの除光液を使うたびに爪が弱くなってしまうため注意が必要です。



爪の縦割れを防ぐネイルケア方法

爪の縦割れを防ぐためには、日頃からネイルクリームやオイルで爪を保湿したり、水仕事のときにゴム手袋をして爪を保護したりすることが大切です。
また、除光液を使用するときには、アセトンを含まないノンアセトンタイプを選ぶのもポイント。
オシャレを楽しみながらも、爪への優しさもしっかりと考えていきましょう。

意外にも爪は人に注目される部分です。
いくらオシャレに着飾っていても、爪がボロボロの状態では美しい女性という印象につながりません。
日頃から爪のケアをしっかりと行って、縦割れを防いでいきましょう。

【城野親徳の美容コラム】 肌は夏のダメージを溜めている!? 秋に行う美肌ケア

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夏が終わるころ肌がごわごわしたりカサカサしたりなど、いつも似たような悩みを抱えませんか?
放っておくとその状態と一生付き合うことになるかもしれません。
夏が終わった今こそ、入念に肌をいたわってあげなければいけません。
美容皮膚科 シロノクリニック総院長 城野親徳が肌のダメージとお手入れ方法についてご紹介します。



夏場に受ける肌のダメージ

紫外線を肌に受けるとメラニンが活発になります。
また紫外線が肌の真皮まで届くと、肌の水分量を減少させ細胞を作るためのコラーゲンまで破壊し、弾力やハリを失わせます。
紫外線から受けたダメージによって、古い肌の角質がはがれにくくなります。
古い角質がそのまま残ると、肌のターンオーバーが乱れやすくなってしまいます



秋に抱える肌の悩み

夏場、肌にダメージを受けてしまった結果、秋に入ってから肌のゴワつきカサつきを感じた人は多くいるでしょう。
それは夏のダメージに対抗するために肌の角質が厚くなっているからです。
ゴワついた角質の中にはメラニンが含まれているため、肌がなかなかクリアにならないと感じたら角質ケアも考えてみましょう。
また、シミ・ソバカスができやすい状態になっています。
また、秋は夏よりも乾燥しているため、水分量にも注意しなければなりません。



夏のダメージを取り除こう

角質を薄くする

角質が厚くなっている肌は手入れしてもすぐ内側まで届きません。
最初に角質を取り除くことが肝心です。
しかし、角質を取り除こうと刺激の強い洗顔料やクレンジング剤を使ったりゴシゴシこするように洗顔したりしては、角質層を傷つけてしまう恐れがあります。
洗顔の際にはしっかり洗顔料を泡立てて、撫でるように洗いましょう。

 

保湿をする

角質が薄くなってきたら次は化粧水で潤いを与えましょう。
潤った肌は、バリア機能も働きます。
バリア機能は外部からの刺激を和らげ、ニキビ、吹き出物などの肌トラブルを予防します。
化粧水は浸透性の良い、軽い性質のものが良いでしょう。
乾燥した肌に、まず化粧水の水分が浸透したら、セラミドなどの水分を逃がさない成分でフタをしましょう。

 

皮脂膜の油分を補う

皮膚は皮脂で天然の保護膜をつくり、肌の水分を失わないようにできています。
しかし夏のダメージを受けた肌はこの機能も弱まっているため、基礎化粧品でしっかりフォローしましょう。
また秋は夏と比べ、皮脂分泌量も汗の量も減っているため、洗顔後には水分を失わないように乳液やクリームで肌に油分を与えることが大切です。
油分を与えられることで肌は保湿されバリア機能も回復します。

 

良質な睡眠をとる

すべてのスキンケアでいわれることですが、ストレスや睡眠不足は大敵です。
スキンケアを行った後には、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。



夏が終わり、もう強い紫外線がないからといって安心できるわけではありません。
秋に入り、夏の間に受けたダメージをしっかり抜いてあげることで、肌の老化を防ぎ、潤いのある肌を維持できるようになります。
この時期こそ入念にケアすることが大切なのです。

【城野親徳の美容コラム】 秋に差が出る! 夏肌のインナードライ対策

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夏の肌のお悩みとして多いのが、過剰な皮脂による「テカリ」や、毛穴のつまり、ニキビなどです。
気温が上がる夏は、汗や皮脂の分泌が盛んになります。
正しい洗顔やスキンケアで肌を清潔に保ち、皮脂の分泌をコントロールするのも大切なのですが、見落としがちなのが「乾燥」です。

実は、夏の肌は表面的に潤っているように見えても内側が乾燥している「インナードライ」に陥りやすいのです。

美容皮膚科 シロノクリニック総院長 城野親徳が夏のインナードライ対策についてお伝えします。



夏のインナードライはなぜ起こる?

紫外線を浴びることの多い夏の肌は、紫外線のダメージやエアコンの影響などで肌表面の角質層が乱れがちです。
角質層には、外部からの刺激を防いだり、肌の内側の水分を守ったりする働きがあるのですが、角質層の働きが低下することで、肌の内側の水分はどんどん蒸発してしまいます。
また、汗をかきやすい夏は体内の水分量が少なくなりやすいもの。
このことも肌を乾燥させる要因になります。

肌の内側が乾燥すると、これ以上乾燥を進行させないために、皮脂を大量に分泌して水分を守ろうとする働きが強まります。
肌表面には皮脂が過剰になってテカリなどが起こりやすくなる反面、肌の内側は乾燥しきっている「インナードライ」の状態はこうして起こるのです。



夏肌のインナードライ対策は?

夏の肌をインナードライから守るためには、以下のようなことを心掛けましょう。

紫外線対策をしっかりと!

紫外線対策が重要なのは、日焼けやシミの予防のためだけではありません。
肌のターンオーバーを整え、乾燥を防ぐためにもきちんと紫外線対策することが大切です。
日中は日焼け止めを必ず使用して、小まめな塗り直しを意識しましょう。

 

保湿ケアを徹底する

ベタつくのを嫌って、夏は乳液やクリームを使わないという方が多く見られます。
でも、化粧水で水分を補っただけでは蒸発しやすく、さらなる乾燥につながってしまいます。
スキンケアの仕上げには、乳液を薄く伸ばして蒸発を防ぎましょう。
乾燥が特に気になる場合は、シートマスクなどを使用して集中的にケアするのも◎

 

角質ケアも有効

紫外線の刺激を受けたり、それによってターンオーバーが乱れたりすると角質は厚く、固くなってしまいます。
古い角質が肌に溜まったままだと、スキンケアで保湿しようとしてもうまく浸透せず、効果が表れにくいもの。
刺激の少ないタイプのピーリングなどを使用して角質ケアを行うのも大切です。


夏にしっかりとインナードライ対策をしておくことで、空気が乾燥する秋冬の肌に大きな差が出てきます。
表面が潤っているからと気を抜かず、夏もしっかりと保湿対策を心掛けていきたですね。