シロノクリニック城野親徳の美容コラム

シロノクリニックの城野親徳です。レーザー治療、美容皮膚科の治療において、国内屈指の症例数を持ち、25年以上に渡り美容レーザーのパイオニアとして走り続けてきました。クリニック経営の傍ら、ドクターズコスメを開発、提供し、ドクターシーラボCEOも務めています。

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年明けの今の時期は、全国的に1年中で最も寒くなる季節です。
室内にいても手足が冷えていたり、そのせいでなかなか寝付けないといった冷え性に悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

冷え性の改善には、カイロなどで温めたり衣類で防寒したりといった外側からの対策も大切ですが、食生活に気をつけて代謝を高めるといった内側からの対策も重要になってきます。

冷え改善のために意識したい食生活のポイントについて、美容皮膚科 シロノクリニック城野親徳がお伝えします。




冷え性の主な原因は食生活の乱れ

寒い季節と言っても冷えとは無縁の人もいます。逆に、年間を通じて冷え性に悩まされているという方もいます。
その違いとして考えられるのは、「筋肉量」や「体内での代謝(脂肪燃焼)がしっかりと行われているかどうか」といった点。
そしてこれらに大きな影響を与えるのが毎日の食生活です。

ダイエットなどによる偏った食生活は、身体を冷やしてしまう大きな原因になります。
冷えに悩む人は、食生活を見直してみることが体質改善のカギと言えるでしょう。




身体の中から熱を生み出す! 食生活のポイント

「炭水化物抜き」はNG!

ごはんやパンなどを摂らない「炭水化物抜き」ダイエットが人気ですが、炭水化物抜きを続けていると身体が冷えやすくなることがわかっています。
食べ過ぎはいけませんが、身体を冷やさないためには適量の炭水化物をきちんと摂ることが大切です。
きちんと脂肪を燃焼できる身体を作ることは、結果的にダイエットにも役立ちますよ。



たんぱく質も大切

身体の中で熱を最も多く生み出すのは筋肉です。
その筋肉を作るのが、肉や魚、大豆製品などに含まれる「たんぱく質」です。
肉類もダイエット中には避ける方が多いかもしれませんが、脂身の少ない肉などを選んで積極的に摂るようにしましょう。



腸内環境を整える

腸内細菌のバランスが乱れ悪玉菌が増えると、腸の消化・吸収力が低下して代謝が悪くなり、身体の冷えにつながります。
お通じを良くする効果のある食物繊維を含む野菜類や、腸内の善玉菌を増やすヨーグルトや味噌、チーズなどの発酵食品を摂るようにしましょう。



貧血を予防する

血液中の赤血球(ヘモグロビン)は、全身に酸素を運ぶ役割を担っています。
赤血球やヘモグロビンの量が少ない貧血の状態になると酸素の運搬がうまくいかなくなり、末端の冷えなどにもつながります。
レバーや魚介類など鉄分を含む食品や、鉄の吸収を助けるたんぱく質やビタミンCを摂って貧血予防しましょう。




毎日の食事では上記のようなポイントを意識して、身体の中から熱を生み出すことを意識しましょう。合わせて適度な運動なども心掛けて冷えない体質を目指していきましょう。