シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

【城野親徳の美容コラム】 肌は夏のダメージを溜めている!? 秋に行う美肌ケア

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夏が終わるころ肌がごわごわしたりカサカサしたりなど、いつも似たような悩みを抱えませんか?
放っておくとその状態と一生付き合うことになるかもしれません。
夏が終わった今こそ、入念に肌をいたわってあげなければいけません。
美容皮膚科 シロノクリニック総院長 城野親徳が肌のダメージとお手入れ方法についてご紹介します。



夏場に受ける肌のダメージ

紫外線を肌に受けるとメラニンが活発になります。
また紫外線が肌の真皮まで届くと、肌の水分量を減少させ細胞を作るためのコラーゲンまで破壊し、弾力やハリを失わせます。
紫外線から受けたダメージによって、古い肌の角質がはがれにくくなります。
古い角質がそのまま残ると、肌のターンオーバーが乱れやすくなってしまいます



秋に抱える肌の悩み

夏場、肌にダメージを受けてしまった結果、秋に入ってから肌のゴワつきカサつきを感じた人は多くいるでしょう。
それは夏のダメージに対抗するために肌の角質が厚くなっているからです。
ゴワついた角質の中にはメラニンが含まれているため、肌がなかなかクリアにならないと感じたら角質ケアも考えてみましょう。
また、シミ・ソバカスができやすい状態になっています。
また、秋は夏よりも乾燥しているため、水分量にも注意しなければなりません。



夏のダメージを取り除こう

角質を薄くする

角質が厚くなっている肌は手入れしてもすぐ内側まで届きません。
最初に角質を取り除くことが肝心です。
しかし、角質を取り除こうと刺激の強い洗顔料やクレンジング剤を使ったりゴシゴシこするように洗顔したりしては、角質層を傷つけてしまう恐れがあります。
洗顔の際にはしっかり洗顔料を泡立てて、撫でるように洗いましょう。

 

保湿をする

角質が薄くなってきたら次は化粧水で潤いを与えましょう。
潤った肌は、バリア機能も働きます。
バリア機能は外部からの刺激を和らげ、ニキビ、吹き出物などの肌トラブルを予防します。
化粧水は浸透性の良い、軽い性質のものが良いでしょう。
乾燥した肌に、まず化粧水の水分が浸透したら、セラミドなどの水分を逃がさない成分でフタをしましょう。

 

皮脂膜の油分を補う

皮膚は皮脂で天然の保護膜をつくり、肌の水分を失わないようにできています。
しかし夏のダメージを受けた肌はこの機能も弱まっているため、基礎化粧品でしっかりフォローしましょう。
また秋は夏と比べ、皮脂分泌量も汗の量も減っているため、洗顔後には水分を失わないように乳液やクリームで肌に油分を与えることが大切です。
油分を与えられることで肌は保湿されバリア機能も回復します。

 

良質な睡眠をとる

すべてのスキンケアでいわれることですが、ストレスや睡眠不足は大敵です。
スキンケアを行った後には、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。



夏が終わり、もう強い紫外線がないからといって安心できるわけではありません。
秋に入り、夏の間に受けたダメージをしっかり抜いてあげることで、肌の老化を防ぎ、潤いのある肌を維持できるようになります。
この時期こそ入念にケアすることが大切なのです。